裏切りの街
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舞台
パルコ・プロデュース作品として書き下ろし。2010年、東京・渋谷のPARCO劇場(5月7日 - 30日)にて初演され、その後大阪の森ノ宮ピロティホール(6月5日・6日)、福岡の福岡市民会館大ホール(6月8日)で公演された[2]。怠慢と倦怠な日常の中、「身のない浮気」を繰り返す主婦と年下男性を描く。 2022年には東京・新国立劇場 中劇場とCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで再演される[3]。
日本のパンク・ロック・バンドである銀杏BOYZが劇中音楽をはじめて手掛けた[4]。2010年に劇伴全曲集『SEX CITY〜セックスしたい〜』が発売されている[5]。なお、主題歌である「ピンクローター」はドラマ版・映画版でも同じく主題歌となっている[6]。
キャスト(2010年舞台)
- 橋本智子(専業主婦) - 秋山菜津子[7]
- 菅原裕一(フリーター) - 田中圭[7]
- 鈴木里美(菅原の恋人・会社員) - 安藤サクラ[7]
- 田村修(浩二の部下) - 古澤裕介[7]
- 今井伸二(菅原の友人) - 米村亮太朗[7]
- 根本裕子(智子の妹) - 江口のりこ[7]
- 橋本浩二(智子の夫・サラリーマン) - 松尾スズキ[7]
キャスト(2022年舞台)
ドラマ・映画
dTVオリジナル作品では初となるR15作品で、専業主婦と年下男性による禁断の恋を描いた不倫ドラマ。舞台版と同じく三浦が監督・脚本を務めるが、舞台にはないオリジナルの結末が新たに加えられている[1]。
dTVオリジナル作品の中では初めて4K配信にも対応しており[8]、三浦にとってゆかりのある中央線沿線エリアを中心に撮影された[9]。
ドラマは2016年2月の月間視聴ランキングで1位を獲得[10]。過激な官能シーンが話題を呼んだが[11]、それだけではなく、人間の本質を描いたテーマ性やリアリティーを追求した演出が高く評価され、劇場関係者の目に留まったことからドラマ版とは異なる編集を行った劇場版の公開が決定[10]。2016年11月12日から東京・新宿武蔵野館で2週間限定公開された後、全国で順次公開された[11]。
あらすじ(映画版)
7月、フリーターの若者・菅原裕一は恋人・鈴木里美と東京のアパートで同棲しながら“ヒモ男”として怠惰な生活を送っていた。ある日他の女とエッチがしたくなった裕一はネットの出会い系サイトを通じて“トモ”と名乗る年上の女と会うため 荻窪へと向かう。お互いプロフィールを誤魔化して会った裕一と中年女性・橋本智子はしばらく会話をするが、それだけで満足した彼女は連絡先を教えて帰ってしまう。
智子には夫・浩二がおり、夫はいい人で夫婦生活に不満らしい不満もなく夜の営みもあったが、どこか物足りなさを感じていた。1週間後、裕一は智子の携帯電話に連絡して再会すると、彼女は人妻であることを打ち明け裕一も恋人がいることを告げる。会話で打ち解けた裕一と智子は、気兼ねなくいつでも連絡を取れるよう携帯電話のメアドを交換する。3回目の“デート”で裕一と智子は男女の関係となり、時々里美と浩二に嘘をついて2人で会っては気軽に不倫を楽しむようになる。
9月いつものように智子に会った裕一は、彼女から妊娠が発覚したが夫に内緒で堕ろすことにしたことを告げられる。後日裕一は男のけじめとして智子の堕胎手術費用を出すと同時に不倫関係を終わらせることを告げ彼女もそれを受け入れる。しかし帰宅後智子は、母子手帳を見つけた浩二に妊娠を知られて「俺の子生んでくれるよね?」と言われ、「堕ろす」とは言えずつい頷いてしまう。実は数日前智子のメールを覗いていた浩二は妻と裕一の浮気に気づいており、彼を街に呼び出すことに。
後日浩二から不倫関係がいつからを尋ねられた裕一は“お腹の子は俺の子かも”と思いながらも勇気が出ず「1ヶ月前からです」と答える。安堵した浩二は、「実は俺も他の女と浮気してたから罪悪感を持たなくていい」と裕一に伝えてその場を後にする。裕一は智子との関係を解消するが、直後に友人から「里美に誤って不倫の話をしてしまった」とのメールが届く。里美に謝る裕一だが、彼女は「実は私も彼(裕一の友人)と浮気した」と告白し、話し合いの末お互いに「もう浮気しない」と約束してよりを戻す。