青焼
図面等の複写技術
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概要
化学反応
芳香族ジアゾニウム塩の、紫外線によってジアゾ基が脱離する性質を利用し、紺青法と同様に潜像を作る。
分解しなかった芳香族ジアゾニウム塩は、フェノール化合物などと結合し、青いアゾ色素を生成させるが、この反応を進ませるにはアルカリ性にする必要がある。
- R-N=N-Cl(黄色) + H-R'-OH → R-N=N-R'-OH(濃青色)
従って、感光紙にあらかじめ両者を仕込んでおいて、アンモニア水溶液や蒸気により現像することが可能となる。アルカリ剤も仕込み、熱によって全てを混合させる感光紙では、複写機なしでアイロンなどにより発色させることもできる。
原理上は陽画だけだが、青以外も可能で、黒く発色する製品もある。また、露光時の分解性と結合物質を光の波長によって変化させることで、カラーコピーも可能。
歴史
- 1842年 - イギリスのジョン・ハーシェルが青写真を発明。
- 1920年 - ドイツでジアゾ式複写機が発明される。
- 1927年 - 理化学研究所で紫紺色陽画感光紙が発明され、その後の主流となる。
- 1951年 - コピア(現在のキヤノンファインテックニスカ)が、世界初の小型湿式事務用複写機として、ジアゾ式複写機の販売を開始。
- 1955年 - アメリカ合衆国のゼロックス社がPPC複写機を開発。やがてジアゾ式複写機を駆逐してゆく。
青焼き、白焼きの意味の変遷[1]