氷の城壁
日本の漫画シリーズ
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『氷の城壁』(こおりのじょうへき、英: The Ramparts of Ice)は、阿賀沢紅茶による日本のウェブトゥーン漫画作品[3]。2017年冬にXOYで不定期連載を開始し、サービス終了によりLINEマンガインディーズに移動。2018年の『集英社少女マンガグランプリ powered by LINE マンガ インディーズ』で特別賞を受賞し、2020年1月10日より公式連載[4]。繊細でリアルな心理描写が魅力とされる[3]。
| 氷の城壁 | |
|---|---|
テレビアニメのロゴ | |
| ジャンル | 青春・ラブコメディ・学園漫画 |
| 漫画 | |
| 作者 | 阿賀沢紅茶 |
| 出版社 | 集英社 |
| 掲載サイト | LINEマンガ |
| レーベル | ジャンプ コミックス |
| 発表期間 | 2017年[1] - 2022年4月29日[2] |
| 巻数 | 全14巻 |
| 話数 | 全117話 |
| アニメ | |
| 原作 | 阿賀沢紅茶 |
| 監督 | まんきゅう |
| シリーズ構成 | 中西やすひろ |
| キャラクターデザイン | 荻野美希 |
| 音楽 | 佐久間奏、田渕夏海 |
| アニメーション制作 | スタジオKAI |
| 製作 | TVアニメ「氷の城壁」製作委員会 |
| 放送局 | TBS系列ほか |
| 放送期間 | 第1期:2026年4月2日 - 7月2日 第2期:2026年10月1日 - |
| 話数 | 第1期:全14話 |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | 漫画・アニメ |
| ポータル | 漫画・アニメ |
『第6回アニメ化してほしいマンガランキング』で第2位[5]。『全国書店員が選んだおすすめコミック2024』で第6位[6]。『タテ読みマンガアワード 2024』で完結済み部門1位[7]。2026年4月時点でLINEマンガ累計閲覧数は1.9億回を超えており[8]、さらに2026年5月末時点で電子版を含む累計発行部数は280万部を突破している[9]。
ストーリー
他人との間に壁を作りがちな氷川小雪と、何かと距離を詰めてくる雨宮湊、小雪の幼馴染で人気者の安曇美姫と、美姫・湊の中学時代からの友人である日野陽太を中心とした登場人物の人間模様と恋愛、内面の葛藤と成長を描く[11]。
登場人物
声の項は、特筆が無ければテレビアニメ版の声優。1人のみの場合はテレビアニメ版の声優を示す。
主な登場人物
- 氷川 小雪(ひかわ こゆき)
- 声 - 永瀬アンナ[10] / 宮本侑芽(ボイスコミック[12])
- 1年2組→2年2組
- 本作の主人公で、三白眼が特徴の女子。身長152㎝、血液型AB型。あだ名は「こゆん」。
- 中学時代のトラウマから他人との間に壁を作りがちで、明るく振る舞うことができない。親友である美姫以外の人間とは深く関わることを避けており、そのクールなイメージから陰では「女王」と呼ばれている。だが本心はとても優しく、親しくなった人には普通に接する。
- 中学では翼と交際していたが、これは苦手な真夏への牽制であり、翼への愛情は無かったことからすぐに破局。このことに後悔と罪悪感を抱いており、自身の恋愛に対して一歩引いている。
- 方向音痴で、スマホの操作も苦手。
- 雨宮 湊(あまみや みなと)
- 声 - 千葉翔也[10] / 木村良平(ボイスコミック[12])
- 1年6組→2年2組
- 誰とでも仲良くなれるクラスの人気者[13]。身長176cm。他人との距離を詰めるのが得意で、いつも1人でいる小雪にも近づき、そのうちに惹かれていく。大抵の物事は理屈で何とかなると考える一方で、感情を内側に溜め込み、ストレスを溜め込んでしまう面がある。
- 兄がいつも親に怒られているところを見て育った一方で、その理由が分からなかったことから周囲の空気を読みがちで、1人でいる小雪のような人に声をかけるのも「いつ自分がそちら側になるか分からず、そうなったときに誰も助けてくれないのが怖い」からだという気持ちが根底にあった。そのことに気づいてから「自分の気持ち」と向き合い始める。
- 安曇 美姫(あずみ みき) - 和泉風花[10] / 青池優花(ボイスコミック[12])
- 1年5組→2年2組
- 小雪の幼馴染で親友。人気者で、明るく陽気。本来は大雑把な性格であり、高校では自らが周囲に抱かれている「アイドル」のようなイメージと、実際の性格の乖離を窮屈に感じている。湊や陽太とは、中学時代の塾で知り合い、以来2人とつるんでいる[13]。中学時代、小雪に翼と付き合うよう助言したが2人は破局してしまい、小雪を後押ししたごとに負い目を感じている。
- 小雪と同様に、スマホの操作はあまり得意ではない。
- 日野 陽太(ひの ようた、ヨータ)
- 声 - 猪股慧士[10] / 根岸耀太朗(ボイスコミック[12])
- 1年6組→2年2組
- 湊とは中学からの親友で、小雪をナンパから助けたことで小雪と仲良くなる。温和で優しい性格[14]。身長189cm。視力が悪く、普段はコンタクトレンズを付けている。大きな体で近づいてくるので、小雪からはキリンをイメージされた。辛い物が好き。
- 中学の頃から美姫の事が好きだったが、良好な友人関係を壊したくなくて秘密にしていた。だが、体育祭の最中に気持ちを匂わせてしまい気付かれてしまう。意を決して告白するが美姫は陽太に友人以上の好意を持っておらず、振られてしまった。
その他の登場人物
- 五十嵐 翼(いがらし つばさ)
- 声 - 小林千晃[15]
- 小雪の中学時代の彼氏。周りのクラスメイトに囃し立てられる形で小雪と交際を始めるも、小雪に自身に対しての恋愛感情が無かったことからすぐに疎遠になる。小雪とは別の高校に通っている。
- 安曇 優希(あずみ ゆうき)
- 声 - 波多野翔[16]
- 美姫の年子の弟で、小雪の幼馴染。秋音と共に小雪たちと同じ高校へ入学する。姉とは喧嘩しつつも仲が良い。
- 栗木 桃香(くりき ももか)
- 声 - 鬼頭明里[16]
- 小雪たちの後輩。湊に惚れ、彼にアプローチもかけて一度は付き合い始めるも、湊が本心では小雪を愛していることを告白され、別れる。その後は絶対に小雪や湊よりも幸せな愛を掴むことを、涙ながらに麻婆豆腐を噛みしめて誓った。
- 霜島 月子(しもじま つきこ)
- 声 - 新福桜[17]
- 創造力豊かな美術部員。あだ名は「つっこ」。図書係として小雪と仲良くなる。2年時は小雪たちと同じクラスになり、美姫とも親しくなる。何かと勘が鋭く、小雪や美姫の背中を押すことも多い。
- 熱川 真夏(あたがわ まなつ)
- 声 - 荻野葉月[18]
- 小雪の中学時代のバスケ部員。小雪とは当初は仲が良かったが、徐々に反りが合わなくなり、自身が好意を抱いていた翼が小雪と交際を始めたことで完全に決裂。陰険な本性を表して小雪を徹底的にいじめるようになり、彼女にトラウマを与えた。妹である秋音にも高圧的な態度で接している。
- 熱川 秋音(あたがわ あきね)
- 声 - 川井田夏海[16]
- 小雪たちの後輩であり、真夏の妹。幼少時から姉に見下され、抑圧される生活を送ってきたことから、姉を嫌悪している。
- 赤星 隼人
- 声 - 安田陸矢
- 金田 銀之助
- 声 - 峯田大夢
- 緑川 大地
- 声 - 梶原岳人
- まり
- 声 - 上條沙恵子
- まみむめの「ま」。恋バナが大好き。ピンク系のカーディガンを着ていることが多く、髪型はハーフアップ(またはハーフツイン)。おっとり系。
- むー子
- 声 - 村上まなつ
- まみむめの「む」。ギャルっぽい雰囲気でノリが良い。髪の長さはミディアム~ロングで、髪色は明るめの茶髪(金髪に近いトーン)。本名は北村。北村→きたむー→むー→むー子となった(8話参照)。
- めえ
- 声 - 神戸光歩
- まみむめの「め」。落ち着いた雰囲気で、黒髪(または暗い髪色)のショートヘア、もしくはすっきりしたボブカットでややボーイッシュ。
- 小雪の母
- 声 - 所河ひとみ
- 小雪の父
- 声 - 渡部俊樹
- 陽太の母
- 声 - 遠藤綾
- 陽太の父
- 声 - 北田理道
- 日野 陽登(ひの はると)
- 声 - 明智璃子
- 日野 桜
- 声 - 高岸美里亜
- 湊の父
- 声 - 田村真
- 雨宮 渚
- 声 - 山村響
- 湊の姉。冷ややかで現実的な性格。家族の中で孤立しがち、かつ周囲の顔色を窺いすぎてしまう弟の性格や苦悩をよく理解している。湊に対してはぶっきらぼうながらも、姉らしい気遣いや優しさを見せる場面がある。
- 雨宮 海斗
- 声 - 熊谷健太郎
- 雨宮家の長男。直接の出番は少ないものの、弟である湊の過去のトラウマや、彼の「他人の顔色を過剰に窺う性格」の形成に重大な影響を与えたキーパーソンとして描かれている。家族からの信用は薄く、妹からも邪険に扱われている。
- 諏訪先生
- 声 - 行成とあ
- 1年3組の担任で女性教師(数学担当)。ノリコ先生とは親しい仲。
- ノリコ先生
- 声 - 小若和郁那
- 養護教諭(保健室の先生)。生徒に対して過剰に干渉せず、かといって突き放しもせず、常に「ちょうどいい距離感」で接している。諏訪先生とは親しい間柄。
- 松本先生
- 声 - 髙坂篤志
- 美晴
- 声 - 高岸美里亜
- 1話に登場。
- 天野 空
- 声 - 上條沙恵子
- タツ
- 声 - 渡部俊樹
- クラスメイト。
- 田中
- 声 - 白石兼斗
- ポン太
- 声 - 安田陸矢
- 雨宮家で飼われているふわふわのポメラニアン。名付け親は湊。
- ウッぴー
- 声 - 大塚明夫
- UPPI GOLD PARK(ウッぴーゴールドパーク)というテーマパークの大人気キャラクター。仕事をサボりがちだが、ダンスが上手くグッズの会計もできる。
書誌情報
- 阿賀沢紅茶『氷の城壁』集英社〈ジャンプ コミックス〉、全14巻
- 2023年7月4日発売[5][19]、ISBN 978-4-08-883544-0
- 2023年7月4日発売[20]、ISBN 978-4-08-883582-2
- 2023年8月4日発売[21]、ISBN 978-4-08-883583-9
- 2023年9月4日発売[22]、ISBN 978-4-08-883648-5
- 2023年10月4日発売[23]、ISBN 978-4-08-883649-2
- 2023年11月2日発売[24]、ISBN 978-4-08-883650-8
- 2023年12月4日発売[25]、ISBN 978-4-08-883750-5
- 2024年1月4日発売[26]、ISBN 978-4-08-883751-2
- 2024年2月2日発売[27]、ISBN 978-4-08-883752-9
- 2024年3月4日発売[28]、ISBN 978-4-08-883753-6
- 2024年5月2日発売[29]、ISBN 978-4-08-883754-3
- 2024年7月4日発売[30]、ISBN 978-4-08-883755-0
- 2024年9月4日発売[31]、ISBN 978-4-08-884198-4
- 2025年2月4日発売[32]、ISBN 978-4-08-884404-6
テレビアニメ
2025年1月31日、テレビアニメ化が発表[33]。第1期は2026年4月から7月までTBS系列ほかにて放送された[34]。第2期は2026年10月よりTBS系列にて放送予定[35]。
前クールにテレビアニメ第1期が放送された同じ原作者の『正反対な君と僕』とのジョイント企画も行われた[36]。同様の企画が本作第1期終了にあたっても行われた[37]。
評価
Anime FeministのCy Catwellは小雪の芯の強さについて述べ本作を勧めた[38]。Anime News Networkのケイトリン・ムーアは『正反対な君と僕』との類似性を指摘した[39]。
スタッフ
- 原作 - 阿賀沢紅茶[10]
- 監督 - まんきゅう[10]
- 助監督 - 石井輝
- シリーズ構成 - 中西やすひろ[10]
- キャラクターデザイン - 荻野美希[10]
- サブキャラクターデザイン - 伊藤依織子[34]
- プロップデザイン - 濵田悠示[34]
- 衣装デザイン - 琴乃、笛木優奈[34]
- 美術監督・美術設定 - 前田慎[34]
- 色彩設定 - のぼりはるこ[34]
- 3DCGディレクター - 酒寄直哉[34]
- 撮影監督 - 渡辺実花[34]
- 編集 - 吉武将人[34]
- 劇伴 - 佐久間奏、田渕夏海[34]
- 劇伴プロデューサー - 久世烈
- 劇伴制作 - 日音[34]
- 音響監督 - 吉田光平[34]
- 音響効果 - 八十正太
- 音響制作 - 楽音舎
- プロデューサー - 白石容子、中澤展也、石原慎也
- チーフアニメーションプロデューサー - 柴宏和[34]
- アニメーションプロデューサー - 伊藤太貴[34]
- アニメーション制作 - スタジオKAI[10]
- 製作 - TVアニメ「氷の城壁」製作委員会
主題歌
- 「透明」[17]
- Novelbrightによる第1期のオープニングテーマ。作詞は竹中雄大、作曲は竹中雄大と沖聡次郎、編曲はNovelbright。
- 「逆様」[17]
- ポルカドットスティングレイによる第1期のエンディングテーマ。作詞・作曲は雫、編曲はポルカドットスティングレイ。
各話リスト
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 | |||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1期 | ||||||||||||||||||||||||
| 第1話 | 線と壁 | 中西やすひろ | まんきゅう | 石井輝 |
| 荻野美希 | 2026年 4月2日 | |||||||||||||||||
| 第2話 | 鍵師 | 榎本守 |
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| 4月10日 | |||||||||||||||||||
| 第3話 | 3+(←)1 | アベユーイチ |
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| 4月16日 | |||||||||||||||||||
| 第4話 | 不可侵 | 堀川優子 | 吉川志我津 |
| 荻野美希 | 4月23日 | ||||||||||||||||||
| 第5話 | 変化 | 石井輝 |
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| 4月30日 | |||||||||||||||||||
| 第6話 | 新学期 | 村野佑太 | 石井輝 |
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| 5月7日 | ||||||||||||||||||
| 第7話 | 孤と個 | 鈴木悠太 | 榎本守 |
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| 5月14日 | ||||||||||||||||||
| 第8話 | 等し並み | 大鹿優 | アベユーイチ |
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| 5月21日 | ||||||||||||||||||
| 第9話 | 自覚 | 中西やすひろ | 花井宏和 | 吉川志我津 |
|
| 5月28日 | |||||||||||||||||
| 第10話 | 春 | 大鹿優 | 石井輝 |
| 6月4日 | |||||||||||||||||||
| 第11話 | 転回 | 中西やすひろ |
| 亀ノ園美壱郎 |
|
| 6月11日 | |||||||||||||||||
| 第12話 | 霹靂 |
| 小林彩 |
|
| 張篠北 | 6月18日 | |||||||||||||||||
| 第13話 | 認識 | 中西やすひろ | アベユーイチ |
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| 6月25日 | ||||||||||||||||||
| 第14話 | 爆弾 | 榎本守 | 小林彩 |
|
| 7月2日 | ||||||||||||||||||
放送局
| TBS系列 木曜 23:56 - 金曜 0:26 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
エリスの聖杯
(2026年1月8日 - 3月26日) |
氷の城壁(第1期)
(2026年4月2日 - 7月2日) |
スーパーの裏でヤニ吸うふたり
(2026年7月10日 - ) |
スーパーの裏でヤニ吸うふたり
(2026年7月10日 - ) |
氷の城壁(第2期)
(2026年10月1日 - ) |
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