AirJapan
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概要
歴史
2020年10月27日、ANAホールディングス (ANAHD) により、エアージャパンを母体とし、全日本空輸 (ANA) およびPeach Aviationに次ぐANAHDの中距離国際路線第3ブランドの計画が公表された[4]。2022年3月8日、運航ブランドの名称「AirJapan」とコンセプト、ステートメントなどが公表された[5]。2023年2月15日、「2023-2025年度ANAグループ中期経営戦略」において航空事業のブランド戦略が発表され、その中に AirJapan の運航が含まれていた[6]。2023年3月9日、運航サービス内容の発表が行われた[1]。
2024年2月9日、成田 - バンコク間で初就航[3]。これによりエアージャパンは、ANAから運航を受託する国際旅客便に加え、新ブランド「AirJapan」の運航を担うことになった[7]。またANAグループとしても、FSCであるANAとLCCのPeachに加えてハイブリッドのAirJapanというマルチブランドの展開に至った[2]。日本の大手航空会社としては、日本航空系のZIPAIR Tokyoに次ぐ、中長距離国際線の運航を行うセカンドブランド展開となった。
しかし、ロシアのウクライナ侵攻の影響によるロシア上空の通過回避が長期化し、ANAグループ欧州路線の運航時間が増大したため機材や乗務員の必要数が高止まりしていること、またボーイング787の新造機受領遅れやエンジン改修に伴う運航機材不足などの理由で[2]、2026年3月28日の日本出発便をもってAirJapanとしての運航を休止することになった[8]。
運航機材
| 機材 | 運用機数 | 発注機数 | 座席数 | エンジン | 内際運用 | 備考 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Y | 合計 | |||||||
| ボーイング787-8 | 3 | - | 324 | 324 | Trent 1000 | 国際 | 全機ANAからの移管 | |
| 合計 | 3 | - | ||||||
- ボーイング787-8 3機 (JA801A, JA802A, JA803A)
- 当初は2025年度までに6機をANAから移管する計画で、まず2024年中にJA803AとJA801Aの2機を導入した[10]が、2026年3月で運航休止となることが決定したため、2025年11月に導入した3機目のJA802A[11]が最後となった。
- 全席エコノミークラスであり、座席幅は17.5インチ (44.5 cm)、シートピッチは32インチ (81.3 cm) である[12]。座席のデザインはイギリスのAcumen、製造はサフランが担当した。充電用USBポート (Type-A, Type-C) が設置されている。
- 通常、各コンパートメントはパーテーションやギャレーで区分けされるところ、当機材はモノクラスとしてシートピッチと席数を確保したため、ギャレーは前後集中配置とし、客室中間部分は化粧室と乗務員用ジャンプシートの配置となっている[13]。
- 運航休止後の用途は未定であるものの、エンジン不具合などで地上待機するANAの同型機があるため、その予備エンジン供給元としての活用も検討されている[14]。
就航地
サービス
下記のサービス内容、料金などは2023年8月2日の就航発表時の情報である。
運賃
座席指定
事前座席指定は有償であり[24]、料金は細かく分かれている[26]。StandardまたはSelected運賃である場合は、上限額までの座席指定が無償となる[21]。最前列から9列目までは、ソフトドリンクが無償で提供される[12]。
手荷物
機内持ち込み手荷物は7 kgまでに制限され、サイズにも制限がある[22]。事前預入手荷物は有償、事前予約制であり[23]、予約の時期などで料金が異なる[27]。
機内食
機内食は有償で提供される。事前予約メニュー[25]は、日本の「美味しさ」「文化」を感じられるメニューとなる[1]。ほか、機内購入メニュー[28]もある。
アルコール類を除き、飲食物の機内持ち込みが認められている[29]。
機内エンターテインメント
機内専用Wi-Fiを用いたエンターテイメントサービスは無償であり、乗客の持ち込んだスマートフォン、タブレットなどにより映画、アニメ、動画などが視聴できる[12]。パナソニック アビオニクスによるインターネット接続サービスが有償で提供される[30]。ただし、2月12日から当面の間、利用停止となっている[31]。
搭乗の際、東京藝術大学×AirJapanの産学連携プロジェクトにより作られた曲「あい」(作曲:冷水乃栄流)[1]が流れる。
不祥事・トラブル
ソウル線の就航日は、当初2024年2月22日の予定であったが、前便のバンコク発成田行が出発時に機体主脚不良を起こし部品交換が必要となったため、バンコク発成田行の便ともども欠航となり、2日延期された。
また、このバンコク発成田行欠航の際の旅客対応について、タイ民間航空局 (CAAT) はAirJapanに対し、予備機なしの1機運用であることを指摘のうえで、欠航に備えた緊急計画を準備し早急に増機すること[32]、および乗客に対し適切な措置を講じることを強く求めた。また当該便利用者に対しては、補償を求める場合はタイの消費者保護委員会事務局 (OCPB) へ相談できることを案内した[33]。AirJapanは2月26日、公式ウェブサイト上で謝罪し、欠航に伴う乗客の負担に関して対応すると発表した[34]。