氷の城壁
日本の漫画シリーズ
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『氷の城壁』(こおりのじょうへき、英: The Ramparts of Ice)は、阿賀沢紅茶による日本のウェブトゥーン漫画作品[2]。2017年冬に漫画アプリ(XOY)で連載を開始し、サービス終了によりLINEマンガインディーズに移動。2018年の『集英社少女マンガグランプリ powered by LINE マンガ インディーズ』で特別賞を受賞し、2020年1月10日より公式連載[3]。繊細でリアルな心理描写が魅力とされる[2]。
『第6回アニメ化してほしいマンガランキング』で第2位[4]。『タテ読みマンガアワード 2024』で完結済み部門1位[5]。2025年8月末時点でLINEマンガ累計閲覧数は1.6億回を超え、さらに2025年12月末時点では電子版を含む累計発行部数は200万部を突破している[6]。
ストーリー
他人との間に壁を作りがちな氷川小雪と、何かと距離を詰めてくる雨宮湊、小雪の幼馴染で人気者の安曇美姫と、美姫・湊の中学時代からの友人である日野陽太を中心とした登場人物の人間模様と恋愛、内面の葛藤と成長を描く[8]。
登場人物
声の項は、特筆が無ければテレビアニメ版の声優。1人のみの場合はテレビアニメ版の声優を示す。
主な登場人物
- 氷川 小雪(ひかわ こゆき、こゆん)
- 声 - 永瀬アンナ[7] / 宮本侑芽(ボイスコミック[9])
- 1年2組→2年2組
- 本作の主人公で、三白眼が特徴の女子。身長152㎝、血液型AB型。
- 中学時代のトラウマから他人との間に壁を作りがちで、明るく振る舞う事が出来ない。親友の美姫以外の他人と深く関わる事を避けており、そのクールなイメージから陰では「女王」と呼ばれている。
- 雨宮 湊(あまみや みなと、ミナト)
- 声 - 千葉翔也[7] / 木村良平(ボイスコミック[9])
- 1年6組→2年2組
- 誰とでも仲良くなれる、クラスの人気者[10]。他人との距離を詰めるのが得意で、いつも1人でいる小雪にも近づき、そのうちに惹かれていく。なんでも物事は理屈でなんとかなると考える一方で、感情を内側に溜め込み、ストレスを溜め込んでしまう面がある。
- 兄がいつも親に怒られているところを見て育った一方で、その理由が分からなかったことから周囲の空気を読みがちで、1人でいる小雪のような人に声をかけるのも「いつ自分がそちら側になるか分からず、そうなったときに誰も助けてくれないのが怖い」からだという気持ちが根底にあった。そのことに気づいたことから「自分の気持ち」と向き合い始める。
- 安曇 美姫(あずみ みき)
- 声 - 和泉風花[7] / 青池優花(ボイスコミック[9])
- 1年5組→2年2組
- 小雪の幼馴染で親友。人気者で、明るく陽気。本来は大雑把な性格であり、高校では自らが周囲に抱かれている「アイドル」のようなイメージと実際の性格の乖離を窮屈に感じている。湊、陽太とは中学時代の塾で知り合い、以来2人とつるんでいる[10]。
- 日野 陽太(ひの ようた、ヨータ)
- 声 - 猪股慧士[7] / 根岸耀太朗(ボイスコミック[9])
- 1年6組→2年2組
- 湊とは中学からの親友で、小雪をナンパから助けたことで小雪と仲良くなる。温和で優しい性格[11]。視力が悪く、普段はコンタクトレンズを付けている。大きな体で近づいてくるので、小雪からはキリンをイメージされた。
その他の登場人物
- 五十嵐 翼(いがらし つばさ)
- 声 - 小林千晃[12]
- 小雪の中学時代の彼氏。周りのクラスメイトに囃し立てられる形で小雪と付き合い始めるも、小雪に自身に対しての恋愛感情が無かった事から直ぐに疎遠になる。小雪とは別の高校に通っている。
- 安曇 優希(あずみ ゆうき)
- 声 - 波多野翔[13]
- 美姫の弟で、小雪の幼馴染。のちに秋音と共に小雪たちの高校に入学する。
- 栗木 桃香(くりき ももか)
- 声 - 鬼頭明里[13]
- 小雪たちの後輩。湊に惚れ、彼にアプローチもかけて一度は付き合い始めるも、湊が本心では小雪を愛している事を告白され、別れる。その後は絶対に小雪や湊よりも幸せな愛を掴むことを、涙ながらに麻婆豆腐を噛みしめて誓った。
- 霜島 月子(しもじま つきこ)
- 声 - 新福桜[14]
- 創造力豊かな美術部員。あだ名は「つっこ」。図書係として小雪と仲良くなる。何かと勘が良く、小雪や美姫の背中を押す事も多い。
- 熱川 真夏(あたがわ まなつ)
- 声 - 荻野葉月[15]
- 小雪の中学時代のバスケ部員。性格が悪く、小雪と妹である秋音のトラウマの原因となっている。
- 熱川 秋音(あたがわ あきね)
- 声 - 川井田夏海[13]
- 小雪たちの後輩であり、小雪のトラウマである熱川真夏の妹。幼少時から姉に見下され抑制される生活を送ってきた事から、姉を嫌悪している。
書誌情報
- 阿賀沢紅茶『氷の城壁』集英社〈ジャンプ コミックス〉、全14巻
- 2023年7月4日発売[4][16]、ISBN 978-4-08-883544-0
- 2023年7月4日発売[17]、ISBN 978-4-08-883582-2
- 2023年8月4日発売[18]、ISBN 978-4-08-883583-9
- 2023年9月4日発売[19]、ISBN 978-4-08-883648-5
- 2023年10月4日発売[20]、ISBN 978-4-08-883649-2
- 2023年11月2日発売[21]、ISBN 978-4-08-883650-8
- 2023年12月4日発売[22]、ISBN 978-4-08-883750-5
- 2024年1月4日発売[23]、ISBN 978-4-08-883751-2
- 2024年2月2日発売[24]、ISBN 978-4-08-883752-9
- 2024年3月4日発売[25]、ISBN 978-4-08-883753-6
- 2024年5月2日発売[26]、ISBN 978-4-08-883754-3
- 2024年7月4日発売[27]、ISBN 978-4-08-883755-0
- 2024年9月4日発売[28]、ISBN 978-4-08-884198-4
- 2025年2月4日発売[29]、ISBN 978-4-08-884404-6
テレビアニメ
2025年1月31日、テレビアニメ化が発表された[30]。2026年4月よりTBS系列ほかにて放送中[31]。
前クールにテレビアニメ第1期が放送された同じ原作者の『正反対な君と僕』とのジョイント企画も行われた[32]。
評価
Anime FeministのCy Catwellは小雪の芯の強さについて述べ本作を勧めた[33]。Anime News Networkのケイトリン・ムーアは『正反対な君と僕』との類似性を指摘した[34]。
スタッフ
- 原作 - 阿賀沢紅茶[7]
- 監督 - まんきゅう[7]
- 助監督 - 石井輝
- シリーズ構成 - 中西やすひろ[7]
- キャラクターデザイン - 荻野美希[7]
- サブキャラクターデザイン - 伊藤依織子[31]
- プロップデザイン - 濵田悠示[31]
- 衣装デザイン - 琴乃、笛木優奈[31]
- 美術監督・美術設定 - 前田慎[31]
- 色彩設定 - のぼりはるこ[31]
- 3DCGディレクター - 酒寄直哉[31]
- 撮影監督 - 渡辺実花[31]
- 編集 - 吉武将人[31]
- 劇伴 - 佐久間奏、田渕夏海[31]
- 劇伴プロデューサー - 久世烈
- 劇伴制作 - 日音[31]
- 音響監督 - 吉田光平[31]
- 音響効果 - 八十正太
- 音響制作 - 楽音舎
- プロデューサー - 白石容子、中澤展也、石原慎也
- チーフアニメーションプロデューサー - 柴宏和[31]
- アニメーションプロデューサー - 伊藤太貴[31]
- アニメーション制作 - スタジオKAI[7]
- 製作 - TVアニメ「氷の城壁」製作委員会
主題歌
- 「透明」[14]
- Novelbrightによるオープニングテーマ。作詞は竹中雄大、作曲は竹中雄大と沖聡次郎、編曲はNovelbright。
- 「逆様」[14]
- ポルカドットスティングレイによるエンディングテーマ。作詞・作曲は雫、編曲はポルカドットスティングレイ。
各話リスト
放送局
| 配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2026年4月3日 | 金曜 0:30(木曜深夜) 更新[39] | Netflix | 見放題先行配信 |
| 2026年4月10日 | 金曜 0:30(木曜深夜) 更新 |
| 見放題配信 |
| 都度課金配信 | |||
| 2026年4月11日 | 土曜 0:00(金曜深夜) 更新 |
| 都度課金配信 |
| 2026年4月16日 | 木曜 12:00 更新 | ふらっと動画 | 見放題配信 |
| HAPPY!動画 | 都度課金配信 |
| TBS系列 木曜 23:56 - 金曜 0:26 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
エリスの聖杯
(2026年1月8日 - 3月26日) |
氷の城壁
(2026年4月2日 - ) |
スーパーの裏でヤニ吸うふたり
(2026年7月 - ) |