飛天は2004年7月にプロジェクトが正式にスタートし、2008年初頭に実用段階に入った[1]。製造費は約3000万元(約4億8000万円)で、重量は120 kg[2]。
本体は白色で、胴体部分は厚さ1.5ミリのアルミニウム合金で作られている[1]。宇宙服の構造は内側から、特殊な静電気防止処理を施した綿の快適層、ゴム製の予備気密層、複合継ぎ目構造からなる主気密層、ポリエステル製の制限層、熱反射で断熱を実現した断熱層、最上部の外部防護層、という6層構造をしている[2]。宇宙服の表層の防護材料はプラスマイナス100度以上の温度変化に耐えられ、宇宙服自体は120キロパスカルの圧力に耐えられる[1]。また4時間の船外活動に耐える性能を持っている[3]。
服の手足部分についた調節ベルトを使用することで、身長160-180センチまでの人が着用可能[2]。
中国初のEVAに使用されたグローブ。香港太空館で撮影
米ロの宇宙服は繰り返し利用が可能だが、飛天は帰還船に積載できる貨物量の制限から、ミッションが終了すると軌道モジュールと共に大気圏再突入して廃棄された[1][3]。ただし手袋だけは地球に持ち帰られた[4]。