神歌 (THE MAD CAPSULE MARKET'Sの曲)
From Wikipedia, the free encyclopedia
| 「神歌 (KAMI-UTA)」 | ||||
|---|---|---|---|---|
| THE MAD CAPSULE MARKET'S の シングル | ||||
| 初出アルバム『4 PLUGS』 | ||||
| リリース | ||||
| 規格 | 8センチCD[2] | |||
| 録音 |
| |||
| ジャンル | ||||
| 時間 | ||||
| レーベル | ビクター/Invitation | |||
| 作詞・作曲 | TAKESHI "¥" UEDA | |||
| プロデュース | THE MAD CAPSULE MARKET'S | |||
| チャート最高順位 | ||||
| THE MAD CAPSULE MARKET'S シングル 年表 | ||||
| ||||
| EANコード | ||||
| JAN 4988002323197 | ||||
「神歌 KAMI-UTA」(かみうた)は、日本のロックバンドであるTHE MAD CAPSULE MARKET'Sの曲。
1995年12月16日にビクターエンタテインメントのInvitationレーベルからリリースされた。前作『EJECT→OUT/PERIODIC CLASSIC』から1年半振りにリリースされたシングルであり、作詞および作曲はTAKESHI "¥" UEDAが担当している。
5枚目のアルバム『PARK』(1994年)が集大成的な作品であったため次作の方向性に迷っていたメンバーであったが、無に近い状態から改めて楽曲制作を行い、その中で最もシンプルでストレートな楽曲であるためにシングルとしてリリースされることになった。
本作はオリコンシングルチャートにおいて最高位第70位となった。本作はシングル盤においては「神歌」もしくは「神歌 KAMI-UTA」表記であったが、アルバム『4PLUGS』収録以降は「神KAMI-UTA歌」表記に変更されている。
前作『PARK』(1994年)リリースしたTHE MAD CAPSULE MARKET'Sは、同作を受けたコンサートツアー「HIGH-INDIVIDUAL-SIDE」を同年10月29日の日比谷野外音楽堂公演を皮切りに、1995年2月4日の新宿ロフト公演まで8都市全12公演を行い、3月24日には2本目となるミュージック・ビデオ集『VIDEO』をリリースする。4月9日にはクラブチッタ川崎にて行われたイベントライブに参加した[3]。
その後音楽プロデューサーであるジョージ・カックルの薦めにより、9月には『PARK』がアメリカ合衆国でインディーズレーベルからリリースされた[5]。またそれに伴い本作のミックス作業を海外で行う事になり、さらに初の海外公演となるサンフランシスコでのライブが実現する[5]。現地での聴衆の反応は悪くなかったもののメンバーは特に手応えは感じていなかったが、これをきっかけとして海外での活動に対する意欲が湧いてきたという[5]。
海外での活動意欲が増してきたTAKESHI "¥" UEDAは、自らの音楽の多様性を前作で試し吹っ切れた事によって、自分の作りたい音楽に集中する機会に直面し、またライブ活動に意欲的になった事もありライブ向けの曲を意識した中で曲作りを模索していた[6]。 TAKESHIは「今自分がやりたいものだって言い切れるもの」としてアルバム『4 PLUGS』を作り上げ[7]、本作が先行シングルとしてリリースされる事になった。
録音、制作
THE MAD CAPSULE MARKETS MAGAZINE!![7]
レコーディングは1995年に川奈にあるサウンドスカイスタジオ、 青山にあるビクタースタジオにて行われた。前作はメンバーにとって集大成的な作品となり、制作後に一段落が付いたと感じていたメンバーは一からの出直しの必要性に迫られたものの、それまで制作してきた楽曲をすべて忘れて「無」の状態になるまで一定の時間を要したとKYONOは述べている[3]。同年3月から曲作りのための合宿が開始されたが、KYONOは知り合いが所有する湘南の家を賃貸で借り、2か月程度単独で曲作りを行ったものの形にならず、結果としてメンバー全員で集まり互いの制作した楽曲を持ち寄った際に、次作の方向性となるような楽曲が含まれていたとKYONOは述べている[3]。楽曲の総数は20から30曲程度であり6月中旬から選曲やアレンジ作業を開始し、8月から伊豆のレコーディングスタジオにてレコーディングが開始された[3]。伊豆のスタジオにおいてリズム録りおよび一部ギター録りを行い、8月下旬から9月中旬にかけて東京のスタジオにおいてギターおよびボーカル録りが行われた[3]。MOTOKATSUは「この曲でミディアム・テンポもけっこうムズカしいなと思ったね。それにメンバー全員がひとつにならないとダメなんだよ。正直に言うと、レコーディングまでにもっともっと合わせたかったね」と述べている[8]。
音楽性と歌詞
KYONOは本作について「(アルバム収録曲の中で)とくにシンプルでストレート、それでわかりやすいと思う」と述べている[9]。また「神話の時代を思わせるところがありながら、いまの時代にもマッチしてる」と述べている[8]。ISHIG∀KIによれば本作は一度ギター録りが終わっていたものの、期間が空いた後に改めてギター録りをやり直しているという[8]。TAKESHIは「シングルにしただけあって、アルバムのなかでは、いまの自分たちをよく表わしている。そのうえにわかりやすいし、力強さもあるし」と述べている[8]。
後年のインタビューにおいてKYONOは本作の完成版を聴いて「すごいの出来ちゃったな」という感想を抱き、過去にないリズムで日本語詞でありながらラップの要素もある点を特徴として挙げている[7]。歌詞についても神秘的でスピリチュアルな要素があり、TAKESHIが追求している音楽性が最も表現されている楽曲であるとも指摘している[7]。TAKESHIは「自分では全然分からなかったけど。とにかくどの曲も、その時自分が作りたいもの、興奮したものであるとか熱くなったフレーズであるとか、そういう自分の考えがカタチになってくから。『こういうものを作ろう』ってイメージが最初にあって作り始めるわけじゃなくて、今自分がやりたいものは何か、聴きたい音はどんな音かっていうのでギター持って弾き出す感じだから」と述べている[7]。
リリース、アートワーク、ミュージック・ビデオ
本作はシングルとして1995年12月16日にビクターエンタテインメントのInvitationから8センチCDにてリリースされた。 シングル盤には本作のみ収録されカップリング曲は存在しないが、これについてKYONOは「とにかく『神歌』を聴け、と。もう出来上がったから、新鮮なうちに聴いてほしい。それだけだよ」、「この曲を聴いて、1月に発表するアルバムがだいたい想像できるかなっていうわかりやすさがある曲だから、それにカップリング曲は必要ないし、この1曲で充分いけるよ」と述べている[9]。
本作は8センチCDでリリースされているが、ケースは通常の12センチCD用のスリムケースが使用されている。また、歌詞カードは2つ折りになっていない1枚の紙でイラストのみが描かれ、歌詞はCDの帯の裏面に記載される形となっている。本作のミュージック・ビデオは覆面をした男の映像と、スタジオで演奏するメンバーの映像とで構成されている。同ビデオはミュージック・ビデオ集『4 PLUGS -VIDEO-』に収録されている。
リリース当時はライブにおける本作の演奏はスタジオ版と同様であったが、後にかなりテンポアップした状態で演奏されるようになった。また、アルバム『4 PLUGS』以前の曲は1997年以降ライブで演奏される機会がほとんどなくなったが、本作のみはライブで頻繁に演奏されており、ライブアルバム『020120』(2002年)や、同名のライブビデオにも収録された。
スタッフ・クレジット
THE MAD CAPSULE MARKET'S
制作スタッフ
- THE MAD CAPSULE MARKET'S – プロデュース
- ギャリー・スタウト – ミックス・エンジニア (THE PLANET RECORDING STUDIO)
- KONIYANG – レコーディング・エンジニア(サウンドスカイスタジオ)
- 木宮保雄(ユイ音楽工房) – A&R
- 関口明(ビクターエンターテインメント) – A&R
- 後藤由多加(ユイ音楽工房) – エグゼクティブ・プロデューサー
- 村木敬史(ビクターエンターテインメント) – エグゼクティブ・プロデューサー