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鯉川 (兵庫県)

兵庫県を流れる河川 From Wikipedia, the free encyclopedia

鯉川(こいかわ)は、兵庫県神戸市中央区を流れ、神戸港に注ぐ二級河川。鯉川水系の本流である。法定河川延長は1,725メートル、流域面積は約1平方キロメートルで、河口から山本通付近までの約1.4キロメートルが暗渠となっている[1]。

水系 二級水系 鯉川
延長 1.725 km
流域面積 約1 km2
概要 鯉川, 水系 ...
鯉川
水系 二級水系 鯉川
種別 二級河川
延長 1.725 km
流域面積 約1 km2
水源 堂徳山(兵庫県神戸市中央区)
河口・合流先 神戸港(神戸市中央区)
流路 兵庫県神戸市中央区
流域 兵庫県神戸市中央区

[1]
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神戸市中心部を流れる都市河川であり、開港期には神戸外国人居留地の西側境界に位置した。暗渠上を中心に南北に延びる道路は鯉川筋と呼ばれている[2]。

地理

神戸市中央区の堂徳山に源を発し、支川の城ヶ口川および追谷川を合わせて南下し、同区波止場町で神戸港に注ぐ。鯉川水系に属する法定河川は、鯉川のほか城ヶ口川(法定延長725メートル)と追谷川(同135メートル)である[1]。

河口から山本通付近までの約1.4キロメートルは市街地を流れる暗渠で、その地表部は主として道路に利用されている。河口から約0.3キロメートルは感潮区間である。河床勾配は上流の開渠区間で約20分の1、下流の暗渠区間で約20分の1から200分の1とされる[1]。

流域の上流部は急峻な山地、山麓部は段丘、下流部は扇状地に広がる市街地である。山地部の地質は六甲山地に特徴的な花崗岩を基盤とし、山麓以南は礫や砂からなる沖積層や段丘で形成されている。流域内には諏訪山断層と長田断層が確認されている[1]。

流域は瀬戸内海式気候に属し、兵庫県が2017年に策定した河川整備基本方針では、年間平均気温は16.7度、年間降水量は約1,250ミリメートルとされている。上流の山間部にはアベマキ-コナラ群集やアラカシ群落が見られる一方、河道の大部分が暗渠で、開渠区間も山腹を流れる小規模な流路であることから、河道に特筆すべき動植物の生息は確認されていない[1]。

下流部とその周辺には兵庫県庁、元町商店街、南京町、メリケンパーク、三宮地下街、JR元町駅などが位置する[1]。

歴史

1868年の神戸港開港に伴って整備された神戸外国人居留地は、現在の地理では東を旧生田川、西を鯉川筋とする地域に設けられた[3]。居留地西側の境界にあたる現在の鯉川筋は、外国人から「Division Street」と呼ばれていたことが、1877年から1878年ごろに描かれた水彩画などから確認されている[4]。

1874年(明治7年)、居留地の外国人から、汚染がひどいとして川を覆うよう求める要望が出され、その後、鯉川は地下に通されるようになった[2]。流路上には後に鯉川筋が形成され、現在も神戸市中心部の道路としてその名称が残っている[5]。

治水と利用

鯉川流域では、1938年(昭和13年)の阪神大水害のほか、1961年(昭和36年)と1967年(昭和42年)にも大きな水害が発生した。1980年(昭和55年)から神戸市が都市小河川改修事業として河道改修に着手し、1987年(昭和62年)以降は都市河川緊急整備事業として暗渠化工事を進め、1993年(平成5年)に完成した[1]。

神戸市では、市街地化によって通常の河道拡幅や掘り下げが困難な場合に河川を地下河川として改修しており、鯉川はその例の一つである。地下河川の入口には沈砂池や流木止めを設け、元の川をできるだけ残すことを原則としている[5]。鯉川の上流域でも、砂防堰堤などによる流木・土砂流出の抑制対策が進められている[1]。

兵庫県の河川整備基本方針では、JR高架橋(穴門架道橋)を計画基準点とし、同地点における基本高水のピーク流量と計画高水流量をいずれも毎秒30立方メートルとしている。平常時の流量は少なく、流域に農地や大規模工場がないことなどから、農業用水や工業用水としての河川水の利用はない[1]。

関連項目

脚注

外部リンク

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