緋雨閑丸
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キャラクターの原型
長い茶髪をうなじ部分で括った幼い少年。長めの前髪は基本的に無造作に下ろしているが、『SAMURAI SPIRITS (2019)』では真ん中分けに変更されている。
朱色・白・朱色(袖なし)と三枚の着物を重ね着しており、白い膝丈の袴を履いている。足元は黒い脚絆と白い足袋を着け、草鞋を履いている。
また、黄色の輪袈裟[1]を右肩から斜めに掛けている(色はいずれもデフォルトカラーでのもの)。
閑丸は少女と見紛う容姿の少年であるが、外見のモデルは漫画『るろうに剣心』の主人公・緋村剣心とされていた[要出典]。同漫画の作者で、後に『零』のキャラクターデザインにも携わった和月伸宏が、『るろうに剣心』の単行本第8巻の中で、閑丸について語っている(なお和月自身は、サムライスピリッツシリーズの大ファンである)。しかし、スタッフから「実は違います」と明確に否定されている[2]。
初期段階の設定画の中には植物を武器にする様子が描かれているものがある。また、他には自分の身長を超える長剣を持っていたもの(その段階では斬紅郎の設定と被っていたようである)、腕に巨大な逆刃鎌をつけたものなどがあり、『斬紅朗無双剣』から登場した新キャラクターの中でも閑丸のキャラクター設定には幾多の変遷があった[3]。
設定
記憶喪失の少年。わずかに残った記憶を頼りに自分の過去を探す旅を続けている。自分の記憶の鍵となるのは「鬼」の存在であり、人々を殺戮した「鬼」と呼ばれし男、壬無月斬紅郎を探していた。夢に出てくる「鬼」の剣技を自己流に再現した「緋刀流」という我流剣術の使い手である[4]。
初出作品の『斬紅郎無双剣』のエンディングでは、自分が倒したはずの斬紅郎の骸が無いうえに目前の風景も違っており、周りの木々が倒され、斬紅郎の刀「紅鋼怨獄丸」を握っていたとしている。自分が斬ったのは、斬紅郎の心の中の鬼であることに閑丸は気付かなかったが、自分こそが鬼ではないのかという疑問を呟いて終わる。
閑丸の詳細な設定は明らかにされていないものが多い。判明しているのは「斬紅郎と閑丸の間に血縁関係はない」ということのみ[2]であり、「閑丸と斬紅郎は何者か」についても、開発スタッフは「謎です」と答える[5]など、斬紅郎との関係についても断片的な事柄しか判明していない。『ネオジオフリーク』では「閑丸と斬紅郎を結び付けた人間、裏で糸を引いていた者がいる」という旨のコメントがされている[4]が、詳細は不明のままである。
ゲームCD『サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣 ARRANGE SOUND TRAX』(SNK新世界楽曲雑技団)にはドラマが収録されており、その中でナコルルが閑丸に出会う場面がある。旗本奴に絡まれていたところをナコルルに助けられ、彼女に鬼を探していることを話し礼を言って立ち去るが、ナコルルは閑丸が「鬼」であることに気付いていた。
『天草降臨』の閑丸のエンディングでは覇王丸とナコルルの叱咤の言葉を受けて自らの心に棲む鬼と向き合うことを決意するが、これは閑丸の幻覚・幻聴(つまり自問自答)である[6]。
『天下一剣客伝』ではいろはに「子どもが刀を振り回しちゃ駄目です!」と言われてしまう。エンディングでは儚との再会を果す。斬紅郎のストーリーでは、斬紅郎が閑丸の刀を見て「宗家の者を嗾けてきたか」「宗家の鬼を宿す者」という旨を口にしており、核心は明かされぬままであるものの斬紅郎との関係性に踏み込んだ描写がされている。
萬三九六に気に入られており、部下にスカウトされる。
『真説サムライスピリッツ 武士道烈伝』のネオジオCDのおまけコーナーは閑丸を主役にした隠しシナリオである。舞台は京都。
『天草降臨』の次に発表された3Dシリーズ(『サムライスピリッツ〜侍魂〜』および『サムライスピリッツ2〜アスラ斬魔伝〜』。通称『ポリ』および『アスラ』『斬魔伝』)には登場していない。
武器
- 霧雨(きりさめ)
- 閑丸が主に攻撃に使用する和傘。青をベースに黄色の蛇の目模様が入っている。
- 傘の生地(和傘における平紙に当たる部分)は牛の皮を干したものと松ヤニを煮たものと豚のヒゲが三重に重ね合わされており、高い強度を持つ[5]。
- 大祓禍神閑丸(おおはらえのまがかみしずまる)
- 閑丸が背負っている宝刀。柄の先端には赤い宝玉と白い房飾りが付けられている。
- 攻撃に使用することはほとんどなく[注 1]、大祓禍神閑丸を使用していることが明確に分かるのは、「梅雨円殺陣」や「暴雨円殺陣」の上昇中と「雨流狂落斬」(のちに「真・雨流れ狂落斬」と改名)だけである。
- 武器飛ばし技(武器破壊技)を喰らって霧雨を失うと大祓禍神閑丸も一切抜かなくなる。なお、『斬紅郎無双剣』では通常でも一部の必殺技を除いて大祓禍神閑丸を抜くことはなかった(『天草降臨』以降は通常技でも抜くようになった)。
名前
現在の本名である「緋雨閑丸」という名前は、孤児であった彼を養育した僧が、彼とともに置かれていた刀に刻まれていた銘「閑(しずか)」よりとった名である。『零』のエンディングでは、通りかかった侍が大祓禍神閑丸を見て閑丸を「刃」と呼び、「水無月宗家に何があったのか」と問う場面があり、本名は「水無月 刃」のようである。「刃」の読み方は不明(「刃」という名前は『斬紅郎無双剣』の閑丸設定画[8]にも見られる名前であり、また「柳生人生劇場」でも使われている)。『天下一剣客伝』でも「水無月」の名前が出ている。
なお開発上の名前の由来としては、傘を武器とする点から雨との関連性を持たせるという意味と、暗に「血の雨」という意味で緋雨という名字が設定された[2]。
登場作品
- サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣
- サムライスピリッツ 天草降臨
- サムライスピリッツ零
- サムライスピリッツ零SPECIAL
- サムライスピリッツ 天下一剣客伝
- 真説サムライスピリッツ 武士道烈伝(ネオジオCDのみ登場)
- SAMURAI SPIRITS(2019)(DLC追加キャラクター)