長等山

From Wikipedia, the free encyclopedia

長等山(ながらやま)は、滋賀県大津市に位置する標高354メートルの山である。琵琶湖南西部に広がる長等山地を構成する山の一つであり、園城寺(三井寺)の背後に位置する。古くから近江国の景勝地として知られ、和歌や古典文学にも登場する。

長等山の麓に位置する長等公園

地理

別名「長良山」「長柄山」とも[1]

大津市の南西部に位置する[1]。長等山のゆるやかな山並みは南北に延び、西は如意ヶ嶽に通じる[1]

近松寺下の山麓には長等公園があり、およそ9.5ヘクタールの広さを持つ[2]

歴史

長等山は古代から信仰の対象となった山であり、周辺には寺社や古墳が点在する。山中には弘文天皇陵があり、明治時代に治定された。

また、園城寺の山号は「長等山」であり、山名との関係が深い。園城寺は7世紀に創建された寺院で、後に天台寺門宗の総本山となった。

1908年明治4年)に長等公園が大津市初の都市公園として開設された[3]

1967年(昭和42年)から国鉄(現:JR西日本湖西線長等山トンネルの工事が始まり[4]1974年(昭和49年)7月20日に開業した[5]

文学

長等山および志賀周辺は、古くから和歌に詠まれている地域である。平安時代から鎌倉時代にかけて、多くの歌人が志賀や長等山周辺の景観を題材とした。

平忠度の歌として知られる

さざなみや 志賀の都は荒れにしを むかしながらの 山桜かな
は、この地域を詠んだ歌として著名である。

観光

長等山周辺には複数の登山道が整備されており、如意ヶ嶽・大文字山方面へ縦走することが可能である。

山麓の長等公園は桜の名所として知られている[3]。また、長等公園と近松寺を結ぶ遊歩道に設けられた展望台からは大津市街や琵琶湖を眺められる[3]

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI