真夜中を駆けぬける
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地方中都市に住む島本理佐は平凡な15歳。地元では名門と呼ばれる女子高に通っている。中学三年生の時にロックバンド「ONLY」と出会い救われた理佐は、夏休みの全国ツアーを心待ちにしていた。しかし、ツアー目前のある日、ボーカルの有瀬森也がマンションから転落死してしまう。「自殺」として報道されたが、森也が自殺したことを信じたくない理佐は、日比谷野外音楽堂で行われる追悼コンサートのために東京へひとりで家出する。森也たちがデビュー前から通っていたライブハウス・バレンタインシティや森也の飛び降りたマンションなどを見て回る理佐。そして、「トキオ」と名乗る少年と出会う。森也を裏切り者呼ばわりするトキオ。それに反発する理佐。やがて、理佐はトキオの正体を知ることとなる。そして、トキオは「有瀬森也の恋人に会わせてやる」と理佐を翔子のもとへ連れて行く。「ONLY」のマネージャーであり、森也と高校時代から交際しているという翔子は、森也のファンである理佐を優しく迎え入れる。そして、「ONLY」結成当時のことや高校時代の思い出などを話す。「森也は自殺なんかしていない」。そう確信した理佐は、ある行動に出る。