SugLawd Familiar

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別名 サグラダファミリア
出身地 日本の旗 日本 沖縄県
活動期間 2019年
SugLawd Familiar
別名 サグラダファミリア
出身地 日本の旗 日本 沖縄県
ジャンル
活動期間 2019年
レーベル
公式サイト www.suglawdfamiliar.com
メンバー
  • OHZKEY(MC)
  • Oichi(MC)
  • Vanity.K(MC)
  • XF MENEW(MC)
  • Caster Mild(DJ / Beat Maker)
YouTube
チャンネル
活動期間 2019年 –
ジャンル 音楽
登録者数 約6.2万人
チャンネル登録者数・総再生回数は
2026年3月16日時点。

SugLawd Familiar(サグラダファミリア)は、沖縄県出身の5人組ヒップホップクルーである。2019年に結成され、2025年ワーナーミュージック・ジャパンからメジャーデビューを果たした。代表曲「Longiness」はSpotify総再生数2億回超を記録し、ローカル発アーティストとしては異例の広がりを見せた。

音楽性

クルー名はスペイン・バルセロナの世界遺産「サグラダ・ファミリアSagrada Família)」に由来し、建築家アントニ・ガウディによる"未完の建造物"になぞらえ、「自分たちも発展途上で常に進化し続ける」という信念が込められている[1]。代表曲「Longiness」では自ら「俺ら発展途上でもかっけえぞ」とリリックに刻んでおり、そのマインドはデビュー当初から一貫している[1]

ヒップホップを軸に、レゲエR&Bエレクトロチルオルタナティブワールドミュージックなど、多彩なサウンドを融合させたハイブリッドスタイルを確立している。メンバーはそれぞれ異なるジャンルを愛好しており、OHZKEYは志人NORIKIYОら日本語を大切にするラッパーから、XF MENEWは韓国のトラップシーン(JUSTHISら)から、OichiはMac Millerや沖縄の先輩アーティストから、Vanity.KはZORNEarthGangDreamville Records周辺アーティストから影響を受けている[1][2]

グループの強みについて、Vanity.Kは「バチバチのヒップホップサウンドにひと味違うリリックとキャッチーなフックっていう、SugLawd Familiarにしかないユニークさがある」と語り[1]、XF MENEWは「枠組みにとらわれず、1人ひとりかけがえのない音楽をやっているというところ。俺らの音楽はマジで唯一無二だと思っているし、それだけは自信があります」と述べている[3]

楽曲制作はメンバー各自がビートを持ち寄り、フィーリングを重視して自然に積み上げていくスタイルが基本である。また、楽曲制作のみならずミュージックビデオのディレクションやアートワークも自らの手で行う、セルフプロデュース能力の高さも特徴のひとつ[4]

沖縄との繋がり

メンバー全員が沖縄県出身であり、リリックには沖縄という土地に根差したアイデンティティが刻まれている。AwichCHICO CARLITO、唾奇ら沖縄出身の先輩ラッパーたちとの交流を通じ、OHZKEYは「先輩たちの「ゆいまーる」精神(助け合いの心)やフックアップの姿勢から学んでいる」と語っている[2]。沖縄のヒップホップシーンについては「めちゃくちゃ閉鎖的なんですけど、いがみ合うんじゃなくて全員で上がっていこうという意識がある。先輩たちはみんな若手をフックアップしてくれる」(OHZKEY)と評し、そのシーンの精神を自分たちも継承しようとしている[5]

グループとしての哲学

「Longiness」が2億回超えの空前のバイラルヒットを記録した後、クルーはライブ量産の日々の中で「僕らにはこの曲しかないな、という現実を知って、そのぶん喰らっちゃう。嬉しい反面、もっと頑張らなきゃという気持ちがありました」(OHZKEY)と語るような苦悩の時期を経た[6]

2025年のメジャーデビューを機に意識は大きく変わり、OHZKEYは「人に曲を届けるということに意識を向け始めた。それこそ「Longiness」で書いた、自分が一番嫌いだったアーティストに自分たちがなってしまっていた」と振り返り、「ラップのうまさを見せるためにラップする、という感覚から、その先に何かを伝えなければという意識へ変化した」と述べている[6][3]

メジャーデビュー曲「HOPE」では、その変化を体現するようにメンバー全員が「今を生きる全ての人へのエール」をテーマにリリックを書き下ろした。OHZKEYは「自分や仲間に向けた「立ち上がるためのメッセージ」として書きました。これは単なる歌詞ではなく、弱い自分を奮い立たせるための「言葉の武器」になっている」と語り[7]、Oichiは「灰になるまでやり切るという気持ちを込めて作りました。すべてを燃やし尽くし、もう一度ゼロから立ち上がる。舞い上がる灰のように、「ここまで来られてよかった」と思える曲にしました」と述べている[7]

グループの長期的なヴィジョンとして、「将来、彼らの曲を聴いて音楽を始めました、という人が出てきてビッグになっていく。そんな存在になることが完成』という位置づけ」(OHZKEY)を掲げており[6]、未完の建造物・サグラダ・ファミリアになぞらえたグループ名の通り、「常に発展途上であり続ける」という哲学を音楽活動全体で体現し続けている。

メンバー

全員が2002年生まれで沖縄県出身。MC4人は同じ高校の出身であり、高校在学中にクルーを結成した。

OHZKEY(オハジキ)

MC/ラッパー。クルーの司令塔的存在であり、ビートメイクからリリック制作まで総合的に担う。グループ名「SugLawd Familiar」の命名者。日本語のリズムを徹底的に追求したスタイルを持ち、ラッパー・志人を信仰に近いほど敬愛する。楽曲「Longiness」及び同作のリミックス群を主導した中心人物。

Oichi(オイチ)

MC/ラッパー。短編小説のような構成力と詩的なリリックが特徴。Mac Millerの遺作『Circles』『Swimming』に強い影響を受けており、メロウで儚い表現を得意とする。Caster Mildをクルーへ引き入れた人物でもある。

Vanity.K(バニティーケー)

MC/ラッパー。オートチューンを駆使した情緒的・メロウなメロディと映像的な世界観の構築が持ち味。ZORNの「My Life」でリリックの衝撃を体感し、EarthGangやDreamville周辺アーティストからフロウの影響を受けている。「Longiness」のサビボーカルを担当。

XF MENEW(エックスエフメニュー)

MC/ラッパー。圧倒的なフロウと巧みな韻を誇る技巧派。バイリンガルスタイルのラップも持ち味であり、韓国のヒップホップ(特にJUSTHIS)から強い影響を受けている。メンバーからは"お調子者"と評されるクルーのムードメーカー。

Caster Mild(キャスターマイルド)

DJ/ビートメイカー。クルー全体のサウンドプロデュースを担う。「音が太い」「演出が上手い」と評される職人気質。Oichiと同じ中学校出身で、Oichiの誘いにより他の4人より約1年遅れてクルーに加入。ハウスミュージックとブーンバップを好む。

結成の経緯

2019年、全員が高校2年生のとき、球技大会がきっかけとなって結成された。高校1年時点ではOHZKEYとXF MENEWが同じクラス、Vanity.KとOichiが同じクラスで、それぞれ別個にラップ活動を行っており、互いに対抗意識を持つライバル関係にあった。

進級後の球技大会で4人が交流する機会が生まれ、大会放課後にOHZKEYの自宅(レコーディング機材が揃っていた)に体操着のまま集まり、1曲を制作。そのヴァイブスの良さから正式にクルーを結成した。この時の曲は後に「IT'S A PARTY SugLawd Familiar Remix」としてSoundCloudで公開されている。

Caster Mildは4人と異なる高校に通っていたが、Oichiとは同じ中学の出身で音楽イベントを共に楽しむ仲だった。クルー結成から約1年後、Oichiの誘いでビートメイカーとして加入した。

音楽スタイル

ヒップホップを基軸としながら、レゲエ・R&B・エレクトロ・チル・オルタナティブ・ワールドミュージックを幅広く融合させたハイブリッドスタイルを確立している。楽曲制作はメンバーそれぞれが気に入ったビートを持ち寄り、そこからヴァースを書き加えていく自然発生的なプロセスで進む。

楽曲制作のみならず、ミュージックビデオのディレクションやアートワークのデザインまでセルフプロデュースで手がけることが多く、クリエイティブの総合力が高く評価されている。インディーズ時代からの盟友であるサウンドプロデューサー・Art'Teckyx(アートテキックス)とのコラボレーションも重要な要素となっており、メジャーデビュー後のシングル群もArt'Teckyxが一貫してプロデュースしている。

来歴

結成・インディーズ期(2019年 – 2024年)

2019年6月、高校在学中に沖縄で結成。翌2020年末に1stシングル「Longiness(feat. OHZKEY & Vanity.K)」をリリース。レゲエテイストのビートに乗せた鋭いリリックが話題を呼び、Spotify Japanのバイラルチャートで1位を記録。その後ストリーミング総再生数は2億回を超え、ローカル発アーティストとしては異例の規模の広がりを見せた。当初はMVで「10万回再生を目指そう」と語っていたが、次第に50万、100万と数字が積み上がり、メンバー自身も驚愕するほどのバイラルヒットとなった。

2021年には「PARADICE」「Alive」などシングルを連続リリース。2022年には「Reflection」「BOUNCE THE GARDEN」「LONGINESS REMIX(feat. Awich & CHICO CARLITO)」をリリース。LONGINESS REMIXは同じ沖縄出身のラッパー・AwichCHICO CARLITOが参加した楽曲であり、2023年1月にTHE FIRST TAKEでの一発録りパフォーマンスとして公開されると大きな反響を呼んだ。

2023年には「ミュージックステーション」への出演、国内最大級のヒップホップフェス「POP YOURS 2023」への出演を果たし、AwichのツアーではZepp DiverCityや横浜アリーナのステージにも立った。

2024年3月22日、Manhattan Recordingsより待望の1st EP「DAY TIME SNACK」をリリース。MET as MTHA2、NARISKといった外部プロデューサーを招き、既発シングルも含めた全9曲を収録した充実作となった。

メジャーデビュー(2025年 – )

2025年6月から7月にかけて、SugLawd Familiar名義でシングルを連続リリース(「NAVIGATE」「73%」「UMINOMUKOU」ほか)。続いて7月9日には、2020年の原曲から5年を経て全メンバー参加で再制作した「Longiness(Champlue REMIX)」をリリース。同月末から3か月連続で4MCのソロ楽曲も配信した(第1弾:OHZKEY「還り」・Oichi「Scream」・Vanity.K「4 SEASON」・XF MENEW「Pray」、以降2弾・3弾と続く)。

2025年10月22日ワーナーミュージック・ジャパンよりメジャーデビュー1stシングル「HOPE」を配信リリース。インディーズ時代からの盟友プロデューサー・Art'Teckyxとともに制作した同曲は、レゲエ・ヒップホップ・ロックの要素を融合させた重厚なアンセムソングに仕上がっており、「今を生きる全ての人への応援歌」というコンセプトが込められている。

2025年11月26日、メジャー2ndシングル「DAMN」を配信リリース。2000年代ダンスホールレゲエをサンプリングしたアップテンポな楽曲となり、ヒップホップリスナー以外にも広く訴求した。

2026年2月4日、メジャー3rdシングル「シュビドゥバ」を配信リリース。西海岸ヒップホップとP-FUNKの要素を取り入れたレイドバックしたナイトドライブソングで、「シュビドゥバ」という言葉をテーマにした各メンバーのユーモラスなリリックが特徴。

ディスコグラフィー

シングル

# タイトル 参加メンバー リリース日 レーベル 備考
1 Longiness OHZKEY、Vanity.K 2020年 自主 Spotifyバイラルチャート1位、ストリーミング総再生数2億回超
2 PARADICE 全員 2021年10月15日 Manhattan Recordings
3 Alive XF MENEW、Oichi、Vanity.K 2021年12月22日 Manhattan Recordings
4 Reflection Vanity.K、Oichi、XF MENEW、OHZKEY 2022年4月8日 Manhattan Recordings
5 BOUNCE THE GARDEN 全員 2022年12月14日 Manhattan Recordings
6 LONGINESS REMIX Vanity.K + Awich・CHICO CARLITO 2022年 自主 Awich・CHICO CARLITOフィーチャリング
7 LONGINESS REMIX – From THE FIRST TAKE Vanity.K + Awich・CHICO CARLITO 2023年2月8日 自主 THE FIRST TAKE出演版
8 NAVIGATE 全員 2025年6月11日 自主
9 73% 全員 2025年6月18日 自主 2023年POP YOURSで初披露、2年越しの正式リリース
10 UMINOMUKOU XF MENEW、Vanity.K 2025年7月2日 自主
11 Longiness(Champlue REMIX) 全員(5人参加) 2025年7月9日 自主 原曲リリースから5年越しの全員版リミックス
12 HOPE 全員 2025年10月22日 ワーナーミュージック・ジャパン メジャーデビュー1stシングル
13 DAMN 全員 2025年11月26日 ワーナーミュージック・ジャパン メジャー2ndシングル
14 シュビドゥバ 全員 2026年2月4日 ワーナーミュージック・ジャパン メジャー3rdシングル

EP

タイトル リリース日 レーベル 収録曲数 備考
DAY TIME SNACK 2024年3月22日 Manhattan Recordings 9曲 1st EP。プロデューサーにMET as MTHA2、NARISKが参加

DAY TIME SNACK 収録曲

# タイトル 参加メンバー
1 Natural Buzz OHZKEY、Oichi、castermild
2 BOUNCE THE GARDEN 全員
3 悩める子羊はB-BOY Vanity.K、OHZKEY
4 Paradice 全員
5 Alive XF MENEW、Oichi、Vanity.K
6 unknown blues NARISK、Oichi、XF MENEW
7 Reflection Vanity.K、Oichi、XF MENEW、OHZKEY
8 SAD ROOTS NARISK、Vanity.K、OHZKEY
9 Longiness OHZKEY、Vanity.K

ソロ楽曲(2025年 3ヶ月連続リリース)

SugLawd Familiarのメンバー4人(OHZKEY、Oichi、Vanity.K、XF MENEW)が2025年7月〜9月にかけて、毎月4曲・計12曲のソロ作品を3ヶ月連続リリースした。全曲のサウンドはArt'Teckyx(アートテキックス)と各メンバーの共作によるもの[8][9]

ソロ楽曲一覧(2025年7月〜9月)
リリース日テーマアーティストタイトル
第1弾 2025年7月30日 将来のビジョン OHZKEY還り
OichiScream
Vanity.K4 SEASON
XF MENEW水雷鳥
第2弾 2025年8月27日 OHZKEYOld days
OichiBitter
Vanity.KFRIDAY NIGHT
XF MENEW烈風
第3弾 2025年9月24日 OHZKEY風鈴
OichiMirage '25
Vanity.KFeel Feel Feel
XF MENEWHACKSH!T

主なライブ出演

関連アーティスト

脚注

外部リンク

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