高島トンネル
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概要
工事
底設導坑先進上部半断面工法を基本として掘削が行われた。
掘削ルートは、当初湖岸寄りから山寄りまでの計3ルートが検討されていたが、弾性波による調査やボーリングの結果、他ルートに比べ土被りの小さく湧水が少ないと期待される現在のルートに決定した。
事前の地質調査の結果から相当量の湧水が予想されていたため、本トンネルから山側へ15mの位置に並行して水抜き坑を設置し、本坑より先行して地下水処理及び詳細な地質調査が行われることとなった。
水抜き坑の掘削は1970年(昭和45年)6月15日に近江塩津側から開始されたが、水圧が高い区間では水抜き坑では処理しきれなくなったため、湖岸側にも別の水抜き坑を併設して工事を進め、最終的に1,065mの水抜き坑を掘削することとなった。
本坑の掘削は1970年(昭和45年)7月7日に近江塩津側から開始された。本坑の掘削でも相当量の湧水や土砂流出があり、その処理対策に予想以上の日時を要し、湖西線の開業時期に支障をきたすため、工期短縮で1972年(昭和47年)2月に山科側からも掘削が開始された。なお、山科側からの掘削工事は湧水に悩まされることはなく順調に進み、工期内の1973年(昭和48年)7月に完成させることができた。
参考文献
- 日本鉄道建設公団大阪支社『湖西線建設工事誌』1975年、236-241頁。