森岡健二
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業績
近代語の成立に関して、英華辞典や英和辞典における訳語を方法の変遷から調査し、それを中村正直や西周などの翻訳や聖書和訳と対照することで、それぞれの果たした役割を明らかにした[4]。また、学術用語の翻訳法を日本語における漢字の機能の点から分析し、訳語の定着度と関連付けた[4]。
近代の語法・文体に関しては、言文一致を支える基盤として「汎共通語」を提唱し、中世以降の口語系資料に共通して用いられ続ける実態に迫った[4]。その体系は不特定多数に向けた伝達に主眼を置くもので、森岡は「場に制約されない文字言語によって支えられる」という立場を取った[4]。
文法論に関しては、アメリカの記述主義言語学が出発点であるが、詞辞論においては松下大三郎、統語論においては橋本進吉の影響も指摘される[5]。
このほかに沖縄文学の研究もある。