杉捷夫
From Wikipedia, the free encyclopedia
新潟県柏崎市出身。旧制柏崎中学・旧制三高を経て、1926年東京帝国大学仏文科卒業。高千穂高等商業学校(現高千穂大学)、立教大学、東北帝国大学で教えた後、1949年から東京大学教養学部教授、56年文学部教授。1964年に定年退官後は立教大学教授、1968年、東京都立日比谷図書館長となり、土岐善麿以来13年ぶりの文化人館長として話題になった。1976年日本学士院会員。
プロスペル・メリメやギ・ド・モーパッサンの翻訳で知られ、その多くが岩波文庫等に入って読み継がれた。 研究者としては『フランス文芸批評史』などの著書がある。
平和運動にも熱心で、1950年代、戦没学生の「わだつみ会」再建に尽力した。また死去直前の1989年には、蔵書1万8千冊を、1991年開館の早稲田大学の新中央図書館に寄贈することに決めていた。
単著
- 『フランス文学雑筆』(白水社) 1939年
- 『フランス文学論稿』(実業之日本社) 1942年
- 『概観フランス文学 十七世紀迄』(生活社) 1944年
- 『フランス文学論』(酣燈社) 1947年
- 『平和の証言』(岩波新書) 1952年
- 『フランス文学 朝日新講座』(朝日新聞社) 1952年
- 『朝の詩人 批評論と作家論』(三笠書房、三笠文庫) 1953年
- のちカルチャー出版社、フランス文学シリーズ 1975年
- 『スタール夫人 「文学論」の研究』(筑摩書房) 1958年
- 『フランスだより その他』(東京学風書院) 1959年
- 『こころとの対話 人間と平和への思索』(番町書房) 1966年
- 『フランス文芸批評史』上(筑摩書房) 1977年
- 『人の影・本の蔭』(岩波書店) 1983年