秩父三山

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標高 2,017[1] m
位置 北緯35度51分20秒 東経138度56分38秒 / 北緯35.85556度 東経138.94389度 / 35.85556; 138.94389座標: 北緯35度51分20秒 東経138度56分38秒 / 北緯35.85556度 東経138.94389度 / 35.85556; 138.94389
秩父三山
標高 2,017[1] m
所在地 埼玉県秩父郡横瀬町小鹿野町秩父市
位置 北緯35度51分20秒 東経138度56分38秒 / 北緯35.85556度 東経138.94389度 / 35.85556; 138.94389座標: 北緯35度51分20秒 東経138度56分38秒 / 北緯35.85556度 東経138.94389度 / 35.85556; 138.94389
山系 秩父山地
プロジェクト 山
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秩父三山(ちちぶさんざん)は、埼玉県秩父山地にある秩父多摩甲斐国立公園に属する[2]武甲山(ぶこうざん・ぶこうさん、標高1,304メートル)、三峰山(みつみねさん、標高2,017メートル)、両神山(りょうかみさん、標高1,723メートル)の三山からなる[3][4][5]

三峰山(みつみねさん)は、妙法が岳 (1,332m) 、白岩山 (1,921m) 、雲取山 (2,017m) の三山の総称[6]。このうち、雲取山(くもとりやま)は、東京都埼玉県山梨県境界にある標高2,017.13 m[1]で、東京都の最高峰としても知られる。

武甲山は、秩父盆地の南縁に位置する標高1,304 mの山で、山体の大部分が石灰岩から構成される点に大きな特徴がある。武甲山は中生代三畳紀の「秩父帯」に属し、石灰岩・チャート・粘板岩が複雑に分布する地質をもち、とくに北面では純度の高い石灰岩層が厚く発達している[7]。標高帯に応じて照葉樹林・落葉広葉樹林・ブナ林が分布するなど植生の垂直変化が明瞭で、山麓から山頂にかけて多様な生態系がみられる[7]。また、近代以降の大規模な石灰岩採掘により北側斜面には段状の採掘地形が形成されており、現在の武甲山特有の山容を特徴づけている[8]。山頂からは秩父盆地と周囲の山並みを広く見渡すことができ、登山および自然観察の対象として高い人気を誇る[9]

両神山は、秩父山地西部に位置する標高1,723 mの山で、日本百名山の一つに選定されている。山体は非常に硬いチャート(珪質岩)を主体とし、風化に強い岩質により鋸歯状の稜線や急峻な岩場が連続する険しい山容を形成している[10]。山麓から山頂にかけて原生的な自然林が広く残り、春にはアカヤシオの群落、秋には紅葉が山容を彩るなど、四季を通して景観価値が高い[11]。古くから山岳信仰の対象として扱われ、修験道の峰入りが行われた歴史をもち、現在も信仰登山と自然観光が結びつく地域の代表的な霊山である[12]

人に関わる歴史

修験道と密教

秩父三山(三峯山・武甲山・両神山)は、いずれも古代から山岳信仰の対象とされ、修験道・密教の修行場として重要な位置を占めてきた。秩父山地は険しい山容と深い森林を特徴とし、自然環境そのものが修行の場として機能したため、中世から近世にかけて多くの修験者が活動した[13]

  • 武甲山は、秩父地方の総社である秩父神社神奈備山である。
  • 両神山は、東面の日向大谷の両神神社(観蔵院)と浦島の両神御嶽神社(金剛院)の2院を主要拠点として、修験道が展開されてきた。山岳信仰霊峰である。
  • 三峰山には、聖護院派天台修験の関東総本山とされて隆盛した三峯神社が在る[14]

登山と観光

秩父三山(三峯山・武甲山・両神山)は、いずれも秩父地域を象徴する代表的な山岳であり、山岳景観・自然環境・文化的背景の多様さによって登山者や観光客を引きつけている。これらの山々は、秩父山地特有の急峻な地形や、ブナ林・針葉樹林に代表される深い森林帯、稜線上からの広大な展望などを備え、初級者から上級者まで幅広い登山需要に応えている。また、山中には古来より修験道の修行場や信仰の対象となった霊場が点在し、自然観光と精神文化の双方の側面が観光資源として評価されている。秩父地域は国立公園・ジオパーク指定地域を含むことから、自然保護と観光利用を両立させた登山整備が行われており、四季を通じて変化する山容が多くの登山者を魅了している[15][16][17]

  • 三峰山登山・三峯神社参拝と三峰ロープウェイ
    • 1939年(昭和14年)5月1日 - 三峯神社(同市三峰)への参拝客や登山者の利用を目的に、大輪駅~三峰山頂駅間(距離約1898メートル、高低差約680メートル)で秩父鉄道が運営を開始した。秩父鉄道三峰口駅から西武観光バスで約10分、年間乗車数約35万人を輸送した[18]
    • 1965年(昭和40年) - 市街地から三峯神社へ通じる山道「三峰観光道路」が開通すると、利用客が徐々に減少した[18]
    • 2006年(平成18年)5月19日 - 運行を停止した[18]
    • 2007年(平成19年)12月1日 - 廃線した[18]
    • 2025年(令和7年)11月12日 - 地域住民らの生活環境改善を図るために、秩父市は復活の調査を決定した。年間約60万人の来訪があり、休日には、25キロ以上の激しい渋滞が発生している[18]。バスの運行に問題が生じて、西武秩父駅 - 三峯神社間の所要時間が最大8時間となった[19]

秩父三山へのアクセスは、山岳地帯を通過するので、埼玉県警の登山に関する最新情報を、入手して事故のない、楽しい登山にしたい[20]

脚注

関連項目

外部リンク

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