神豬
From Wikipedia, the free encyclopedia

人間に食肉を提供する家畜のブタに感謝の念を示す行事で、日本で言う供養や欧州の謝肉祭に近い性格のものである。ブタの口には供え物の果物が付けられ、絵付け等の装飾も「神として祭る」ことを目的とするという。
主に客家系の住民により、首都・台北市の近郊にあたる新北市などにおいて伝統的に行われている祭りである。まずブタを2年間ほどかけて肥育し、その重さを競う。通常のブタは生後半年ほどで出荷対象となるが、「神豬」に充てられるブタはその4倍の期間をかけて肥育し、餌も通常のブタより多量に与えられ、最終的には1tを超える重量に到達することもある。行事1回当たり概ね10頭程度のブタがエントリーし、順位は重量の大きい順に決められ、一番重いブタが優勝して「特等」あるいは「一等」とされ、以下二位が「二等」とされるが、四位は欠番でひとつ繰り下がって「五等」とされ、以下5位が「六等」という具合で順位付けがなされる。順位付けが行われた後、祭り会場で展示されるため出場したブタは参加者側により伝統的な方法で屠殺され、解体して肉や骨を取り除いた後、頭の部分を下にして皮を扇状に丸く広げ、等級名などの絵付けを行って、お供え物などの装飾を行った後に、祭り会場となる都市の中心街で展示される。会場では入賞したブタで作られた展示物が置かれる他、タレントを呼んだステージイベントが行われたり、露店が多数出店したりして、賑わいを見せる。

