木曽川堤(サクラ)
From Wikipedia, the free encyclopedia
愛知県と岐阜県の県境を流れる木曽川の、犬山市から弥富市まで続く堤防(いわゆる御囲堤)の江南市草井町から一宮市北方町までの区域の両法面にあるサクラ並木である。1884年(明治17年)の洪水で損傷した堤防の補修工事のさい、愛知県知事勝間田稔の呼び掛けで、1885年(明治18年)、地元の住民により堤防上の松を伐採し、約1800本のエドヒガン、シダレザクラと共に少数のヤマザクラが植樹されたもので、ソメイヨシノを植樹しない点が日本各地のサクラ並木に対して特徴がある。1927年(昭和2年)「木曽川堤(サクラ)」として、国の名勝、天然記念物に指定された。
天然記念物に指定された時点の本数は1871本であった。伊勢湾台風の暴風による倒木や、枯死、伐採、御囲堤上の県道の拡張などもあり、桜は約400本まで減少したが、その後新たに植樹されている。2025年現在は一宮市黒岩から同市北方町にかけて明治時代に植樹した桜が多く残る。江南市内の木曽川堤で明治時代の桜は小杁地区にわずかに残るのみであり、大部分は新たに植樹したものである。