百駿図
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縦 94.5 cm、横 776.2 cm、絹本着色[3][4]。西洋画の顔料や陰影法と、中国画の長巻を組み合わせた、東西折衷的な作品である[1][3]。
草原に放牧された様々な毛色の馬、ちょうど百頭を描いている[3]。ある馬はくつろぎ、ある馬は駆け回っている[5]。松の木や牧人も精緻に描かれている[6]。
カスティリオーネは清朝の宮廷画家である[3][1]。カスティリオーネは承徳離宮で厩務員たちと馬を世話しながら本作を描き、雍正帝の50歳の誕生日に献上した[6]。百は長寿をあらわす縁起のいい数だった[6]。もともと騎馬民族である満洲族にとって、馬は重要な生物だった[6]。カスティリオーネは本作以外にも『八駿図』『十駿図』などの馬の絵を描いている[1]。
台湾の国立故宮博物院で数少ない外国人の作品となっている[3]。2014年の午年を迎えるにあたり、デジタルアニメーションが製作された[3][7]。稿本(米国、メトロポリタン美術館蔵)[8][5]や、2つの異本(米国と日本、個人蔵)[6]も現存する。
ギャラリー
脚注
- 1 2 3 4 王凱『中国宮廷美術史』大学教育出版、2015年。ISBN 9784864293303。 170-171頁。
- ↑ 聶崇正 主編、王凱 監修、岩谷貴久子・張京花 訳『郎世寧全集』国書刊行会、2015年。ISBN 978-4-336-05903-1。上8頁。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 野嶋剛『故宮物語 : 政治の縮図、文化の象徴を語る90話』勉誠出版、2016年。ISBN 9784585221463。 53-55頁。
- ↑ 国立故宮博物院 (2021年7月28日). “古画アニメーション─デジタル「百駿図」”. 国立故宮博物院. 2026年2月7日閲覧。
- 1 2 国立故宮博物院 (2015年10月6日). “神筆丹青-郎世寧来華300周年記念特別展_図成百駿”. 国立故宮博物院. 2026年2月7日閲覧。
- 1 2 3 4 5 王凱「郎世寧筆「百駿図」(台湾・故宮博物院蔵)について」『早稲田大学大学院文学研究科紀要』、早稲田大学大学院文学研究科、2006年。 NAID 120000785803。http://hdl.handle.net/2065/27647。 126-131頁。
- ↑ “故宮迎馬年 推百駿圖+國寶娃娃雙動畫展 - XINMEDIA欣傳媒|最懂生活的咖” (中国語). www.xinmedia.com (2013年12月16日). 2026年2月7日閲覧。
- ↑ “Giuseppe Castiglione (Lang Shining 郎世寧) - One Hundred Horses - China - Qing dynasty (1644–1911) - The Metropolitan Museum of Art” (英語). www.metmuseum.org. 2026年2月7日閲覧。
