梅垣敬三

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梅垣 敬三
うめがき けいぞう
居住 日本の旗 日本
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オーストラリアの旗 オーストラリア
国籍 日本の旗 日本
研究分野 化学
研究機関 国立栄養研究所
国立健康・栄養研究所
昭和女子大学
出身校 静岡薬科大学卒業
静岡薬科大学大学院
博士課程修了
主な業績 健康食品の
安全性・有効性情報の
データベースの構築
主な受賞歴 日本食品衛生学会奨励賞
日本栄養改善学会賞
日本ビタミン学会
企画・技術・活動賞
プロジェクト:人物伝
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梅垣 敬三(うめがき けいぞう)は、日本化学者食品衛生学栄養学)。学位薬学博士静岡薬科大学・1985年)。一般社団法人日本食品安全協会副理事長

国立栄養研究所研究員国立健康・栄養研究所応用食品部食品保健機能研究室室長独立行政法人国立健康・栄養研究所情報センターセンター長、国立健康・栄養研究所食品保健機能研究部部長昭和女子大学生活科学部教授などを歴任した。

食品衛生学栄養学を専攻する化学者である[1]。健康食品について消費者に対する情報提供の重要性を訴えており[2]医薬基盤・健康・栄養研究所のデータベース『〈健康食品〉の安全性・有効性情報』の開発を手掛けたことでも知られている[3]国立栄養研究所[1][4][5][6]国立健康・栄養研究所で研究に従事し[1][6]昭和女子大学で教鞭を執った[1][5][6]

来歴

生い立ち

静岡薬科大学に進学し[1][4][5][6][† 1]、1980年(昭和55年)に卒業した[1][4][5][6]。それに伴い、薬学士称号を取得した[† 2]。さらに静岡薬科大学の大学院に進学し[1][4][5][6]、博士論文として「脳卒中易発性高血圧自然発症ラットの血小板機能の変化についての研究」[7]に執筆した。1985年(昭和60年)に大学院における博士課程を修了し[1][4][5][6]薬学博士学位を取得した[7][8][† 3]

化学者として

アメリカ合衆国に渡り、1985年(昭和60年)にミシガン州立大学にて生化学部の客員研究員となった[1][4][6]日本国に帰国し、1986年(昭和61年)に厚生省施設等機関である国立栄養研究所に採用され[4][† 4][† 5]、同年より研究員として勤務する[1][6]

国立栄養研究所が国立健康・栄養研究所となっても引き続き勤務し[† 6]、1994年(平成6年)には応用食品部にて食品保健機能研究室の室長に昇任した[4]。国立健康・栄養研究所は2001年(平成13年)1月に厚生労働省の施設等機関となり、さらに同年4月からは厚生労働省の所管する独立行政法人とされたが[† 7]、以降も引き続き勤務しており、同年には健康影響評価研究室の室長に就任している[4]。2006年(平成18年)には情報センターの健康食品情報プロジェクトにてプロジェクトリーダーを務めた[4]。2008年(平成20年)には情報センターのセンター長に就任した[1][6]。なお、国立健康・栄養研究所での勤務の傍ら、厚生労働省においては新開発食品保健対策室に併任されていた[4]オーストラリア連邦においてはオーストラリア連邦科学産業研究機構の人間栄養部の客員研究員も兼任していた[4]

その後、独立行政法人である国立健康・栄養研究所は、同じく厚生労働省の所管する独立行政法人である医薬基盤研究所と統合されることになり、厚生労働省の所管する国立研究開発法人として医薬基盤・健康・栄養研究所が発足した。医薬基盤研究所や国立健康・栄養研究所は医薬基盤・健康・栄養研究所の設置・運営する研究機関の一つとなったが、以降も引き続き国立健康・栄養研究所に勤務した。2017年(平成29年)には食品保健機能研究部にて部長に就任した[1][6]。2018年(平成30年)に国立健康・栄養研究所を定年退職した[6]

その後、昭和女子大学に採用され[1][5][6]、2018年(平成30年)に生活科学部教授に就任した[1][5][6]。生活科学部においては主として食安全マネジメント学科の講義を担当した[1][5][6]。また、母校の流れをくむ静岡県立大学においては2022年(令和4年)より客員教授を兼任しており[6]、大学院の薬学研究院にて附属薬食研究推進センターの客員教員であった[9]。2023年(令和5年)に昭和女子大学を定年退職した[6]

そのほか、専門分野の知識を生かして地方公共団体の役職も務めていた[1][6]内閣府審議会等である食品安全委員会消費者委員会では専門委員[1][6]、厚生労働省の審議会等である薬事・食品衛生審議会で臨時委員[1][6][† 8]東京都では食品安全情報評価委員会の委員などを務めていた[1][6]。また、一般社団法人である日本食品安全協会においては副理事長を務めた[10]

研究

専門は化学であり、特に食品衛生学や栄養学といった分野の研究に従事していた[1]。食品について「さまざまな問題点がまだあるし、健康維持増進の可能性も秘めている」[2]としており、食品の研究の推進は社会の利益や科学の発展に資すると指摘している[2]。そのうえで「企業による研究や、資金の研究機関への提供は、もっと進めてほしい」[2]としつつ、その研究を誰が実施しどのような資金提供を受けているかを公開することが重要だと指摘している[2]。また、医薬基盤・健康・栄養研究所の『〈健康食品〉の安全性・有効性情報』[11]の構築や運用を手掛けていた[3]

「ラットにおけるペンタクロロベンゼンの代謝に及ぼす食餌の影響に関する研究」[12]の業績により、1994年度(平成6年度)に日本食品衛生学会奨励賞を授与されている[12]。また、「各種食品成分の酸化ストレス等に対する防御作用に関する研究」[13]の業績により、2003年(平成15年)9月16日に日本栄養改善学会賞を授与されている[13]。さらに、「『健康食品』の安全性・有効性情報データベースを介した科学的根拠に基づく情報の普及活動」[14]が評価され、2016年度(平成28年度)には日本ビタミン学会企画・技術・活動賞を授与されている[14]

略歴

賞歴

著作

共著

  • 菱田昌孝ほか共同執筆『健康食品の安全・安心な食べ方』東京教育情報センター、2007年。ISBN 9784808144845
  • 藤澤良知・芦川修貮・古畑公編著、宮田房夫ほか著『よくわかる栄養教諭――食育の基礎知識』同文書院、2009年。ISBN 9784810313611
  • 藤澤良知ほか編著『よくわかる栄養教諭』同文書院、2016年。ISBN 9784810314519

編纂

翻訳

  • Pharmacist's Letterエディターズ・Prescriber's Letterエディターズ編、国立健康・栄養研究所監訳、山田和彦・梅垣敬三・田中平三訳者代表『健康食品データベース』第一出版、2007年。ISBN 9784804110967

脚注

関連人物

関連項目

外部リンク

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