物置のピアノ
From Wikipedia, the free encyclopedia
2012年7月。東日本大震災から一年後の夏。
福島の小さな田舎町で桃農家を営む家庭で育つ高校3年生の宮本春香。幼い頃から優秀な姉と比べられてきた不器用で内気な春香にとって、庭の片隅に置かれた物置の中にあるピアノを弾いている時だけが唯一の心安らぐ時間だった。
そんなある日、東京の大学に通う姉の秋葉が突然帰ってくる。
卒業後の進路に悩む春香が直面する、福島の桃農家の現状、浪江町から避難してきた少年との出会い、宮本家の悲しい過去の記憶、そして秋葉との衝突・・・春香の中で何かが変わろうとしていた。