黒子 (サムライスピリッツ)
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各作品の黒子
黒子は個人名ではなく、本来の意味での黒子である。黒装束に身を包み、紅白旗を持ち、『サムライスピリッツ』シリーズの裏方を担う存在である。ゲーム中は主に対戦する二者の間に立ち、攻撃に対する判定を行う審判役を務める[注 1]。その他の仕事は敗者の死体運搬、武器破壊技で壊れた武器の再生および投入、ナレーションなどを担当している。
シリーズ二作目『真SAMURAI SPIRITS 覇王丸地獄変』(以下『真』と表記)では、対CPU戦で一定条件を満たすと突如乱入し、対戦を挑んでくる[注 2]。以後の作品でも隠しキャラクターとして参戦することがある。
数多くいる黒子だが、その中の一人は花諷院和狆と旧知であり、かつて和狆と手を組んで羅将神ミヅキと戦ったことがある。このときのミヅキは霊体であったが、倒すことはできず、退散した。『真』の和狆のエンディングでは、和狆と会話をしている。『サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣』(以下『斬紅郎無双剣』と表記)で対戦相手と全く同じ姿になれるコピー能力も披露している。五つ子の長男であり、次男の二郎、三男の三郎、四男の四郎、五男の五郎がおり、この兄弟も全員黒子で『サムライスピリッツ 天下一剣客伝』(以下『天下一剣客伝』と表記)の黒子の掛け合いで登場している。
黒子は人体の研究家であり、ツボや急所も知っている[1]。審判時には敗者の死体運搬と敗者の死者蘇生をおこなう。
『真』の黒子のステージは、ヒマラヤの標高8848メートルの高地で背景に13人の黒子が正座で並ぶ。壁には人体の解剖図などの絵が掛けられている。天井の額には「REDRUM」(赤い羊)という英語が書かれているが、これを逆にすると「MURDER」(殺人)に変わる[2]。『真』の開発陣も「もうあれはホラー映画のある部分を取ってきた遊びです。どこまであのステージにパロディがあるかを探してみて下さい」と述べている[1]。
SNKの歴代キャラクターの中から『THE KING OF FIGHTERS '97』に出場するキャラクターを『ファミ通』、『ゲーメスト』、『ネオジオフリーク』の3誌の読者投票で決める企画が行われた際、『サムライスピリッツ』シリーズのキャラクターはゲームイメージなどを考慮して投票対象外とされた中、黒子のみ投票対象となった[3]。
- SAMURAI SPIRITS
- 審判役として登場。
- ゲームボーイ移植版である『熱闘サムライスピリッツ』では隠しキャラクターとして参戦する。CPUとして登場する際のステージは演舞(ボーナスステージ)の流用。
- オリジナルでストーリーが搭載されており、服部半蔵の戦いを見て憧れを抱いた黒子が自分も戦いに臨んだものの、半蔵の言葉を受けて審判としての役目が自分にとっては一番であると思い直す、というものとなっている。
- 真SAMURAI SPIRITS 覇王丸地獄変
- 審判役。その他に本来勝利メッセージが表示されるときに、たまに敗者を運搬中の黒子の呟き(もしくはぼやき)が入ることもある。
- また、前述の通りプレイヤーに対戦を挑んでくる。家庭用移植版では隠しキャラクターとして使用可能。日本版の黒子の名前にモザイクが掛かっており[注 3]、本来キャラクターの名前を読み上げるはずのボイスも「おや?」というものになっているが、体力ゲージの下には「KUROKO」と表記されている。
- 対戦キャラクターとしての黒子は、登場デモ・挑発・必殺技など演出のほぼ全てが他のSNKキャラクターが使用していたもののパロディとなっている[注 4]。『真』の開発陣によると黒子に関しては最初からパロディの意識しかなかったが、ユーザーは思った以上に作品に登場するパーツにドラマ性なり世界観なりを求めており、「なぜ龍虎乱舞やタン・フー・ルーの撃放を打つんだ」という声が多かった旨を語っている[1]。
- いわゆる2Pカラーが存在しないように見えるが、ぬいぐるみ化の際に頭に付いた紐の色が1Pは橙、2Pは水色となる[4]。
- また最終ボスの羅将神ミヅキと同様に武器破壊技を受けても武器を破壊されることがなく、素手状態にならない[5]。
- サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣
- 本作では審判役としては登場しないが、対CPU戦を進めるとプレイヤーに対戦を挑んでくる。ただし、前作と違って黒子の姿ではなく、そのときのプレイヤーキャラクターと同じ姿で戦う同キャラ対戦となる。その際の黒子の剣質について、修羅になるか羅刹になるかはランダムで決まる。この演出は『斬紅郎無双剣』のみ。なお、本作の黒子の構えは本作オリジナルで、紅白旗を所持していない。戦いの舞台は『真』のときのステージを簡素にしたもの。
- ゲームボーイ移植版である『熱闘サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣』では、黒子戦の際に「己の中の鬼」を倒せという旨の台詞が付け加えられた。
- 真説サムライスピリッツ 武士道烈伝
- 本作では黒服と赤服の2種類がいる。黒服は所々に点在するデータセーブ担当で、赤服は一定の料金を黒子に支払うことでパーティー全員の体力を全回復する。
- SAMURAI SPIRITS 〜侍魂〜
- 隠しコマンドを入力することで、対2P戦のみで使用可能の隠しキャラクターとして登場する。この作品では旗は持たず、素手で戦うキャラクターになっている。
- 修羅と羅刹で使用技が変化せず、通常技の多くは同作における風間火月、必殺技の多くは同じく同作における服部半蔵(羅刹)がベースになっている[6]。
- サムライスピリッツ!2
- 最初から選択できるが、ゲーム開始時に剣質も含めランダムな別のキャラクターの姿になって戦うという、事実上のランダムセレクトになっている。
- 修羅を選択した場合は最初に選択されたキャラクターのまま(羅刹に固定される場合もある)、羅刹を選んだ場合は最初はランダムだが、次の試合以降は直前の試合で倒したキャラクターと同じ姿・剣質に変身して戦う。
- サムライスピリッツ 天下一剣客伝
- 審判役として登場。
- 家庭用移植版では乱入および隠しキャラクターとして参戦する。性能は『真』がベースとなっているが、必殺技は一部を除いて一新されている。