KAIコミューター
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PT インドネシア通勤鉄道(インドネシア語: PT Kereta Commuter Indonesia、略称:KAIコミューター)は、インドネシア鉄道会社(KAI)の子会社であり、通勤電車、空港連絡鉄道、ローカル鉄道などの都市近郊輸送サービスを担う企業である。
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KAIコミューター本社のあるジュアンダ駅 | |
| 種類 | 株式会社、子会社 |
|---|---|
| 略称 | KAIコミューター、KCI、KAIC |
| 本社所在地 |
インドネシア Jl. Ir. Juanda I B No.8-1 Jakarta 10120 |
| 設立 | 2008年9月15日 |
| 業種 | 旅客鉄道事業 |
| 事業内容 | 通勤電車および一部の中距離電車の運行会社。 |
| 売上高 |
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| 営業利益 |
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| 純利益 |
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| 総資産 |
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| 従業員数 |
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| 主要株主 | クレタ・アピ・インドネシア 99% |
| 関係する人物 |
Asdo Artriviyanto[2] (最高経営責任者) Edy Widyaya[3] (会長委員) |
| 外部リンク |
commuterline |
2023年には年間利用者数が3億3,189万5,000人に達した[4]。
歴史

2008–2011:PT KAI Commuter Jabodetabek の発足
同社は、もともと KAI の「ジャボタベック都市鉄道事業部」としてKRL運行を担当していたが、2008年9月に分社化され、PT KAI Commuter Jabodetabek として独立した。[5]
2009年には東急8500系を8編成導入し「Jalita」として運行開始。2010年には女性専用車両を導入した。
2011–2013:電子チケット導入・Commuter Line の統一
2011年、主要ルートを5系統に整理し KRLエクスプレスを廃止。乗車券は電子カード「Commet」へ統一された。2013年にはTiket Harian Berjaminan(THB)およびKartu Multi Trip(KMT)が導入され、距離別運賃制度も全面的に整備された。
2014–2015:長編成化・ICカード連携
2014年、ボゴール線で10両編成(SF10)を導入し、BRI・BNI・Mandiriの電子マネーと連携を開始。2015年には12両編成(SF12)を導入し、主要駅の券売機整備も進んだ。
2016–2020:KRL Access アプリと社名変更
2016年、トランスジャカルタとの接続改善やアプリ「KRL Access」導入を開始。 2017年には社名をPT Kereta Commuter Indonesiaに改称し、事業領域の拡大を進めた。 2018年には電子マネー発行の認可を受け、決済事業へ参入した。
2020–2022:全国展開・統合
2020年、タナアバン駅(インドネシア語: Stasiun Tanah Abang)など主要駅の統合ハブ化が進み、ローカル鉄道メラク線およびPrambanan Ekspresが KAIコミューターに移管された。 2021年にはジョグジャカルタ–ソロ間で通勤電車サービスを開始し、2022年にはマンガライ駅での信号改良に伴い路線体系が再編された。 2023年1月にはスカルノ・ハッタ空港鉄道(Basoetta線)を正式に継承した。
2022–現在:新型車両調達と国産化方針
2022年、日本製中古KRLの輸入は中止方向となり、監査院(BPKP)の勧告を受けてINKAおよびCRRC青島四方車両での新造車調達に転換した。 2023〜2025年にかけて契約が締結され、2025年1月には CRRC 製 12両編成 KRL(SFC120-V)がジャカルタへ到着し試運転を開始。INKA製の国産新型車両も2025年に試運転段階へ進んだ。
サービス

2023年の運行計画(Gapeka 2023)以降、KAIコミューターが運行するすべての通勤列車・ローカル列車・空港連絡列車は、総称としてCommuter Lineブランドを使用している。[6]
空港連絡列車
| 列車名 | 運行区間 |
|---|---|
| 空港鉄道線(インドネシア語: Commuter Line Basoetta) | マンガライ駅(インドネシア語: Stasiun Manggarai) – スカルノ・ハッタ国際空港駅(インドネシア語: Stasiun Bandara Soekarno-Hatta) |
通勤列車
| 列車名 | 運行区間 |
|---|---|
| ボゴール線(インドネシア語: Commuter Line Bogor) | ジャカルタ・コタ駅(インドネシア語: Stasiun Jakarta Kota) – ボゴール駅(インドネシア語: Stasiun Bogor)/ナンボ駅(インドネシア語: Stasiun Nambo) |
| チカラン線(インドネシア語: Commuter Line Cikarang) | チカラン駅(インドネシア語: Stasiun Cikarang) – アンケ駅(インドネシア語: Stasiun Angke)/カンプン・バンダン駅(インドネシア語: Stasiun Kampung Bandan) |
| レンカスビトゥン線(インドネシア語: Commuter Line Rangkasbitung) | タナアバン駅(インドネシア語: Stasiun Tanah Abang) – ランカスビトゥン駅(インドネシア語: Stasiun Rangkasbitung) |
| タンゲラン線(インドネシア語: Commuter Line Tangerang) | ドゥリ駅(インドネシア語: Stasiun Duri) – タンゲラン駅(インドネシア語: Stasiun Tangerang) |
| タンジュン・プリオク線(インドネシア語: Commuter Line Tanjung Priuk) | ジャカルタ・コタ駅(インドネシア語: Stasiun Jakarta Kota) – タンジュン・プリオク駅(インドネシア語: Stasiun Tanjung Priuk) |
| ジョグジャカルタ線(インドネシア語: Y Commuter Line Yogyakarta) | ジョグジャカルタ駅(インドネシア語: Stasiun Yogyakarta) – パルール駅(インドネシア語: Stasiun Palur) |
| プラメックス線(インドネシア語: P Commuter Line Prameks) | クトアルジョ駅(インドネシア語: Stasiun Kutoarjo) – ジョグジャカルタ駅(インドネシア語: Stasiun Yogyakarta) |
| ジェンガラ線(インドネシア語: J Commuter Line Jenggala) | モジョケルト駅(インドネシア語: Stasiun Mojokerto) – インドロ駅(インドネシア語: Stasiun Indro)/ババット駅(インドネシア語: Stasiun Babat) |
ローカル列車
| 列車名 | 運行区間 |
|---|---|
| メラク線(インドネシア語: LM Commuter Line Merak) | ランカスビトゥン駅 – メラク駅 |
| ジャティルフール線(インドネシア語: LJ Commuter Line Jatiluhur) | チカラン駅 – チカンペック駅 |
| ワラハー線(インドネシア語: LW Commuter Line Walahar) | プルワカルタ駅 |
| バンドンラヤ線(インドネシア語: B Commuter Line Bandung Raya) | プルワカルタ駅/パダララン駅 – チカレウン駅 |
| ガルト線(インドネシア語: C Commuter Line Garut) | ガルット駅 – チバトゥ駅 |
| ドホ線(インドネシア語: D Commuter Line Dhoho) | スラバヤ・コタ駅 – ブリタル駅(ケルトソノ経由) |
| ペナタラン線(インドネシア語: P Commuter Line Penataran) | スラバヤ・コタ駅 – ブリタル駅(マラン駅経由) |
| スパス線(インドネシア語: SP Commuter Line Supas) | パスルアン駅 |
| アルジョネゴロ線(インドネシア語: A Commuter Line Arjonegoro) | シドアルジョ駅 – ババット駅/ボジョネゴロ駅 |
| ブロラスー線(インドネシア語: B Commuter Line Blorasura) | スラバヤ・パサルトゥリ駅 – チェプ駅 |
Kartu Multi Trip(KMT)
Kartu Multi Trip(KMT)は、KAIコミューターが発行する電子マネーおよび乗車カードである。 前身は「Commuter Ticket(Commet)」で、当初はTiket Harian Berjaminan(THB)と併用されていた。
2018年11月、KAIコミューターはインドネシア銀行より電子マネー発行認可を受け、KMTは以下の交通・商業サービスで利用可能となった。
- トランスジャカルタ
- LRTジャボデベック
- MRTジャカルタ
- LRTジャカルタ
- トランスジョグジャ
- Trans Jateng
- Trans Jatim
- KAI グループ傘下カフェ(Loko Café 等)
スマートフォンを用いたチャージも可能で、窓口・券売機・端末でチャージでき、不要になったKMTは残額払い戻しも可能。[7]