森敬
日本の経済学者
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生涯
東京出身[1]。慶應義塾大学経済学部卒業。専門とする計量経済学のマクロ経済研究にとどまらず、インキュベーション(起業)、都市情報機能の地震対策[2]など、幅広い分野の研究を行なった。とくにインキュベーションの研究においては、単に起業支援の仕組みやその経済的影響の研究にとどまらず、太陽光自動集光・伝送装置「ひまわり」を開発し、自らも起業を実践した。
森が開発した「ひまわり」は、1978年(昭和53年)にプロトタイプが完成し、1988年(昭和63年)に市販された。平面レンズで太陽光を集光し、その光を光ファイバーで室内や地下、ビルの陰などに送る装置で、レンズは太陽の動きを自動的に追尾して常に太陽に正対する。とくに、集光の際に色収差により有害な紫外線や赤外線を除外し、可視光のみを集めて伝送することに特長がある。日照権問題の解決、植物栽培や海洋牧場による地球環境改善、病気の治療など、幅広い分野への応用が可能である。
この功績に対し、死後の1990年5月にカーネギーメロン大学からハーバート・サイモンらとともに名誉博士号が贈られた[3]。