被曝花
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| Radiation-Exposed Flowers Harmony / Radiation-Exposed Flowers Eternal: 被爆花ハーモニー/被爆花エターナル | |
| 作者 | 柿崎順一 & Chim↑Pom |
|---|---|
| 製作年 | 2011年 |
| 種類 | 彫刻、フラワーアート、ミクストメディア:植物、金属、ガラス、コンクリート、繊維、プラスチックなどすべて放射線被曝物 |
| 寸法 | 130 cm × 220 cm × 130 cm (51 in × 87 in × 51 in) |
被曝花(ひばくばな)は東日本大震災とその影響により発生した福島第一原子力発電所事故により放射線被曝した植物などを含む様々な被曝物を、現代美術家でフラワーアーティストである柿崎順一と、アーティスト集団Chim↑Pomとのコラボレーションにより、2011年に制作された彫刻作品群(いけばな)[1]。
被曝花は、柿崎順一とChim↑Pomとのコラボレーションにより制作された立体彫刻の作品群である。Chim↑Pomが採取した、東日本大震災とその影響により発生した津波、そして福島第一原子力発電所事故により放射線被曝した植物や、福島県の伝統民芸品である、こけしや瓦礫、洗面器などの被曝漂流物を素材に、柿崎順一が構成した。被曝花はシリーズ化され、『被曝花ハーモニー』と『被曝花エターナル』の計二作品が制作された。Chim↑Pomの個展「REAL TIMES」の為に制作され、東京都の無人島プロダクション / SNAC に於いて発表され一般公開。後、大阪府のスタンダードブックストア心斎橋 B1F カフェ ギャラリーへも巡回展示された。
『被曝花ハーモニー』
『被曝花ハーモニー』は、Chim↑Pomのメンバーが、福島第一原子力発電所事故直後の福島第一原子力発電所から30km周辺地域で、ガイガーカウンターを使用し、放射線量を計測しながら除染し採取した花や植物を素材に、柿崎順一が構成した作品[2]。Chim↑Pomのリーダーである卯城竜太は、「シリアスな状況にこそ『美しさ』が必要だと思いました。特に生命の美しさにこだわったので、美の象徴である花を選びました。植物は逃げることができません。環境がどうなろうと運命を全うするしかないものです。でも花の美しさは変わらない。自ら撒いた種に右往左往する人間との対照的な生き方を、生で感じるための作品です。」と述べている[3] 。ヒマワリや牡丹、タケノコ、ツツジ、ツゲ、ムスカリ、チューリップ・菜の花・藤などの植物をはじめ、津波に流され漂流し、更に被曝したこけしや金属、布団、照明器具、ガラス瓶、コンクリートブロックなどの日用品も重要な構成要素となっている。Chim↑Pom「REAL TIMES」展 ( 東京・無人島プロダクション / SNAC )に於いて発表され、Chim↑Pom「REAL TIMES」大阪巡回展 (大阪・スタンダードブックストア心斎橋 B1F カフェ ギャラリー)へも巡回展示された。
『被曝花エターナル』
『被曝花エターナル』は、『被曝花』シリーズの二作品目として制作された。この作品では『被爆花ハーモニー』では使用されなかったが、事故発生後の現地に数多く見受けられたという被曝漂流物の "洗面器" に焦点を絞っている。使用した植物は柿崎順一のテクノ・ホルティ園芸専門学校在学時の同級生であり、福島県いわき市小名浜で被災した生花店を経営する、馬上忍(ラッキー)に依頼し、被曝しながらも育ち続け出荷されるに至った新鮮な花々や、津波を被りながらも塩害から生き残り成長した植物を、馬上家の庭などから採取し使用されている。また、『被曝花ハーモニー』では殆どの植物に水が与えられなかったが、『被曝花エターナル』においては、全てに水が与えられ、新鮮な状態で咲く花々(カラー、アジサイ、アザミ、ツツジ、ヒマワリなど)が展示された。Chim↑Pom「REAL TIMES」大阪巡回展(大阪・スタンダードブックストア心斎橋 B1F カフェ ギャラリー)に於いて発表され展示された。