迷光
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単色光分光測色法
分光測色計などの単色光を扱う光学測定器においては、迷光は系内に存在する意図した波長(色)以外の光と定義される。迷光レベルは、機器の最も重要な仕様の1つである[2]。 たとえば、強くて狭い吸収バンドが、迷光のために実際のサンプルの吸光度よりも小さいピーク吸収を持っているように見える場合がある。これは、サンプルの光透過度を測定する能力は迷光レベルによって制限されるためである。このような光学系における迷光を減らす1つの方法は、分光器を2重にすることである。分光器を2重にした際の信号対迷光比は、各分光計の比の積となる。そのため、それぞれ迷光比が10−3分光器を2つ直列にした系の迷光比は10−6となり、はるかに大きなダイナミックレンジが得られる。
分光測色計中の迷光を測定し、補償する手法も開発されている[3]。ASTM規格E387では、分光測色計中の迷光を、迷光放射束(SRP)および迷光放射束比(SRPR) を用いて推定する方法について記載されている[4]。
分光測色計中の迷光レベルの校正を補助するための基準物質も市販されている[5]。
天文学
可視光天文学においては、スカイグロー起因する迷光により、暗い天体を検出する能力が影響を受ける。ここでいう迷光は天体と同じ位置に収束する別光源からの光をいう。