醤骨頭
中国東北部で食べられる豚の骨付き肉料理
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名称とバリエーション
中国語では繁体字で「醬骨頭」、簡体字で「酱骨头」と書き、豚骨を醤油や香辛料で煮込んだ料理の総称として用いられる[1][7]。北京市東城区人民政府の解説では、主材料となる骨の部位により、豚の背骨を使う「醤脊骨」、排骨を使う「醤排骨」、棒状の骨を使う「醤棒骨」などに分類される[7]。
ハルビン市のグルメガイドでは、「醤骨頭」は主として背骨を用いる料理を指し、棒状の骨を用いる料理は「醤骨棒」や「大骨棒」「醤大骨棒」として紹介されている一方で、実際の飲食店ではこれらが同じメニュー欄に並べられ、広義には同系統の料理として扱われていると説明している[8]。日本語のガイドブックでは、豚の太い背骨を醤油や香辛料で煮込んだ料理を「醤骨頭(醤大骨)」とし、骨の中の骨髄をすすって食べる料理を「醤骨棒」として紹介しており、いずれも中国東北料理における安価で人気のある大衆料理として位置づけている[9]。
調理法
歴史・背景
食べ方
日本での提供


日本では、在日中国人が経営する中国東北料理店や、いわゆる「ガチ中華」と呼ばれる本場志向の中国料理店などで醤骨頭(醤大骨)が提供されている[17][6][15]。当初は主に中国人客が注文する料理であったが、日本人客の間でも徐々に認知されるようになった[17]。
- 池袋では、中国東北料理店「永利」が古くから営業しており、「東北醤骨頭(豚背骨のタレ煮付け)」として提供されている[12][13][17]。骨付き肉を山盛りにした名物料理で、特製のタレと生薬でじっくり煮込んだ豚背骨を手づかみでかぶりつく豪快なメニューとして紹介されている[12][15][17]。
- 横浜中華街にある中国東北料理店「東北人家 本館」では、「豚背骨ガラ肉の特製醤油煮込み」として看板メニューの一つとなっている[18][19]。大皿に盛られた背骨のガラを、用意されたポリ手袋を着けて関節を割り、コラーゲンをしゃぶるようにして食べる料理として紹介されている[18][19][5]。
- 東京都新宿区の高田馬場駅周辺では、中国のチェーン店「犟骨头(超级排骨饭)」が「爆款犟骨头套餐」などのメニュー名で、豚の頸骨やスペアリブを山盛りにした骨付き肉の醤油煮込みを提供している[16][20][14]。
このほか、日本各地の中国東北料理店やラム肉専門店などでも、背骨や棒状の骨付き肉を醤油ベースのタレと多数の香辛料で煮込み、骨の周囲の肉と骨髄をほじりながら食べる料理が、醤大骨や類似の名称で提供されている[6][20][12][14]。
