KAB-500L

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KAB-500Lロシア語: КАБ-500-Л)は、ソビエト連邦で開発されたレーザー誘導爆弾[1]

原開発国 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
配備期間 1975年 - [1]
開発期間 1972年 - 1975年[1]
概要 種類, 原開発国 ...
KAB-500L
KAB-500L
種類 誘導爆弾
原開発国 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
運用史
配備期間 1975年 - [1]
開発史
開発期間 1972年 - 1975年[1]
諸元
重量 525 kg[2]
全長 3.05 m[2]

精度 7 m[2]

誘導方式 レーザー誘導[1]
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ソビエト連邦/ロシアの航空爆弾は、「種別、航空爆弾の略号、重量、誘導方式」という命名基準が採用されており、本爆弾の場合は「精密誘導(K)、航空爆弾(AB)、重量(500)、レーザー誘導(L)」の組み合わせである[3][4]

開発

ベトナム戦争アメリカ軍が使用したレーザー誘導爆弾の有効性を認識したソ連では、1972年から同種の誘導爆弾の開発を始めた[1]。その結果開発されたのが、ソ連初のレーザー誘導爆弾であるKAB-500Lで、1975年からソビエト連邦軍に実戦配備された[1]

設計

KAB-500L(後方)

航空機に搭載するレーザー誘導式の爆弾で、弾体の先端に誘導装置、尾部に安定用の大型フィンがあり、フィンの後縁が制御用の操舵翼となっている[1]。通常は搭載機に装備したレーザー測距・誘導装置により誘導されるが、外部からのレーザー照射により誘導することもできる[3]

弾体は複数の種類から選択することができ、通常爆弾のほか地中貫通型燃料気化爆弾クラスター爆弾などがある[1][3]。弾体の種類によってさらに細分化した名称をつけることもあり、たとえば燃料気化爆弾(OD)の場合、KAB-500L-OD(または-OD-E)のように末尾に弾体種別を付与する形となる[1][4]。なお、KAB-500で始まる誘導爆弾は誘導方式の違いにより複数種類が存在するが、弾体は共通しておらず形状はまちまちである[3]。KAB-500Lについては、弾体は既存のFAB-500通常爆弾だとする資料[1][2]と、独自の弾体だとする資料[5]がある。

派生型

KAB-500KL
レーザー誘導装置をジャイロ安定式の改良型に変更したモデルで、2003年に初めて公開された[1]
KAB-500LG
誘導装置が窓の大きい固定式となり、内部で誘導部が首を振るタイプになったモデル[4]
KAB-500S-E英語版
KAB-500S-E
KAB-500Lをベースに開発されたGLONASS衛星誘導式の誘導爆弾[1][2]。先端部に衛星情報受信アンテナが搭載されている[1]。2015年のシリア内戦へのロシア軍介入の際に初めて実戦に投入された[2][5]

脚注

参考文献

関連項目

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