終末のハーレムの用語
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- コールドスリープ (cold sleep)[1]
- いわゆる冷凍睡眠[1]。作中世界では、機械化が進むことによって一般市民にも普及した技術の1つであり、専用の液体による低温下に置くことで生命活動を極限まで抑制し、身体の現状を維持するために用いられる[1]。2040年時点では細胞硬化症に罹患したナンバーズがAIによる特効薬の開発期間を稼ぐため、新都心第三病院などの大病院に設置されたコールドスリープ機にて、5年間のコールドスリープに入っている[2][3]。
- MKウイルスが発生した後には特効薬やワクチンの開発時間を稼ぐため、100万人から500万人ほどの男性たちがコールドスリープに入っているが、その低温環境下でもMKウイルスはゆっくりと活動し続けられるため、あと1年足らずで死亡すると予想されている[出 1]。
- テレビアニメ版でのコールドスリープ機のデザインは、コレサワシゲユキが担当している[6]。原作では足元にかけて細くなる楕円筒状の据え置き型カプセルとして登場するだけで詳細は不明のままだったが、テレビアニメ版では作中での重要さを踏まえ、「SF感を出しつつも地に足の着いた設定」のもと、半円筒状のシリンダーとして設置部屋共々変更されているほか、第1話で高木が閲覧する「ベッドシリンダ」「脳波バイタルユニット」「バイタルインジケータ」などの各部が詳細に設定されており[7]、バイタル系のモジュールとストレッチャー部分が分離する構造になっている[8][注 1]。
- コレサワは設定を3Dでデザインし、3Dプリンターで出力した模型まで作ってくれた[9]ため、監督の信田ユウはシリンダーの動きも再現されているその模型で作画スタッフにも動かしながら説明でき、重宝したという[10]。また、コレサワは画面のテキストや画像も医療関係者による協力のもと、丁寧に作成したと述べている[11][注 2]。さらに、信田はテックレベルや経済圏といった加工技術の制約を把握してデザインするのが手間もかかるが満足できるものになるとのコレサワの意見に、リアリティレベルをどこに取るかの打ち合わせを経て出力されたものは視聴者の想像の余地になってもらえるとの感謝を述べているほか、コレサワは信田と世界観を作る打ち合わせの際に作中世界のテクノロジー関連の話題で盛り上がったという[13]。
- 現実世界でも、スペースワークス・エンタープライジズ社などで研究されている。
- 細胞硬化症[3](さいぼうこうかしょう、cellular sclerosis)
- 2040年時点でナンバーズが罹患した新種の感染症[14][15]。当時の人類には脅威となっており、体調の悪化や身体の激痛を経て発症するうえ、放置すれば必ず死に至ることから、大病院へ入院する必要がある[2][3]。
- 2045年時点ですでに製薬会社のAIが特効薬のレシピ開発に取りかかっていたが、それには数年間が必要だったため、コールドスリープに入ったナンバーズはやがて投与された特効薬によって全快すると同時に、偶発的にMKウイルスへの免疫を得ることとなった[出 2]。
- MKウイルス(エムケーウイルス、Male Killer Virus)[18][3]
- 2040年終盤に発生した、新種のウイルス[3]。男性にしか感染しないことから、「男殺しウイルス」の通称が付けられた[18][14]。感染者は全身の細胞が3日間で死滅し、皮膚が紫色と化した後、全身の穴から血液を噴き出して惨死する[18][3]。急速な空気感染によって地球全土にパンデミックを引き起こした結果、3か月で世界人口を半減させたうえ、2045年時点でも地球全土に蔓延して同様の猛威を持っている[18][3]。
- 同時多発という状況から、2045年時点でさまざまな仮説が挙げられていた[19][3]が、正体はUW世界本部の首脳陣が「男性絶滅計画」の布石として開発した人工ウイルスである[出 3]。また、開発に際しては共生細菌のボルバキアに含まれるオス殺しの因子が、三賢者によって導入されている[24]。
- ワクチンの開発には、ウイルスの活動を安定させる結晶化が必要とされている[3]ほか、男性ホルモンを活性化させたナンバーズの体内へ免疫を上回る高濃度のMKウイルスを投与する必要がある[25][26]ため、怜人はロスアニアの特別研究施設[27]にて自身を被検体とする実験に臨み、死の淵を経てワクチンの完成を迎えている[出 4]。
- メイティング (mating)[18][34]
- 作中世界における、ナンバーズとメイティング候補たちのセックスによる子作りの通称[出 5]。呼称が「子作り」では直接的すぎると懸念した鬼原により、命名された[35][23][注 4]。UW日本支部によって構築された「人口増加施策」でもあり[34]、ナンバーズとメイティング候補たちへの侮蔑の意味を込める場合には「種付け」[18][14]、形式張った意味を込める場合には「生殖行為」[36]ともそれぞれ称される。
- 受胎を人工授精で行っても新生児が男児の場合はMKウイルスによって死亡するため、日本支部はMKウイルスへの免疫を持つ男児が誕生することを期待してメイティングに注力することとなった[18][34]。なお、専属担当官が参加することも首脳陣は当初から想定かつ了承済みであり[35][37]、2045年時点では寧々子が恭司と叶えている[38][39]。
- 第1部の完結時点でも妊娠が成功する理由は不明のままだったが、第2部ではセックスが女性側のホルモンバランスにも影響していることが、花蓮の台詞で明かされている[22][40]。
- 原作では連載時に一番過激なシーンを見せていないが、それでも人気は高いため、LINKはモロが無くても成立すると思っている[41]。また、宵野もエロを描く場が単行本にあるため、連載時には思いっきり描けるという[41]。
- シチュエーションや画面については、LINKから指定することもあれば、宵野に丸ごと考えてもらうこともあり、単行本でのオマケ漫画では前者が多いが、第10巻で各世代の翔太が登場したのは宵野によるアイデアという[42]。
- 宵野は、昔からつちかってきた成人向け漫画のやり方と変わらず、注目ポイントを入れて見せたい表情や箇所をパズルのように組んでいく感じだと述べている[43]。
- 信田は、テレビアニメ版ではメイティングシーンも含めて「お色気場面」のためにメインアニメーターを立てており、相手への思いや感情を表現してキャラクターや物語をより理解できるように作っていると述べている[44][注 5]。
- メイティング候補
- メイティングのため、UW日本支部によって極秘で集められた女性たち[47][48]。「若く健康で受胎に適する」として選りすぐられた美女ばかりであり[47]、ナンバーズの顔やプロフィールを確認したうえでセックスを希望するため、強要はない[18][注 6]。専属担当官の立てたスケジュールのもと、ローテーション制で「メイティングシフト」を守るよう命じられている[49]が、メイティングの性質やナンバーズの立場ゆえに守れない姿も散見される[注 7]。なお、需要の激減した芸能界から転身した者も少なからず含まれる[50][51]。
- 集められた後には貧しい外界から一転して施設内での豊かで安全な生活が保障される[48][52]ほか、妊娠した者は家族も同様に生活が保障される[53][18]。
- 2049年現在では翔太とのメイティングを望む女性たちが中央庁舎でのオーディションに参加している[54][55]ほか、厳しい選定を経て派遣されるハウスメイトが候補の役割も兼ねており[56][57]、ハウスと称される各家庭にて1人もしくは複数人が男性1人と同棲している[58]。
- ナンバー (No.)
- MKウイルスへの免疫を持つうえにメイティングの要となる男性たち5人(恭司、怜人、翔太、善、陸)を、UW日本支部が「地球上で最も貴重な資源」や「人類希望の星」などと祭り上げる[2][4]際の冠称。日本支部がUWの主導を握るための「武器」でもあり、総称ではナンバーズと呼ばれる[出 6]。
- メイティングについては候補たちから相手を選び放題であるうえ、一度に複数人と励んでも良い[出 7]。また、候補たちに好みのタイプがいない場合には、日本支部が新たに用意してくれる[48]。
- なお、各自の苗字については、善が目覚めた後に次は「金」が含まれることが輝奈に予見される[61]など、陰陽五行に沿ったものとなっている[62]。
- 倫理学者の平尾昌宏には、物語序盤における怜人については「大げさに言えば、人類存続という正義と、絵理沙ちゃんに対する愛(横の相補型)の対立」と分析されている一方、恭司については「ここには愛はなく、火野君に求められるのは、女性たちを公平に扱うという、分配の正義」とも分析されている[63]。
- ライター・ドラマ評論家の成馬零一には、「この世界の犠牲者」と表現される一方、快楽の園にいるために自分が阻害されていることが自覚できず、そのことがより本作のディストピア感を倍増させると評されている[64]。
- テレビアニメ版では固有名詞を視聴者に音で判断されることを踏まえ、例えばNo.1を「ナンバーワン」と続けて発音するのではなく、「ナンバー」と「ワン」で分けて「ナンバー・ワン」と発音している[10]。これは、続けて発音すると英語の文法において「1人目」ではなく「1位」を意味してしまうためであり、LINKも指摘されて初めて気づいたという[10]。
- 専属担当官[34]
- ナンバーズをメイティングに励ませることを最重要任務とされ[37]、彼らの世話を専属して担当する美女たち[34]。すぐに着任できるわけではなく、「養成所」なる施設での研修を経て入念に育成される[出 8]。
- 2045年時点ではUW日本支部の首脳陣のもと、ナンバーズのあらゆる求めに応じる代わりに一般職員よりも高い権限を与えられた寧々子・美来(後にマリア・麗亜)・花蓮が、恭司・怜人・翔太に身辺の世話や外界との接触を務めることを管理の名目として接する[出 9]が、実質的には彼らを隠しカメラなどによる監視下に置いている[出 10]。
- 2049年現在では翔太や花蓮による支配下のもと、政府から派遣された乃薔薇が陸に接する[17][72]。実質的な監視下については、日本支部と同様である[出 11]。
- 信田は、「美少女ゲームにおけるメインヒロインみたいなもの」「サービスシーンも多くはないが物語ではとても重要なキャラクター」とそれぞれ評している[75]。
- 「メイティング計画」
- UW日本支部の首脳陣がUW世界本部に無断で進めている計画[69]。メイティングを主体としていること以外の全容は不明であるが、人類の救済よりも首脳陣の私利私欲を優先していることや、花蓮以外の者たちにはそういった暗部を明かさないまま、人類の救済や生活の保障を強調した崇高な内容を吹聴して賛同や参加を得ていることが、首脳陣や花蓮、メイティングに励む面々の台詞から示唆されている。
- 原作では第1部の完結時点でも全容は不明のままだったが、公式ガイドブックでは玲奈の解説文に「メイティング計画に賛同」[49]、汐音の解説文に「メイティング計画に参加」[76]とそれぞれ明記されている。また、マンガペディアが2022年2月5日に報じた本作のニュース記事では鬼原の解説文に「メイティング計画を実行するUW日本支部の国務長官」と明記されている[23]ほか、『メガミマガジン』2022年5月号(イード)では翔太と春歌・奈都・晶による保健室でのメイティングの解説文に「花蓮がプロデュースするメイティング計画」と明記されている[77]。さらに、『メガミマガジンRX』Vol.12では玲奈の名前に「メイティング計画に取り込まれた女優」との説明文が添えられている[78]。
- 「男性絶滅計画」
- イザナミが初めての電波ジャック放送の際に暴露した、UW世界本部の計画[20][21]。男性の存在を暴力・差別・戦争といった理不尽の源泉として断じ、完全に女性だけの理想郷を建設しようと、女性の遺伝子だけで単為生殖を経て出産する計画であり[1][23]、MKウイルスの開発やパンデミックはその布石である[20][21]。2040年以前から三賢者によって始動されており、2049年現在ではそれを実現させるための最後のピース「聖母の子宮」が完成されている[24]。
- なお、計画名が読者(視聴者)に明示されたのは、原作ではクロエがロスアニアへのミサイル攻撃を決意した時点である[38]が、テレビアニメ版ではUW日本支部への介入からまもない時点に早められている[79]。
NOSEX ()[80]- 「男性絶滅計画」の一環としてレムが開発した、性欲消滅物質[22][80]。MKウイルスにワクチンの開発過程で効力を現すように仕掛けられていた[注 9]ため、怜人たちに気づかれず世界中へ拡散される[22][80]。その結果、2049年現在ではワクチンを投与された男性たちはおろかその開発過程で高濃度のMKウイルスを投与された怜人も、性欲や生殖能力を失った状態にある[22][80]。
- 克服するには、ハブなどの毒ヘビから作る特別な
蛇胆 ()が必要である[82][56]。また、九州に生えている特殊な薬草も必要である[83][84]。 - 対NOSEX試薬は開発への着手から約半年を経て、桜が怜人の希望に応じてタブレット型の錠剤として完成を迎えており、彼が自身で試して効果を確認している[85]。
機器
- 成長促進器[27][87]
- 被験者の肉体を短時間で成長させる機器[出 12]。縦型のカプセル内の溶液に、被験者は酸素マスクを装着しただけの全裸で浸かりながら、仮眠状態で全身もしくは部位ごとの調整や処理を受ける[出 13]。
- 視力の回復や傷の抹消、肌のアンチエイジングといった処理も同時に行えるほか、育成度合と成長速度も管理できるが、短時間で急成長させる場合や使用頻度が高い場合には内臓にダメージが生じることから、症状を緩和させるための調整が定期的に必要となる[27]。
- 高速学習装置[27]
- 被験者の脳に短時間で学習させる機器[91][27]。機器内に被験者はヘッドマウントディスプレイ付きのヘルメットを装着して座りながら、脳に膨大な情報を刷り込ませて学習させる[91][27]。
- 情報は定着するわけではないことから未使用時の映像学習も必要であるうえ、短期間かつ高頻度の利用は被験者の脳に高負荷がかかる[27]。
- 聖母の子宮(マリアズウーム)
- 三賢者が太平洋上の孤島Xに構えた研究施設にて完成させた、MWの象徴にして「ヒト女性単性生殖システム」[92]。三賢者の理想郷に必要な最後のピースであり、聖杯としても崇められる[24]。
- 胎内と子宮を模した形状の無数の大型カプセルによって構成されており、クローンとは違う女性同士による遺伝子交配を実現させる[24]。最初の被験者として選ばれたのはクロエであり、彼女に新たな女性を出産させた後にはナンバーズと彼らに寄り添う「反動的女性」たちを粛清すれば、理想郷は完成されるという手筈になっていた[24]。構造上、クローンも製造可能である[81]。
勢力
- UW(ユーダブリュー、ユナイテッドウィメン、United Women)[5]
- 女性による国際連盟[出 14]。MKウイルスの脅威によってほとんどの国家が無政府状態に陥った際、事態を重く見た世界各国政府が全世界の統治権を委譲したことによって誕生した[4][5]。
- 2045年時点で臨時政府を設立しており[4][5]、アメリカ軍と同等で戦争を可能な軍も保有している[出 15]。臨時政府は生き残って理性を保つ民間の女性たちを統制し、軍は親しい男性を失った絶望から暴徒と化した女性たちを鎮圧する[18][14]。
- 加入した各国や各地域を完全管理下に置くなど絶対的な権力を持つ[50]ことに加え、多々存在する難民たちにとっては資源を独占して不平等を発生させる独裁者であることから、非協力的な国家や反抗的な勢力が存在する[出 16]。
- 翔太と花蓮の策略によってUW日本支部を掌握されたうえ、寧々子に率いられたリカら勇士たちの武装蜂起に遭って日本から追放された[61]後、MKウイルスの首謀者として全世界からも敵視され、2046年には解体された[22][98]。
- UW日本支部[34]
- 日本政府に代わって日本を統治しているUWの日本支部[出 17]。東京の高層ビル群の1棟に「UW」のロゴを掲げて拠点を置いており[99]、その内部では鬼原たち首脳陣5人が世界本部から離れて独自路線を歩もうと、極秘で「メイティング計画」を進めている[出 18]。一般市民の統制については世界本部と同様であるものの、一般市民の国際通信を厳しく制限して日本を事実上の鎖国状態に置いている[100]うえ、日本の法制度を改革するほどの権力も有している[注 10]。また、芸能についても映画やドラマ、アニメなどの各種番組を管理しているほか、怜人の研究中や食事中の姿、彼へのインタビューなどで構成したドキュメント番組を、一般市民へのプロパガンダとして放送している[50]。
- 翔太と花蓮に掌握された後は彼らの拠点となっており、2049年現在では「UW」のロゴを撤去されて棟名も「日本共和国中央庁舎」へ改名されている[65][54]。
- UW世界本部[95]
- 北アメリカ大陸に存在し、UWの頂点に立つ部署[96][95]。強い権力を持っており、各支部を監視しては強硬手段で従わせることもある[95]。
- 第1部中盤には世界中からMKウイルスの研究関係者を集積させて特効薬の開発を目指していたことや、情報統制については日本支部以上に厳しいことが明かされていた[102]。しかし、その裏では絵理沙曰く「女性の遺伝子だけで子供を産む計画」(後にクロエが明かすところの「男性絶滅計画」)を進めていた[21][23]。
- UWが解体された後はMWの拠点となっており、三賢者が引き続き総指揮を執っている[103]。
- テレビアニメ版ではポープが日本へ渡航中の時点で航空機内からクロエと通信し、彼女も日本支部を内偵して確信したからこそポープに来日するよう命じた旨を答えるシーンが追加されるなど、原作よりも早く本性を現している。
- MW(エムダブリュー、マリアズウーム)[98][104]
- UWの解体後、クロエがUW世界本部にて男性嫌いの過激派を率いて再編した組織[出 19]。日本語訳では「聖母の子宮」と表記される[22][104]。挨拶は「子宮」を意味する英語の語句「WOMB」を合言葉としており、身分の格差に関係なく子宮の形状を模した姿勢で行う[22][103]。
- 2049年現在では、男性の性欲が数多の不幸を作ってきたという信念のもと、UW当時から進めてきた「男性絶滅計画」をより進めようと画策しており[22][18]、日本にも一派を海上から潜入させている[103][57]。その手段は巧妙にして大胆であり、中央庁舎に事務員として潜入させていた者[54]に自爆テロすら行わせている[83]。また、花蓮の不在中の混乱に乗じて潜入者を増やしているほか、市街地へのミサイル攻撃も辞さないまでに暴走している[105]。拠点の1つとして、X島の研究施設に「聖母の子宮」を完成させていたが、三賢者がクロエに殺害されたことによって組織は崩壊し、花蓮が翔太にも明かさずすべてを掌握する[出 20]。
- イザナミ[106]
- 世界各地に存在するさまざまな反UW勢力のうち、日本にて蜂起した集団[20][106][注 11]。日本だけで活動するのはリスクがあるため、拠点は「村」の存在する新潟県だけではなく複数の場所に構えており、台湾もその1つである[107][104]。また、UWによる支配への抵抗という目的については一致しているものの、数少ない男性たちの処遇を含むこれからの世界のあり方については一枚岩ではなく、絵理沙や光らの派閥と輝奈らの派閥に分かれている[108][23]。
- LINKは、新興宗教団体と性的なものには密接な関係があることから、本作では絶対に描くべきことと楽しく考えて登場させたが、それほど多くの読者には響かなかったという[42]。
- 男性復帰派(仮)
- イザナミのうち、MKウイルスの特効薬を開発してコールドスリープ中の男性たちの復帰を目指す派閥[18]。絵理沙や光らによって構成されており[108][18]、怜人と合流した後には香港の反UW勢力と接触するなど、イザナギ派とは別行動(実質的には離反)に出る[23]。
- イザナギ派(仮)
- イザナミのうち、ナンバーズを隷属させて原始的な社会の構築を目論む派閥[18]。イザナミの主流を成しており、新たな教祖を望む輝奈らによって構成されている[108][23]。
- 2049年現在では、2045年終盤に開始したイザナギ(善)との儀式(乱交)を経て、数多くの子供たちが誕生している[出 21]。また、九州のほぼ全域を統治下に置いており、福江島や奄美大島も含む各地に点在する「村」には、コールドスリープから目覚めた男性たちも含めて各地から老若男女を集めている[83][110]うえ、海岸には銃火器を装備した武装警備隊を配備している[111]。NOSEXを克服できてはいないものの、「村」ではなおも儀式に励んで増え続ける善の子供たちを、皆で育てている[112][110]。また、政府とは相互不干渉協定を結んでおり、MWによる襲撃にも自分たちのみで対処している[105]。
- 香港の反UW勢力(仮)
- 九份にて絵理沙と再会した怜人に光が存在を明かした、中華圏の反UW勢力[108]。香港に拠点を構えており、UWによる支配についてはイザナミと同様に反対している[108][23]。