毒薬と老嬢 (映画)

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予告編

毒薬と老嬢』(どくやくとろうじょう、Arsenic and Old Lace)とは、1944年公開のアメリカ合衆国ブラック・コメディ映画。

ジョセフ・ケッセルリング英語版の同名戯曲『毒薬と老嬢』をジュリアス・J・エプスタインフィリップ・G・エプスタインが脚色し、フランク・キャプラが監督した。主演はケーリー・グラント[3]

舞台版のプロデューサーとはブロードウェイでの公演が終わるまで公開しないという契約で、公開日を1942年9月30日に予定していたが、舞台が3年半のロングランとなり、1944年まで公開できなかった。

主人公モーティマー・ブルースターの役には当初ボブ・ホープが検討されたが、ホープとパラマウントとの契約上それは叶わなかった。グラントが受ける前、キャプラはジャック・ベニーロナルド・レーガンにも声をかけていた。「ボリス・カーロフに顔がそっくり」なジョナサン・ブルースター役は、ブロードウェイではボリス・カーロフ本人が演じていたが、撮影で舞台に出られなくなるとチケットが売れなくなると危惧するプロデューサーのために出演を見合わせた。その代わり、映画の中で自分の名前を使うことは許可した[4]。映画ではレイモンド・マッセイがその役を演じた[5][Note 1]。映画版には他にプリシラ・レインジャック・カーソンエドワード・エヴァレット・ホートン英語版ピーター・ローレが出演した。

叔母のブルースター姉妹アビーとマーサを演じるジョセフィン・ハルジーン・アデーア、それにテディを演じるジョン・アレグザンダー英語版は1941年から舞台で同じ役を演じていた[7]。ハルとアデーアは舞台を休んで撮影に臨み、その間も舞台は上演され続けた。撮影期間は8ヶ月、制作費は約120万ドル[8]

あらすじ

ハロウィンの日。神父の娘エレインと結婚したばかりの演劇評論家モーティマー・ブルースターは、新婚旅行でナイアガラに旅立つ前に、ブルックリンにある叔母の家に挨拶に行く。そこには叔母のアビーとマーサ、それに自分のことをテディ・ルーズベルト大統領だと信じている兄弟が住んでいた。

モーティマーは窓際の椅子の下に見知らぬ男の死体を発見。叔母たちを問いただすと、身寄りのないメソジストの老人で、可哀想に思い毒入りワインで毒殺したのだという。しかも、殺したのは彼だけではない。これまでに11人、部屋を借りに来た老人たちを殺害し、地下室に埋めていた。

モーティマーは新婚旅行どころではなくなる。これ以上の殺人を止めさせようと、死体の墓掘りに利用されているテディを療養所へ緊急入院させるべく奔走する。

そんなところへもう1人の兄弟、連続殺人鬼のジョナサンが整形外科医であるアインスタイン博士、それに殺したばかりの死体と一緒に戻ってくる。ジョナサンは死体を地下室に埋め、ボリス・カーロフそっくりに変えられた顔を別の顔に整形するつもりだった。

タクシーを待たせたまま、いっこうに新婚旅行に発とうとしないモーティマーを不審がって、エレインが家を訪ねてくる。さらに、劇作家志望のオハラ巡査、テディを引き取りに来た療養院のウィザースプーン氏が入れ代わり立ち代わり家を訪れ、シッチャカメッチャカの状態になる。

最終的に、指名手配中のジョナサンは警察に逮捕され、叔母2人とテディは療養院に入院が決まる。最後に叔母がモーティマーに今まで隠していた秘密を打ち明ける。モーティマーはブルースター家の人間ではなく、コックの子供だったのだ。モーティマーはやっと新妻と新婚旅行に出かけることができた。

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
NET
モーティマー・ブルースターケーリー・グラント田口計
エレイン・ハーバー・ブルースタープリシラ・レイン栗葉子
アビー・ブルースタージョセフィン・ハル河村久子
マーシャ・ブルースタージーン・アデーア北原文枝
ジョナサン・ブルースターレイモンド・マッセイ保科三良
アインスタイン博士ピーター・ローレ加茂嘉久
"テディ・ルーズベルト”・ブルースタージョン・アレグザンダー英語版
オハラ巡査ジャック・カーソン
サンダース巡査ジョン・リッジリー英語版
ブロフィー巡査部長エドワード・マクナマラ英語版
ルーニー警部補ジェームズ・グリースン英語版
ウィザースプーン氏エドワード・エヴァレット・ホートン英語版
ハーパー神父グラント・ミッチェル英語版
カルマン判事ヴォーン・グレイザー英語版
ギルクリス医師チェスター・クルート英語版
ギブスエドワード・マクウェイド英語版
タクシー運転手ギャリー・オーウェン英語版
新聞記者1チャールズ・レイン
新聞記者2ハンク・マン
役所の婚姻係スペンサー・チャーターズ英語版
日本語スタッフ
演出
翻訳
効果
調整
制作
解説淀川長治
初回放送1967年12月3日
日曜洋画劇場

興行収入

ワーナーブラザーズによると、国内で2,836,000ドル、海外で1,948,000ドルの興行収入を得た[2]

評価

脚注

外部リンク

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