鍬渓温泉
From Wikipedia, the free encyclopedia
|
| |
![]() | |
| 温泉情報 | |
| 所在地 | 兵庫県小野市下来住町山寄65 |
| 座標 | 北緯34度49分45秒 東経134度55分20秒 / 北緯34.82917度 東経134.92222度座標: 北緯34度49分45秒 東経134度55分20秒 / 北緯34.82917度 東経134.92222度 |
| 交通 |
鉄道:加古川線小野町駅から徒歩8分 自動車:山陽自動車道三木小野ICより約10分 |
| 泉質 | 塩化物泉 |
| 泉温(摂氏) | 14 - 16 °C |
泉質
温泉地

戦国時代の1582年に湧出したと伝わる井戸「塩の井」を源泉とし、古くは宿泊施設も立ち並ぶなど湯治場としてにぎわい、温泉旅館は昭和初期頃まで残存した[4][1]。
加古川右岸の田園地帯の山すそにあり、すぐそばをJR加古川線が走る。山の麓の鍬渓神社のすぐ側に、建つバラックの小屋(旧・鍬渓温泉)が鍬渓温泉であったが、看板もなく鍬渓温泉と書かれた大きな石碑も自動車で通過すれば見落とすこともある。そのため、初めて温泉地に来る客がなかなか到着できない事でも知られている。最近に道路わきに新たに「小野の秘湯鍬渓温泉」の標識が「きすみのまちづくり協議会」により立てられた。
1994年、地元の男性が建物を建設し、湯船や脱衣所などのを設け、次第に入浴料を取って営業するようになった。男性の死後、温泉は地元の老人会有志が管理するようになった。温泉のスタッフもすべて地元の老人会のメンバーより構成される。受付では必ず名前と住所を聞かれ、ノートに書き込まれる。入湯料を一度払えば、一旦外出しての再入湯も可能である。休憩所はさながら東北辺りの湯治場のような生活感に溢れ、玄関先には洗濯物が干されていたりする。入浴客は地元のみならず、近年はインターネットを通して知る遠来の客も多くなっていた。数少ない秘湯の雰囲気と効能、親切でアットホームな雰囲気を好むリピーターが多く加古川市、三木市のほか、愛知県、山口県など遠方からの愛好家の来訪もあった[4]。
2010年、燃料ホースの切断事件がきっかけとなり廃業した。地元住民や遠方の愛好家らの復活への希望が多く、小野市は2017年3月定例会に提出する2016年度一般会計予算案に、鍬谷温泉の再生のための整備費1億2000万円を盛り込んだ。男女それぞれ5人程度が入れる風呂と、地元産の食材を提供する食堂を想定。運営は従来通り地元組織に委託し、高齢者の活動の場とする予定。温泉法による営業許可にはボーリング調査費用など多額の経費が掛かるため、公衆浴場法での許可を予定していると伝えられる[4]。その後、2017年9月には1億6000万円を投じ、205m2の平屋の和風木造施設の整備が決まり、同時に10人ほどしか入れない狭さを逆手に取り秘湯感と穴場感を演出するという再建案が伝えられた[5]。2018年5月10日、「鍬渓温泉きすみのの郷」として8年ぶりに営業が再開される[3]。
2010年までの営業
- 営業時間 8時 - 17時(夏期18時)
- 定休日/月・火・水・金
- 入浴料 550円
- お風呂 男女別内風呂1 露天風呂なし

2018年以降「きすみのの郷」の営業
歴史

湯小屋のすぐ前には、「塩の井」と書かれた石碑が建ち、温泉の歴史に言及される。それによれば、冷泉の鉱泉で、天正十年(1582年)に鍬渓神社の神託により湧き出したと伝えられている。この水で沐浴をすると病気がまたたくまに治るとのことで、昔は湯治場として賑わい、複数の温泉宿が存在したと伝聞されている(加東郡史による)。[5]
昭和の初め頃にはこの冷泉を使った鍬渓温泉が存在していた。
1994年、地元の男性が建物を建設し、湯船や脱衣所などのを設け、次第に入浴料を取って営業するようになった。男性が体調を崩した後は愛好会が運営を担い、多い月には月800人の利用があった[4][5]。
2005年(平成17年)2月リニューアルし、別棟であった受付および休憩所のバラックの母屋と浴室が一体化された。以前は湯小屋が母屋と離れており、男湯の浴槽は木製で傍らに布袋の石像が置かれ板塀で囲まれただけの素朴な味わいのあるものだった。リニューアル後は母屋と浴室はつながったため便利にはなったが、以前の純木質の湯小屋や布袋が置かれた浴槽などの素朴な風情がやや後退した。古い湯小屋はまだ残されている。
2010年6月、突如鍬渓温泉の閉館が伝わった。同年3月にボイラー用燃料タンクの配管が何者かにより切断され、温泉法上の許可がないままに営業していたため廃業せざるを得なくなった[5]。関西最後の秘湯と謳われた鍬渓温泉は長い歴史の幕を下ろした。建屋は解体が決まったと伝えられる。
2017年3月、小野市は2017年3月定例会に提出する2016年度一般会計予算案に、鍬谷温泉の再生のための整備費1億2000万円を盛り込んだ[4]。同年9月には小野市により1億6000万円を投じられ、205m2の平屋の和風木造施設の整備が決まった[5]。
2018年5月10日、「鍬渓温泉きすみのの郷」として8年ぶりに営業が再開される[3]。
2021年7月現在、新型コロナ禍のための休業や客足の減少が見られるものの、YouTubeなどでの紹介の影響もあり、知名度の向上で若年層の入浴客が漸増中である[1]。

