水色 (遊佐未森のアルバム)
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エピックソニーの音楽プロデューサー福岡智彦と遊佐の共同プロデュース[1]。ジャケット写真は北島明が撮影[1]。歌詞カードは冊子状に綴じられておらず、1枚の細長い紙を折り畳んだものとなっており、片面に歌詞が印刷され、もう片面は遊佐の写真集となっている。
レコーディングは、アメリカ合衆国オレゴン州ポートランドで行われた。
前作『momoism』までのファンタジー的世界観を構築した音づくりとは一変し、生楽器を多用したシンプルで流れるようなアコースティックサウンドとなっている。ミニアルバムという小品ながら、ナイトノイズとの共演は遊佐にとってひとつの転機となり、初期から中期への転換期となる作品となった。次作『アルヒハレノヒ』以降は、初期の作風から大きく変化を遂げてゆくことになる。
1994年3月7日に『緑の絵』が先行シングルとして発売された。カップリング曲「夢でいいから」も本アルバムに収録。
「Island of Hope and Tears」はナイトノイズの曲のカバー。本アルバムでは遊佐による日本語詞が付けられ、別離の悲しみを歌った甘いラブソング風の歌詞となっている。
ナイトノイズのオリジナル曲では歌詞の内容はまったく異なる。19世紀半ばにアイルランドを襲った「ジャガイモ飢饉」と呼ばれる大飢饉で、古い時代のために正確な統計は行われていないが、当時の人口約900万人のうち100万人が餓死し、200万人がアメリカやカナダ、イギリス、オーストラリアなどへと移り住んだと推計されている。オリジナル曲ではその移民について歌われている。
ナイトノイズとは1997年発表のアルバム『roka』でも共作している。ただし『roka』はあまりアイリッシュミュージックの色は出しておらず、またシンセサイザーを多用した音づくりとなっており、本作とは印象がかなり異なる。
なお、ナイトノイズのメンバー、ジョニー・カニンガムは2003年12月15日に、ミヒャエル・オ・ドーネルは2006年7月7日に、ブライアン・ダニングは2022年2月10日に[2]、それぞれ死去している。