聖ヨセフの夢 (ラ・トゥール)
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| フランス語: Le Songe de saint Joseph 英語: The Dream of Saint Joseph | |
| 作者 | ジョルジュ・ド・ラ・トゥール |
|---|---|
| 製作年 | 1642年頃 |
| 種類 | キャンバス、油彩 |
| 寸法 | 93 cm × 81 cm (37 in × 32 in) |
| 所蔵 | ナント美術館、ナント、フランス |
『聖ヨセフの夢』(せいよせふのゆめ、仏: Le Songe de saint Joseph, 英: The Dream of Saint Joseph)、または『聖ヨセフに現れる天使』(せいよせふにあらわれるてんし、仏: L'Ange apparaissant à saint Josephは、フランス17世紀の画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥールが1642年頃に制作したキャンバス上の油彩画である。フランスのナント美術館に所蔵されている[1]。
ラ・トゥールは、第一次世界大戦中の1915年にドイツの美術史家ヘルマン・フォスによって再発見された画家である。同年の論文で、フォスはフランスの美術館が所蔵する3点の作品をあげた。いずれも深い闇の中に包まれた人物の半身像がロウソクの光によって浮かび上がる謎めいたもので[2]、レンヌ美術館の『新生児 (生誕)』、そしてナント美術館の『聖ペテロの否認』と本作『聖ヨセフの夢』(当時は『若い娘に起こされる眠った老人』と呼ばれていた) であった[3]。
ナント美術館の2点は、ナント市が1801年に外交官カコーのコレクションと一緒に獲得した後は、アントワープのフランドル派の画家ヘラルト・セーヘルスの作品とされていた。『聖ヨセフの夢』については、1859年にクレマン・ド・リが「レンブラントを模倣したどこかの凡庸な画家」の作品で、「ホントホルストとヴァランタンを混ぜたような作品」であると評した。次いで、フランスの画家モーリス・カンタン・ド・ラ・トゥールに帰属された後、無名の画家アントワーヌ・ルブロン・ド・ラ・トゥールの作品と考えられた。本作には、『聖ペテロの否認』と同じく「G・ド・ラ・トゥ―ル」と署名されていたからである[3]。
1915年の論文で、フォスは、ナントの2点の作品の署名とロレーヌ地方の古文書保管人たちが記していた作者不明の画家についての文章を関連づけていた。こうして、ルーヴル美術館の学芸員であったポール・ジャモの言葉によれば、フォスは「3世紀近くの間、不可解な忘却につつみこまれていた闇の中から、突然姿をあらわしたまれに見る大天才」であるジョルジュ・ド・ラ・トゥールを見事によみがえらせたのである[3]。