未知なる獣
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| 未知なる獣 | |||
|---|---|---|---|
| 『プライミーバル』のエピソード | |||
| 話数 | シーズン1 第6話 | ||
| 監督 | ジェイミー・ペイン | ||
| 脚本 | エイドリアン・ホッジス | ||
| 制作 | ティム・ヘインズ | ||
| 音楽 | ドミニク・シェラー[1] | ||
| 作品番号 | 6 | ||
| 初放送日 | |||
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「未知なる獣」(みちなるけもの)は、イギリスのSFドラマ『プライミーバル』の第1章第6話にして最終話。イギリスではITVで2007年3月17日に初放送された。本作では新たな時空の亀裂が開き、調査チームは自分たちが過去からではなく未来からやって来た高度に進化した捕食動物との激しい戦いに晒されていることを悟る。
あらすじ
ディーンの森にペルム紀へ通じる時空の亀裂が開く。そこから現代に入り込んだ生物は柵を破って近隣のウェリントン動物園に侵入し、オスのライオン1頭と従業員3人を殺害する。生物の正体を知るヘレン・カッターはスティーブンとコンタクトを取って内務省の役人2人とニックを呼び出し、高度に進化した未来の生物が営巣して人間を餌にしていると警告する。過去改変の可能性を極限まで小さくするため生物は生きたまま亀裂へ戻す方針を採ったニックであったが、生物が危険すぎることと、殺害しても過去に影響がないことから、特殊部隊に生物の射殺命令を下してディーンの森へ突入する。しかし想定を上回る俊敏性と探知能力に翻弄され、特殊部隊は1人ずつ森の中に引きずられて戦力を削がれてゆく。
動物園のライオンの檻で未知のコウモリの血液が得られたこと、そして高周波の音波を感知できる犬が生物襲撃の直前に吠えていたことから、生物の正体はコウモリの子孫であることが判明する。コナー・テンプルがコウモリの襲撃を辛うじて躱してオシロスコープを回収し、調査チームはコウモリの巣を発見して既に生まれていた幼体を確保、そして子の危機を察知して襲撃に来た成体の射殺に成功する。
一夜明け、ニックとヘレンおよび特殊部隊は、危険回避のため未来への亀裂を封鎖すべくペルム紀に出発する。しかし現代で駆除されたコウモリが解剖の結果オスであると判明すると共に、亀裂探知のため帰巣本能に期待されて連れられていた幼体を追いかけメスの成体がペルム紀に侵入する。ニックが以前ペルム紀で目撃したキャンプ場が自らの未来の姿であることを悟るや否や、メスのコウモリが特殊部隊を襲撃し、部隊は全滅して幼体がケージから解放されてしまう。しかしキャンプ場はペルム紀土着の捕食者ゴルゴノプス類の縄張りにあり、騒音を聞きつけたゴルゴノプス類と未来生物の間で死闘が繰り広げられる。片目を失いながらもゴルゴノプス類がコウモリを倒して片は付いたが、解放されたコウモリの幼体が2匹ペルム紀に取り残されることとなる。
未来の亀裂への探求心を人間社会よりも優先するヘレンと別れて現代に帰還したニックは、恋仲になりつつあったクローディアの存在が歴史から消えてしまったことを知る。
連続性
本作から第2章第2話「オフィス街の霧」までは連続したエピソードとなっている。
キャスト
日本語吹替声優は左からNHK放送版[2]、DVD版の順。
- ニック・カッター
- 演 - ダグラス・ヘンシュオール、声 - 堀内賢雄/大塚芳忠
- スティーブン・ハート
- 演 - ジェームズ・マレー、声 - 川本克彦/加瀬康之
- コナー・テンプル
- 演 - アンドリュー・リー・ポッツ、声 - 宮下栄治/浪川大輔
- アビー・メイトランド
- 演 - ハナ・スピアリット、声 - 斉藤梨絵/足立友
- クローディア・ブラウン
- 演 - ルーシー・ブラウン、声 - 加藤優子/小林さやか
- ヘレン・カッター
- 演 - ジュリエット・オーブリー、声 - 唐沢潤/赤池裕美子
- ジェームズ・レスター
- 演 - ベン・ミラー、声 - 横島亘/御園行洋
- トム・ライアン
- 演 - マーク・ウェイクリング、声 - 藤真秀/一馬芳和
登場する生物
製作
未来生物を扱う書籍『アフターマン』の著者ドゥーガル・ディクソンと古生物学者ダレン・ナイシュは、『アフターマン』に登場するナイト・ストーカーと呼ばれる地上棲コウモリと本作の未来生物の類似性を指摘し、ナイト・ストーカーがインスパイアした可能性があると対談で述べた[4]。捕食動物はデジタル環境で製作され、ロケ地に赴かずして演出が可能であった。捕食動物のデザインを担当したデジタルテクスチャリーダーのダレン・ホーレイはこの柔軟な製作体勢を喜ばしく感じ、彼らが手掛けた中で最高のテレビ作品が出来たと自負した[5]。
なお、未来の捕食動物とゴルゴノプス類の戦闘シーンが本作のイメージとして使用されているが、捕食動物との戦闘で首に傷を負ったゴルゴノプス類のモデルが2007年の映画『アドベンチャー・オブ・ジ・アース』のパッケージに流用されている。パッケージを飾っているのはティラノサウルスであり、系統的に全く異なるゴルゴノプス類の頭部を合成したことで科学的に正しくない状態になっている[6]。