防空軍
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防空任務を空軍が担っている国家が多いが、防空任務のみを専属に行う意味での「防空軍」の始まりは、東西冷戦時代のソ連から始まる。
ソ連の場合は国土が広く、しかも人口が密集する地帯はモスクワやハバロフスクなどごく一部であり、他は人もまばらで針葉樹林の生い茂るツンドラ地帯、あるいは山脈である。そのために北極海を越えてやってくるアメリカ空軍の爆撃機を探知するのは容易なことではなかった。地球は丸いため、地上1箇所に強力なレーダーを作ったところで、気候やレーダーの性能にもよるが、探知できる範囲は大体半径数百km圏内である。
そのため、侵入してくる西側の空軍機を探知するため、ソ連が防空任務に限り編成した軍隊が防空軍であった。誤解を恐れず言ってしまうと、空軍は戦闘(侵攻)専用の軍隊、防空軍はその名のとおり防空専用の軍隊であった。
なお、これに倣った(あるいはソ連の要望により編成された)ものが他国の防空軍である。