眠る羊飼女

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製作年1730年ごろ
寸法71 cm × 84.5 cm (28 in × 33.3 in)
『眠る羊飼女』
フランス語: Bergère endormie
英語: Sleeping Shepherdess
作者ニコラ・ランクレ
製作年1730年ごろ
素材キャンバス上に油彩
寸法71 cm × 84.5 cm (28 in × 33.3 in)
所蔵国立西洋美術館東京

眠る羊飼女』(ねむるひつじかいおんな、: Bergère endormie: Sleeping Shepherdess)は、18世紀フランスロココ期の画家ニコラ・ランクレが1730年ごろ、キャンバス上に油彩で制作した絵画である。国王ルイ15世の財務総監を務めたジャン・ド・ブロンジュ英語版の邸宅のために描かれた[1][2]。作品は1980年以来、東京国立西洋美術館に所蔵されている[1][2]

ランクレは版画家としての修業の後[1]アントワーヌ・ヴァトーの師であったクロード・ジローの仕事場に弟子入りしたことからヴァトーと知り合い、その影響を受けた。そして、ジャン=バティスト・パテル同様、ヴァトー風の絵画を描いて人気を博し、いわゆる雅宴画英語版の様式を受け継いだ[1][3]。1719年には、王立絵画彫刻アカデミーに入会している。明るく活気に満ち、社交界の人々の生活や風俗に対する関心を特徴とするランクレの作品は広く人気を博し、多くの王侯貴族の城館を飾った[1]

ブーシェ『田園生活の魅力』 (1735-1740年) 、ルーヴル美術館パリ

本作もそうした装飾画の1つで、パリヴァンドーム広場に面していたジャン・ド・ブロンジュの邸宅のサロンのために描かれた9点の作品のうちの1点である。サロン中央の暖炉と鏡の上に掛けられた作品で[1][2]、木の下で無防備に眠り込む若い羊飼いの娘と、そっと彼女を覗きこむ青年が描かれている[1]。彼らは、理想化された羊飼い、あるいは牧歌的生活に憧れ、羊飼いに扮した上流階級の人々と見るべきものである[1][2]。この作品の主題は、ランクレの他の作品にもしばしば見られる[2]。同時代のフランソワ・ブーシェも、理想化された貴族的羊飼いを『田園生活の魅力』 (ルーヴル美術館、パリ) [4]など多くの絵画で描いている。

肩まで垂れる髪に色とりどりの花を飾る娘は、華奢な白い靴に銀色のライン飾りのある水色のサテンのスカート姿をしている。青年の方は、鮮やかな朱色の上衣とズボン、洒落た赤い飾りのついた靴を身に着けている。娘は軽く口を開いて眠っているように見えるが、その左目はすでにうっすらと開いており、彼女と青年の間には恋愛の戯れが演じられているようである[1]

脚注

参考文献

外部リンク

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