玉髄 石英の変種鉱物 From Wikipedia, the free encyclopedia 玉髄(ぎょくずい、英語: chalcedony[3]、カルセドニー)とは、石英の非常に細かい結晶が網目状に集まり、緻密に固まった鉱物の変種。美しいものは宝石として扱われる。 分類 酸化鉱物, 水晶グループ化学式 二酸化ケイ素 (SiO2)結晶系 三方晶系 か 単斜晶系モル質量 60 g/mol概要 玉髄 Chalcedony, 分類 ...玉髄Chalcedony 分類 酸化鉱物, 水晶グループ化学式 二酸化ケイ素 (SiO2)結晶系 三方晶系 か 単斜晶系モル質量 60 g/molへき開 Absent断口 不平坦状, 多片状, 貝殻状モース硬度 6–7光沢 蝋光沢, ガラス光沢, 無光沢, 脂肪光沢, 絹糸光沢色 様々条痕 白透明度 半透明比重 2.59–2.61文献 [1]プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学テンプレートを表示閉じる 玉髄製のナイフ、AD 1000-1200 グレープアゲート(英語版)はアゲート(瑪瑙)と名付けられているが、瑪瑙とは別の玉髄である[2]。 語源 Chalcedony という語は、ラテン語の chalcedonius(別名:calchedonius)という語から来ている。この語は、大プリニウスの博物誌には、半透明の碧玉(ジャスパー)のくくりとして記される[4]。さらに語源を遡ると、現在のイスタンブールにあるカドゥキョイ地区にあった古代都市カルケドン(ラテン語: Chalcedon)に由来するものとされている[5]。 産出地 インド ドイツの都市イダー=オーバーシュタイン - 15世紀から産地であったが、19世紀にアメリカなどから船を安定させるために積まれるバラストとして輸入された安価な玉髄を加工する世界最大の玉髄加工場となった[6]。 性質・特徴 →鉱物学的性質・特徴については「石英」を参照 含まれる不純物によっていろいろな色があり、それぞれ様々な名称で呼ばれている。 紅玉髄(べにぎょくずい、カーネリアン)全体が赤色のもの。 緑玉髄(りょくぎょくずい、クリソプレーズ)緑色のもの。 瑪瑙(めのう、アゲート)石英や蛋白石との縞状模様のもの。 碧玉(へきぎょく、ジャスパー)不純物をかなりの量含んでいて不透明なもの。 血石(けつせき、ブラッドストーン、血碧玉)碧玉のうち斑点状に赤色が混じっているもの。 用途・加工法 石器時代には石器の素材として珍重された。江戸時代には火打石としても用いられた。 現代でも、飾り石や簪、帯留、数珠などの装飾品、高級な食器などに加工されて利用されている。 脚注 [脚注の使い方] [1]Duda, Rudolf; Rejl, Lubos (1990). Minerals of the World. Arch Cape Press [2]“Grape agate” (英語). www.mindat.org. 2025年8月22日閲覧。 [3]文部省 編『学術用語集 地学編』日本学術振興会、1984年、30頁。ISBN 4-8181-8401-2。 [4]Pliny the Elder. “chapter 7”. 博物誌. Book 37. p. 115. https://books.google.co.jp/books?id=oHlGAAAAYAAJ&pg=PA163 [5]松原聰. “玉髄 ぎょくずい chalcedony”. 日本大百科全書. 2018年8月5日閲覧。 [6]Streeter, Edwin (1898). Precious Stones and Gems. p. 237 参考文献 益富寿之助『鉱物:やさしい鉱物学』保育社〈カラー自然ガイド〉、1974年、33-40頁。ISBN 4-586-40013-7。 松原聰『日本の鉱物』学習研究社〈フィールドベスト図鑑〉、2003年、226-227頁。ISBN 4-05-402013-5。 松原聰、宮脇律郎『日本産鉱物型録』東海大学出版会〈国立科学博物館叢書〉、2006年、23頁。ISBN 978-4-486-03157-4。 青木正博『鉱物分類図鑑 : 見分けるポイントがわかる』誠文堂新光社、2011年、187-188頁。ISBN 978-4-416-21104-5。 関連項目 ウィキメディア・コモンズには、玉髄に関連するメディアおよびカテゴリがあります。 鉱物 - 酸化鉱物 - 石英 鉱物の一覧 宝石、宝石の一覧 誕生石 肉形石 外部リンク Chalcedony (英語), MinDat.org, 2011年12月13日閲覧 Related Articles