湯所口の戦い
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戦いの経過
高信の挙兵当初、布施屋形勢は高信と十分に対抗し得る力を有していた。強大化する武田勢を警戒した豊数は鳥取城を攻撃して武田勢を一気に叩こうと計画を立て、4月3日、秋里氏・橋本氏・別所氏らを先陣に中村伊豆守豊重を大将と定めて、現在の鳥取市秋里の方面から城下の湯所口[2]へ兵を進めた。これを迎え撃つ高信は城下へ乱入されまいとして、久松山(きゅうしょうざん)を下り抗戦した。
両者一進一退の激戦が続いたが、中村伊豆守の軍勢の一部がついに木戸を破って城内へ侵入し、一気に攻め入った。布施側の勝利は目前かと思われた頃、武田勢によって城内に仕掛けてあった鉄砲が一斉に攻め込む布施勢に放たれた。突然のことに布施衆が混乱する中、一発が大将の中村伊豆守に命中し、武田勢によって討ち取られた。中村伊豆守の討死や武田勢の猛攻により優勢であった布施屋形勢は押し戻されて劣勢へと転じ、最終的に戦いは武田勢の勝利に終わった。[3]