梅村恭司

From Wikipedia, the free encyclopedia

梅村 恭司
うめむら きょうじ
生誕 1959年
教育 東京大学工学部卒業
東京大学大学院
工学系研究科修士課程修了
業績
専門分野 情報工学
勤務先 日本電信電話公社
日本電信電話
豊橋技術科学大学
成果 未踏テキスト情報中の
キーワードの
自動抽出システムの研究
未踏テキスト用シソーラスの
自動構築システムの開発
QuickSolutionの
基礎アルゴリズムの開発
受賞歴 言語処理学会論文賞
人工知能学会研究会優秀賞
FIT論文賞
テンプレートを表示

梅村 恭司(うめむら きょうじ、1959年昭和34年〉 - )は、日本計算機科学者情報工学)。学位博士(工学)東京大学・1992年)。豊橋技術科学大学名誉教授

日本電信電話公社日本電信電話株式会社での勤務を経て、豊橋技術科学大学工学部教授などを歴任した。

情報工学を専攻する計算機科学者である[1]情報処理推進機構未踏ソフトウェア創造事業における「未踏クリエータ」の一人でもある。検索エンジン「QuickSolution」の開発を手掛けたことでも知られる[2]日本電信電話公社[3][4]日本電信電話で研究に従事したのち[5]豊橋技術科学大学で教鞭を執った[3][4][5]

来歴

生い立ち

1959年(昭和34年)に生まれた[4][6]東京大学に進学し[3]工学部の計数工学科にて学んだ[3]。1981年(昭和56年)に東京大学を卒業し[3]工学士称号を取得した[† 1]。さらに東京大学の大学院に進学し[3][4][5]工学系研究科の情報工学専攻にて学んだ[3][4][5]。1983年(昭和58年)に大学院における修士課程を修了した[3][4][5]。それに伴い、工学修士学位を取得した[† 2]。なお、後年になって「プログラムトランスレータの構成法に関する研究」[7]と題した博士論文を執筆していた。その結果、1992年(平成4年)3月16日に東京大学から博士(工学)の学位が授与されている[7][8]

計算機科学者として

1983年(昭和58年)に郵政省の所管する特殊法人である日本電信電話公社に採用され[3][4][† 3][† 4]、同年に電気通信研究所に配属された[3][4]。日本電信電話として民営化されて以降も引き続き勤務しており[† 5]、日本電信電話のソフトウェア研究所に勤務した[9]

その後、豊橋技術科学大学に転じることになり[3][5]、1995年(平成7年)に工学部助教授として着任した[3][5]。工学部においては主として情報工学系の講義を担当した[5]。2004年(平成16年)に工学部の教授に昇任した[3][5]。なお、同年に豊橋技術科学大学はから同名の国立大学法人に移管されたが、以降も引き続き勤務した。教授となってからも情報工学系の講義を担当していたが[5]、のちに情報・知能工学系の講義を担当した[1]。2024年(令和6年)に定年退職した[10]。同年、これまでの功績により豊橋技術科学大学より名誉教授の称号が授与されている[11][† 6]

研究

専門は計算機科学であり、特に情報工学などの分野にて研究に取り組んでいた[1]。具体的には、情報検索[12]LISPと記号処理[12]、コンパイラ[12]、オペレーティングシステム[12]、統計に基づく自然言語処理[12]、などといった研究に従事していた。言語学と計算機科学の双方に関する研究が多い。情報処理推進機構の「未踏クリエータ」でもあり、未踏ソフトウェア創造事業において「未踏テキスト情報中のキーワードの自動抽出システム」[13]、および、「未踏テキスト用シソーラスの自動構築システムの開発」[14]の2件が採択されている。2003年(平成15年)から2005年(平成17年)にかけては未踏ソフトウェア創造事業のプロジェクトマネージャを務めた[3][15][16][17]。また、住友電工情報システムの検索エンジンである「QuickSolution」の開発に際しては、基礎アルゴリズムを手掛けている[2]

「Improvements of Katz K Mixture Model」[18]の業績が評価され、2005年(平成17年)に言語処理学会論文賞を授与された[19]。また、「検索対象としてのデスクトップイメージ画像」[20]の業績が「個人の活動情報の蓄積と活用において画期的な提案」[3]と評価され、「着眼と着想が斬新であり、かつ、アイディアに留まることなくプロトタイプシステムが実践的である」[2]との理由により、2013年(平成25年)6月6日の人工知能学会全国大会に際して人工知能学会研究会優秀賞が授与された[21]。さらに、「特徴選択を導入した低・ゼロ頻度N-gramの効率的な尤度比推定法」が評価され、2021年(令和3年)にFIT論文賞を授与されている[22]

学術団体としては、情報処理学会[1]電子情報通信学会[1]日本ソフトウェア科学会[1]、計量国語学会[1]計算機協会[1]計算言語学会[1]、などに所属していた。

人物

豊橋技術科学大学に勤務していた際には武道部の活動にも参加しており[23]、空手道で汗を流していた。武道部のウェブサイトにおいては初段取得者の一人として紹介されている[23]

略歴

賞歴

著作

単著

  • 梅村恭司著『Smalltalk-80入門』サイエンス社、1986年。ISBN 4781904556
  • 梅村恭司著『考える道具としてのMacintosh/HyperCard』共立出版、1989年。ISBN 4320024842
  • 梅村恭司著『C++プログラミングの急所とスタイル』共立出版、1995年。ISBN 4320027590

共著

  • 梅村恭司・白倉悟子著『プログラミングの基礎』朝倉書店、1997年。ISBN 4254127030
  • 梅村恭司研究代表『大規模かつ未知語を含むコーパスを対象にした固有名詞関係抽出に関する研究』梅村恭司、2005年。NCID BA79303269

翻訳

  • Pieter Adriaans・Dolf Zantinge著、山本英子・梅村恭司訳『データマイニング』共立出版、1998年。ISBN 432002897X
  • George Changほか著、武田善行・梅村恭司・藤井敦訳『Webマイニング』共立出版、2004年。ISBN 4320120876

分担執筆、寄稿、等

脚注

関連項目

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI