未来の捕食動物
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| 未来の捕食動物 Future Predator | |
|---|---|
| 初登場 | 第1章第6話「未知なる獣」 |
| 最後の登場 | 第5章第6話「希望の光」 |
| 作者 |
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未来の捕食動物(みらいのほしょくどうぶつ、英:Future predator)は、イギリスのSFテレビドラマ『プライミーバル』に登場する、未来に生息する架空の捕食動物。番組のプロデューサーであったティム・ヘインズとエイドリアン・ホッジスが考案し、ダレン・ホーレイがデザインした。飛翔性を喪失した大型の翼手目の子孫であり、シリーズを通して複数回登場する。視聴者からは肯定的な評価を受け、また繰り返し登場していてかつ制止が困難であることから、一部の批評家から『プライミーバル』におけるダーレク[注 1]と呼ばれている。
『プライミーバル』の中枢の物語は、現代と過去との間に発生して様々な先史時代の生物を流入させる、「時空の亀裂」または「アノマリー」と呼ばれるタイムポータルを中心に展開する。番組の制作中に本作のプロデューサーは、時空の亀裂が論理的には現代と未来とを同様に接続できるはずであると結論した[1]。未来の捕食動物は翼手目の子孫にして飛翔性を失った大型の捕食動物であり[2]、体サイズは直立時に身長2.5メートルに達する[3]。平常時は四足歩行でナックルウォークを行うが、俊敏な走行や二足歩行も可能である。祖先の翼から進化した前肢が長く伸びており、跳躍や樹木・建造物へ登ることも可能である。狩猟行動を発達した高周波の反響定位に頼っており、目が退化している[2][4]。 日本語版監修の冨田幸光によれば、第四紀完新世のように季節変化を伴う地球の気候が持続した場合には恒温動物である哺乳類が大型脊椎動物相において優勢であり、また哺乳類の大多数を占める齧歯目あるいは翼手目から進化的な動物食性動物が出現するとされ、本生物の進化が合理化されている[5]。
本生物はシリーズのデジタルテクスチャ主任のダレン・ホーレイがデザインした。制作へ携わる中でホーレイが受けた説明は、未来の捕食動物が不吉な外見を持ちかつあまり非現実的でない二足歩行可能な四足歩行の生物というものであった。ホーレイは当該生物に目が存在しなければより奇妙になるであろうと判断した。捕食動物の当初のデザインは恐竜にインスパイアされた頭部を持つ爬虫類になる予定であったが、制作総指揮のティム・ヘインズからのフィードバックを受け、後に使用することになるより異様なデザインに変更された[1]。未来の捕食動物のコンセプトはドゥーガル・ディクソンによる思弁進化に関する1981年の書籍『アフターマン』に登場する非飛翔性の大型の捕食性コウモリ(ナイトストーカー)にインスパイアされた可能性があり、ディクソン自身はダレン・ナイシュとの対談においてナイトストーカーがインスピレーションを与えたとの考えを述べている[6]。他に考えられる本生物へのインスパイア元としては、他に『エイリアン』シリーズのエイリアン(デザインやエピソード中のショット)や、『プレデター』シリーズのプレデター(聴覚)がある[4]。
第1章第6話「未知なる獣」でライオンを襲撃した際に現場に残った血痕からDNAが採取され[5]、これ以降未来の捕食動物は翼手目の子孫としてシリーズを通して主張されているが[5]、デザイン(特にボディプラン)は霊長目を強く想起させるものでもある。未来の捕食動物が翼手目から自然に進化した未来の子孫であるのか、あるいは生物工学により生み出されたものであるのかは、番組中で明確には明かされていない。翼手目だけでなくヒトとの繋がりも意図されている可能性があると示唆する批評家もいる。作中の時間軸にどのような変動が生じた場合でも未来の捕食動物が登場し続けているため、その起源も番組を通して変化している可能性がある[7]。