JR九州高速船
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事業所
本社は、運航拠点である福岡市博多区沖浜町の博多港国際ターミナル内にある。また、ジェットフォイル整備場(組織上は運航部整備グループ)を博多港箱崎埠頭地区(福岡県福岡市東区)に設置している。九州郵船の箱崎船舶整備場とも隣接している。
業務提携
運航

船舶事業撤退時点での路線
- 博多港 - 釜山港
事業撤退以前に運航を終了した路線
スケジュール
- 事業撤退時点では博多-釜山間を1日1便運航していた[6]。
サービス
事業撤退時点では普通席とビジネスクラスがあった。船内では飲み物や軽食が販売されていたほか、免税品やグッズ、土産類の販売も行われていた。
不祥事
高速船の浸水隠し
2023年(令和5年)2月11日、航行中の「クイーンビートル」の浸水警報装置が作動したため、翌2月12日にダイバーを潜水させて確認したところ、船体にヒビ(クラック)が発生していた。そのため、応急処置のうえ2月14日まで運航を継続したが、JR九州高速船は国への報告や、法律で義務づけられた臨時検査を行わなかった[7]ため、6月23日、国土交通省はJR九州高速船に対し、海上運送法第25条に基づく検査で法令違反の事実を確認したとして、同法第19条第2項に基づく行政処分を行った[8]。7月20日、JR九州高速船は国土交通省に対し、改善報告書を提出した[9]。
2024年(令和6年)8月9日、「クイーンビートル」を8月13日以降運休し、11月25日までの新規予約の受付を中止すると発表した[10]。2月に船体への浸水が判明したにもかかわらず、修理や検査、国への報告をせず、浸水センサーの位置を故意に動かしてポンプで排水しながら、6月の入渠までの約4か月にわたり運航を続けていたことが、8月の国土交通省の抜き打ち検査で判明した[11]。JR九州は8月13日付でJR九州高速船の社長を大羽健司に代え、前社長は取締役として国の監査に対応させる人事を発表した[1]。
9月17日、国土交通省はJR九州高速船に対し、海上運送法に基づく行政処分の「輸送の安全確保命令」と「安全統括管理者・運航管理者の解任命令」を出した。同社への確保命令は同船への浸水に絡み2年連続で、解任命令が出されるのは全国初[12][13]。
10月17日、福岡海上保安部は船舶安全法と海上運送法違反の疑いで、JR九州高速船とクイーンビートルを家宅捜索した[14]。
2025年(令和7年)2月7日、JR九州高速船は同年2月28日付で船舶事業の廃止を発表した[4]。
4月9日、福岡海上保安部は、JR九州高速船の前社長ら8人と、法人としての同社を海上運送法(安全確保命令、安全管理規定)違反や船舶安全法違反(臨時検査不受検航行)などの容疑で書類送検した。知床遊覧船沈没事故を受けて厳罰化された安全確保命令違反の適用は初[15][16]。