波岡維作
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職歴
波岡は1963年ワシントン大学に移るまで、コーネル大学で教鞭を執った[5]。そこでは4人の博士学生の指導をした。また、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の教授になった、彼の学生のジョセフ・ローゼンブラットを主に通じて、20名を超える後継の研究者を輩出している[4]。
業績
波岡の著書である「線形位相空間論」(ケリーとの共著)は、代表的なテキストとなっている[5]。彼の博士課程での研究とこの本は位相空間論に関するものであったが、のちに彼の興味は函数解析学に移った[6]。
1967年、アスプルンドとともに波岡は、リル=ナウゼウスキの不動点定理の完全な証明を初めて与えた[7]。
1974年の論文 "separate continuity and joint continuity"(「個別の連続性と多変数の連続性」)により、波岡空間(Namioka space)とは次の性質を持つ位相空間 X を意味するようになった:Y がコンパクトかつ、X と Y のデカルト積から Z への函数 f が X および Y に関して各々連続である限りにおいて、X において稠密な Gδ-部分集合で Y とのデカルト積が f の連続点集合の部分集合となるものが必ず存在する[8][9]。1974年の論文の結果は、位相空間内のある特別なクラスに対してこの性質を証明したもので、波岡の定理として知られている[10]。
1975年に波岡とフェルプスは、ある空間がアスプルンド空間であるための必要十分条件は、その双対空間がラドン=ニコディム性を持つことであるという定理の片方向の含意を証明した。逆方向の含意の証明は1978年にステガルによって行われた[11]。
