湯川英一
日本の実業家
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人物
CSK・セガ時代
大学在学中にアルバイト先で大川功に出会い、その人柄に惚れて、1968年に大川がコンピューター・サービス(のちのCSK)を設立すると同時に入社。CSKにとっては定期採用第一期生の一人となる社員であった。
1984年、セガがCSK傘下となると同時に大川がセガ会長に就任すると、湯川も常務取締役として出向する[3]。同時期には玩具「ロボピッチャ」やセガ・マークIIIやSG-1000などに使用できる周辺機器「テレビおえかき」といったセガ製品のCMに出演する。
その後、CSKに引き上げられるも再びセガに戻り、1998年より専務取締役・コンシューマ事業統括本部副統括本部長に就任。同年にドリームキャストの発売にあたり、セガの自虐的なCMシリーズにおいて本人役で主演を務め[4] 、一時期は世間で一番知られている専務として注目された。このCMは第38回ACC全日本CMフェスティバルの最優秀テレビCM賞を受賞。CM出演に絡めて湯川専務ストラップやドリームキャストCFソングの音楽CDも発売され、湯川専務パッケージのドリームキャストも発売された。同CMに起用されたのは、前述のように過去にもCM出演経験があったことなどが挙げられる[5]。
湯川専務の宣伝効果もあってか発売日にはドリームキャストが売り切れるほどだったが、製造トラブルのために出荷台数が予定数を大きく下回り、その責任を取る形で1998年12月10日付で常務に降格。人事発令の4日後には製造トラブルの謝罪と降格人事をネタにしたCMが放送された。本来、製造トラブルは生産・出荷担当者の責任であり、流通・ソフト業界担当の湯川にはあまり関係がないため、この降格人事は一種の話題作りだったとも言われている[6][7]。
降格後もCM出演時の湯川専務の印象が強く、「湯川元専務」と呼ばれるようになる。間もなくCMに出演しなくなったものの、セガの役員として職務に尽力する。1999年にゲームソフト『湯川元専務のお宝さがし』がセガから発売された。
セガ退職後
その後、CSK取締役を経て日本カードセンター(後のクオカード)などCSKグループの他会社に移籍し、クオカードとビジネスエクステンションでは社長に就く。2004年クオカードの会長に就任。また、ビジネスエクステンションの会長も兼任している。一時はベリサーブの取締役も兼任していた。
アーケードゲーム『セガ四人打ち麻雀MJ』『セガネットワーク対戦麻雀MJ2』『セガネットワーク対戦麻雀MJ3』にCPUプレイヤー「湯川元専務」として登場(写真のみ)、ドリームキャストCMを思い出させるチャットメッセージを対局中に送信することがある。
2009年11月30日、株式会社ニュウジアとマネジメント契約を結び、PR大使として中国語を普及させるため、格安中国語会話レッスンiChina.jpにて活動を開始[8]。2010年11月マネジメント契約終了。以降、表立った活動はしなかった。
2021年6月に誤嚥性肺炎で死去していたことが、約1年後の2022年6月に週刊女性PRIMEによって報じられた[1]。78歳没。2017年頃から体調を崩していたという。報道を受けて中裕司、金丸淳一ら関係者もコメントを発表した[9]。
ドリームキャストの自虐CM
メガネはCM出演の際のキャラクター作りの伊達眼鏡であり、実生活ではかけていなかった。湯川は大阪出身のため普段は大阪弁であり、CM出演で共通語を話すのに苦労をしていた。このCMでは滝沢秀明とも共演。
CM内でソニーの商標である「プレステ」という言葉を用いているが、ソニーから許諾を得た上で用いていた。
- 第1話
- ある日、湯川専務は子供達の会話で「セガなんてダッセーよなー」「プレステのほうが面白いよなー」という会話を聞いてしまう。すぐ会社の部下達に、そのことを問い質すと、皆、下を向いて否定しなかった。厳しい現実を突きつけられた専務は、バー、バッティングセンター(湯川がかつて「ロボピッチャ」のCMに出演していたことのパロディ[要出典])などを一人で渡り歩く(自棄酒を飲んで、泥酔している様子も見られる)。しかし、頭の中では日中の子供達の会話がこだまして、どんどん惨めになっていく。挙句の果てに、前方から歩いてきたヤクザと肩がぶつかり絡まれる。帰宅時には傷だらけになり、玄関に倒れ込んだ。この直後、子供の声で「立つんだ!湯川専務!」とナレーションが入り、締められる。第1話から3話までの時点ではドリームキャストのロゴが発表されておらず、セガのロゴが使われていた。
- 第2話
- とある山中で専務は登山中の子供達と出会う。子供達は専務を励まして、「セガが一番面白い」という言葉に専務は安心する。しかし、突如子供達の表情が一変し笑い出す。そしてそれが全部、専務をからかうための嘘であったことを告げ、「帰ってプレステやろう」と言い、歩き出す。追いかけようとした専務だったが、突然、足元が崩れ、谷底へ落ちる。どこかの岩にしがみついた瞬間、書斎で机にしがみついている専務が映る。秘書(板谷由夏)らしき女性が、それに気付き専務に声をかけると、専務は、今までの事が夢だった事に気が付いて締められる。オチで専務は爪を割ってしまっていた。
- 第3話
- 遂にドリームキャストが完成、湯川の妻(大川栄子)も赤飯を炊いて喜ぶ。かつて「セガなんてだっせーよなー」と言っていた子供達からも「ドリームキャストってすっげーんだぜー!」という言葉を聞き、湯川はガッツポーズを決める(その後も会議室や自宅でのガッツポーズシーンがある)。オチはドリームキャスト発表会の鏡割りで割った欠片が湯川の額を直撃する。最後の子供の掛け声は「進め!湯川専務」であった。
- 第4話
- 湯川CDデビュー告知の内容+α(CDの項参照)。しかし湯川はドリームキャストの描画性能、インターネット接続、通信対戦(オンライン対戦)についての宣伝が足りないと叱咤激励する。最後には「対策(もしくは超大作)はあるのか!?」という湯川に対し、また子供の声で「あるって聞いたよ」と言う。ここからCMの最後はドリームキャストのロゴマークになる。
- 第5話
- ドリームキャスト販売開始に伴い、湯川に「草の根販売計画」なるものが上部(浜田晃)より告げられる。「滝沢君とやってもらいたい」と言われ、湯川は営業2課の滝沢と思っていたが、実際はタレントの滝沢秀明であった。そして滝沢と共に草の根販売計画が始まった。しかしこの計画は、2人でリヤカーに大量のドリームキャストを満載し、メガホンで「ドリームキャストいかがっすか〜?」とドリームキャストを売り歩くというものであった。滝沢は専務なのに、なんでこんなことをしているのかと尋ねたが、本人にも分からなかった。その状況に滝沢は「これで良いのかな?」とつぶやく。
- 第6話
- 訪問販売活動で、玄関から出てきた主婦に湯川が説明を始めようとした途端、「あ、間に合ってます」と言われドアを閉められるが、同じ家に滝沢が行き、説明すると3つも売れた。その後、湯川は酒に溺れ「あいつ1人でやればいいんだ!」と嘆く。遂に湯川は鬱で仕事中に倒れてしまう。本屋で滝沢は、中高年の鬱病は危険であることを本で知り、TVカメラを通じて湯川の顔が印刷されたパネルを持ち、「リアカーを引く、このおじさんを見かけたら「専務、1つ下さい」と言ってあげてください」と言う。街でリアカーを引く湯川の元へ女子高校生が駆け寄り、「専務、1つください」と言うと共に、11月27日発売!!のテロップが流れる。
- 第7話
- ドリームキャスト人気が加速し、遂に需要が生産分を越えてしまった。売り切れを嘆く人々に湯川は謝罪し、その責任を負って専務降格となってしまう。だがそれでも人々の怒りは収まらず「そんなの関係ない!!」と男性が叫んだのをきっかけに、人々は湯川に物を投げ始める。しかし滝沢が軽く謝罪すると事態は収まった。
- 第8話
- 湯川降格から時間が経ってからという設定。TV番組で過去の話題の人物の名を答えるクイズで、解答者(渡嘉敷勝男、岡本夏生、蔵野孝洋)は皆間違え、湯川の事はすっかり人々の記憶から消えかけていた。しかし元専務の湯川であると告げられると人々の記憶が蘇る。その瞬間、観客席に紛れ込んでいた滝沢の「今だ!専務」の掛け声と共に、ドリームキャストの生産が追いついたことを告知した。すると会場に歓喜の声が湧き、観客達がドリームキャストを買いにスタジオを飛び出し始めた。専務がいきなりマイクを奪って話しだした(番組側に話を通していないゲリラ宣伝という設定)ため、番組スタッフが止めに入った。