溝畑茂
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1924年(大正13年)大阪府で生まれる。1944年(昭和19年)に第三高等学校理科、1947年(昭和22年)に京都帝国大学理学部を卒業。師は岡村博教授。1953年(昭和28年)京都大学理学部助教授に就任。
1954年(昭和29年)から1957年(昭和32年)にかけて、フランス政府給費留学生としてフランス、次いでアメリカ合衆国に留学した。以降、多くの論文をフランス語で執筆するなど、留学時の影響は大きい。1961年(昭和36年)京都大学教授に就任[2]。
1966年(昭和41年)パリ大学客員教授。同年松永賞を受賞。また1986年(昭和61年)に、パリ大学から名誉博士号を授与される。1988年(昭和63年)に京都大学を定年退官した。1995年(平成7年)まで大阪電気通信大学の工学部教授などを務めた。後に京都大学名誉教授となった。 関数解析的手法を用いた偏微分方程式論を日本に持ち込んだ泰斗である。特に双曲型の偏微分方程式を精力的に研究し、Lax-Mizohataの定理を初めとして多数の業績を残している。1962年に出版された論文で考察された作用素は、線形偏微分方程式の局所可解性の研究において基本的な例である。著書の『偏微分方程式論』は英訳され、世界的な名著として知られている。
元観光庁長官・元大分フットボールクラブ代表取締役の溝畑宏は長男である。