熊本市交通局2400形電車
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| 熊本市交通局2400形電車 | |
|---|---|
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| |
| 基本情報 | |
| 運用者 | 熊本市交通局 |
| 製造所 | アルナ車両 |
| 製造年 | 2024年 - 2027年(予定) |
| 運用開始 | 2024年11月24日 |
| 主要諸元 | |
| 編成 | 1両(3車体3台車連接) |
| 軌間 | 1,435 mm(標準軌) |
| 電気方式 |
直流600V (架空電車線方式) |
| 最高運転速度 | 40 km/h |
| 設計最高速度 | 70 km/h |
| 起動加速度 | 2.5 km/h/s |
| 減速度(常用) | 4.4 km/h/s |
| 減速度(非常) | 5.0 km/h/s |
| 車両定員 | 112人(座席42人) |
| 車両重量 | 32.0 t |
| 全長 | 21,350 mm |
| 車体長 | 8,710 mm + 2,930 mm + 8,710 mm |
| 全幅 | 2,380 mm |
| 全高 | 3,850 mm(パンタグラフ折りたたみ) |
| 屋根高さ | 2,920 mm |
| 床面高さ | 360 mm |
| 車体 |
普通鋼 (前頭部・屋根カバー FRP) |
| 台車 |
山形積層ゴム(シェブロン)軸箱式(日本製鉄製) 動力:ボルスタ付(インダイレクトマウント) FS712・FS713 付随:ボルスタレス SS18 |
| 車輪径 |
660 mm(FS712・FS713) 610 mm(SS18) |
| 固定軸距 |
1,600 mm(FS712・FS713) 1,650 mm(SS18) |
| 主電動機 | かご形三相誘導電動機 TDK6052-A |
| 主電動機出力 | 85 kW×3基 |
| 駆動方式 | TD平行カルダン駆動方式 |
| 歯車比 | 98:15 ≒ 6.533 |
| 制御方式 |
2レベルVVVFインバータ制御 (IGBT素子) |
| 制御装置 | 東洋電機製造 RG6053-B-M(1C3M制御) |
| 制動装置 | 回生・発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ |
| 備考 | 出典[1][2][3][4] |
熊本市交通局2400形電車(くまもとしこうつうきょく2400がたでんしゃ)は、熊本市交通局が市電(熊本市電)用に導入した路面電車車両。2024年11月24日に運行を開始した[5]。
歴史
年表
- 2021年3月31日 - 熊本市交通局経営計画(2021~2028)[11]にて3両編成の導入計画を発表
- 2023年6月5日 -「超低床路面電車製造(車両用構体製造)に係る条件付一般競争入札」[12]にて外観を発表
- 2024年8月27日- 製造元のアルナ車両から第1編成となる2401編成を搬出
- 2024年9月8日 - 2400形お披露目会を上熊本で開催。尚、当初は9月1日の予定だったが、台風10号の襲来に伴い延期されたもの
- 2024年11月24日 - 2401、2402編成が運行開始[5]
- 2025年11月10日 - 2403編成が運行開始
- 2025年12月23日 - 2404編成が運行開始[13]
車両概説
車体
アルナ車両のリトルダンサー「type new-L」を元にした、全長21mの3両編成である[14][10]。外観は熊本城の漆喰と屋根・壁をイメージしている[5]。前面の塗装面の境界部分は銀色に塗装されている。
車体長8,915mm、運転台付の2400A、2400Bに乗降用引戸が左側2箇所、右側1箇所に設定されている。車体長3,520mmの中間車である2400Cには乗降用扉は無い。[15]中扉の後ろ、妻面側に屋根へ昇降する埋込型ステップがある。

超低床車である為、モーターを除く走行機器の殆どは屋根上に搭載され、灰色に塗装されている。その機器を包み隠すように、機器より低いものの車体色と同じ白色のカバーが周囲に設置されている。先頭車前面の黒い部分も同じく、行先表示器の場所を確保しながら機器を覆い隠す創意となっている。冷房装置の室外機は無塗装ステンレス製で、先頭車屋根に同様に設置されている。集電装置は田崎橋・上熊本側先頭車の2400Aに、シングルアームパンタグラフが1基である。
台車は先頭車は可動式、中間車は非旋回式で、全てカバーで覆われている。

灯火類は全てLEDで、運転席窓下に線対称で配置される。前照灯はコイト電工製の多灯式である。また1350形まであった制動専用灯は8200形以降は無く、9700形以降は尾灯が制動灯を兼ねる事も無くなった。2400形でも尾灯が制動灯を兼ねている訳では無い。右下の青い灯火は、ミュージックホーンと連動して点滅する警告音付表示灯で、強引に右折する乗用車との接触事故に悩む熊本市交通局が独自に導入している。[16]2400形の導入をきっかけに、引退直前だった8200形と5000形を除く熊本市電の全車両に導入された。

行先表示器はフルカラーLEDで、先頭車の車体前面上と、中間車の2400Cの窓部に設置されている。前面の行先表示器は、客室の天井より高い位置に設置されている。行先表示は白色で、系統表示は各系統毎の色が表示される。
| 形式名 | 2400A | 2400C | 2400B |
|---|---|---|---|
| 集電装置 | < | ||
| 乗降用扉 | 〇 | 〇 | |
| 行先表示 | 前面 | 側面右側 | 前面 |
| 座席数 | 14席+補助2 | 12席 | 14席+補助2 |
- 2401編成
- 2402編成
- 2403編成
- 2404編成
車内
定員は112人で、5000形の130人には及ばないものの、従来車両の0800形と比べて1.5倍となった[14]。また、想定最大乗車人員は200%で224人程である[17]。全席がロングシート[18]で、先頭車が14席+折畳補助席2席、中間車が12席で、1編成だと最大で42人が着席可能である。車いす・ベビーカーの専用スペースが各先頭車の運転席後ろ左側に1箇所、合計2箇所ある[5]。またこの空間は、降車時の動線確保の狙いもある。 運転席と直後の車体右側の4人席、左側の2人用折畳補助椅子は台車の上にあり、地上高800mmと、通常床の360mmと比べて440mm高くなっている。その為小さなステップが用意されている。また、先頭になる場合は運賃収集時の運転士の動線確保から補助椅子は封鎖され、最後尾になる場合になって初めて補助椅子が使用可能である。 中間車の2400Cも台車と車輪がある影響で、床が地上高410mmと先頭車より80mm程高くなっている。その為先頭車の引戸の付け根付近から妻面にかけてスロープ状の斜面が始まり、車椅子等の移動に邪魔になったり歩く時に躓くような段差は無い。連結面も斜面の一部となっている。また、その地上高の違いはあるが、座席と床の位置関係は先頭車と一緒である。此方は同じリトルダンサーnew-Lの福井鉄道 F2000形と異なる。これは熊本市電が標準軌、福井鉄道が狭軌で、車輪の位置が主に影響しているからである。
- 車内
- 2400A/2400Bの車椅子スペースと2人座席と1人座席
- 2400A/2400Bの台車上の空間とステップ
- 台車上の空間にある折畳補助椅子。最後尾のみ使用可能
- 2400A/2400Bの優先座席
- 2400Cの座席
- 2400A/2400Bと2400Cの床高が80mm違う為、ロングシートに被る形でスロープ状になっている
- LCD。左側は系統と次の停留所案内。右側は運賃始めその他お知らせを表示
- 運転台。右手ワンハンドルで左手は左側の手摺を掴む
先頭車運転台後ろと中間車の天井中心部に液晶ディスプレイ(LCD)を2画面設置してある。左側は主に系統と停車電停、右側は運賃を始めその他お知らせを表示している。先頭車と中間車の間に扉が無い為、車内が空いている場合、どの場所からでも何方かのLCDが見える様になっている。
編成長が長い事と乗降扉が3枚になっている事から、最後尾車両左側扉(後扉)の後ろに車掌が乗務し、運賃箱も設置されている。この為、この後扉では乗降何方共可能である。
車内は「くまもとフリーwi-fi」が整備されている。これは熊本市電の全ての車輌が対象で、令和7年現在最古参の1060形でも同様である[19]。
2025年導入の2403編成から、室内の車内確認ミラーが大型化され、数も増強された。[20]
