硫酸アルミニウム
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硫酸アルミニウム(りゅうさんアルミニウム、Aluminium sulfate)は、アルミニウムの硫酸塩で、化学式 Al2(SO4)3·16H2O で表される無機化合物。
| 物質名 | |
|---|---|
Aluminium sulfate | |
別名
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| 識別情報 | |
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3D model (JSmol) |
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| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.030.110 |
| EC番号 |
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| E番号 | E520 (pH調整剤、固化防止剤) |
PubChem CID |
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| RTECS number |
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| UNII |
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CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| Al2(SO4)3 | |
| モル質量 | 342.15 g/mol(無水物) 666.44 g/mol(十八水和物) |
| 外観 | 白色の結晶性固体 吸湿性 |
| 密度 | 2.672 g/cm3(無水物) 1.62 g/cm3 (十八水和物) |
| 融点 | 770℃(分解、無水物) 86.5℃(十八水和物) |
| 31.2 g/100 mL (0 °C) 36.4 g/100 mL (20 °C) 89.0 g/100 mL (100 °C) | |
| 溶解度 | エタノール、希薄鉱酸にわずかに溶ける |
| 酸解離定数 pKa | 3.3–3.6 |
| 磁化率 | −93.0×10−6 cm3/mol |
| 屈折率 (nD) | 1.47[1] |
| 構造 | |
| 単斜晶系(水和物) | |
| 熱化学 | |
標準生成熱 (ΔfH⦵298) |
−3440 kJ/mol |
| 危険性 | |
| NFPA 704(ファイア・ダイアモンド) | |
| NIOSH(米国の健康曝露限度): | |
PEL |
無し[2] |
REL |
2 mg/m3[2] |
IDLH |
N.D.[2] |
| 関連する物質 | |
| その他の 陽イオン |
硫酸ガリウム 硫酸マグネシウム |
| 関連物質 | ミョウバンを参照 |
別名で硫酸ばんど(硫酸礬土)ともいう[3]。礬土は酸化アルミニウムを意味する慣用語であり[4]、常用漢字外などの文字を片仮名表記する学術用語の慣習[5]にならい硫酸バンドとも表記されるが、これは英語のbandと誤解されることもある[6]。
概要
合成・製造
用途
水の浄化剤(凝集剤)、食品添加物[8]、皮なめし剤、媒染剤、レーキ顔料の製造、製紙用の定着剤(歩留向上剤)やピッチコントロール剤、医薬(収斂剤)などに広く用いられているほか、化学泡消火器、コンクリートの硬化促進剤や殺ナメクジ剤などにも使用される。
1850年以降、インクの滲み止めの定着剤として利用され始めたが、硫酸アルミニウムを使用した紙には硫酸根が残り、これによって紙の酸性度が高まるため酸性紙と呼ばれる[9]。数十年で劣化しやすく、長期保存上の問題が生じるため、図書館では問題となっている[9]。また塗工紙をリサイクルして原料とした場合、表面に塗工されている炭酸カルシウムと反応して硫酸カルシウムが生じ、装置にスケールと呼ばれる石膏状の付着物を生じさせる問題もある。

