火喰鳥を、喰う
From Wikipedia, the free encyclopedia
| 火喰鳥を、喰う | ||
|---|---|---|
| 著者 | 原浩 | |
| 発行日 | 2020年12月11日 | |
| 発行元 | KADOKAWA | |
| ジャンル | 小説 | |
| 国 |
| |
| 言語 | 日本語 | |
| 形態 | 文庫判 | |
| ページ数 | 352 | |
| コード |
ISBN 978-4-04-110854-3 ISBN 978-4-04-112744-5(文庫) | |
|
| ||
| ||
『火喰鳥を、喰う』(ひくいどりを、くう)は、原浩による日本の小説。死者の日記を起点とするミステリーホラー作品。第40回第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作[1][2]。
2025年に映画化された。
信州に住む久喜雄司とその家族の元に、約70年前パプアニューギニアの戦線で戦死した大伯父、久喜貞市の残した手記が届けられる。折しも久喜家の墓地では当の貞市の名前が墓石から削り取られる事件が起こった直後だった。手記を現地で入手した二人の記者の立ち会いで久喜家の一同は手記を読み進め、貞市の戦地での日々を垣間見ることになる。日記には所属部隊の壊滅で密林に逃げ込んだ末、飢餓と熱病に苛まれていく凄惨な様子が綴られており、中でも野生の火喰鳥を狩ることに執念を燃やす記述は一際異彩を放っていた。
その日を境に久喜家の周りでは奇怪な現象が相次いで起こり始める。雄司は毎夜悪夢にうなされるようになり、貞市の手記には「ヒクイドリヲ クウ ビミ ナリ」という、貞市が生き延びていたかのような一文が追加される。また、祖父の保が失踪するのと同時に墓石の貞市の名が削られた位置に保の名が現れる。まるで現実や過去そのものが書き換えられていくような事態に不安を募らせた雄司は妻・夕里子の古い知り合いである北斗総一郎に相談を持ちかけ、共に一連の怪異を食い止めようと試みる。
登場人物
主要人物
- 久喜雄司(くき ゆうじ)
- 信州で暮らしている。
- 久喜夕里子(くき ゆりこ)
- 雄司の妻。
- 北斗総一郎(ほくと そういちろう)
- 超常現象に詳しい。
漫画
倉一ひやの作画によるコミカライズが、『コミックフラッパー』(KADOKAWA)にて、2025年6月号から11月号まで連載。全6話。単行本は2025年10月23日発売 (ISBN 978-4-04-685231-1)[3]。