購買力平価のパズル
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購買力平価のパズル(こうばいりょくへいかのパズル、英: The purchasing-power-parity puzzle)とは、購買力平価説を基に2国の価格水準の比で計算された実質為替レートと実際の為替レートの乖離が長期間が観察されること[1]。言い換えると、相対的購買力平価説が「長期でしか」成立しないことを指す。実質為替レートの慣性のパズル(英:The real exchange-rate puzzle)とも呼ばれる[2]。
逆説に対する説明
ルディガー・ドーンブッシュの為替レートのオーバーシューティング・モデルによると、為替レートのボラティリティはマネタリーショックと粘着的価格の相互作用によって発生する[3]。このモデルは実質為替レートのボラティリティについては説明を与えるが、実質為替レートの持続性(慣性)については説明できない。
V. V. チャリの研究グループは、2国モデルにおいて価格水準を1年に一度しか変更できないと仮定すると、アメリカの生産と実質為替レートのボラティリティを説明できることを示している[4]。