おっぱい形の山

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西サハラのおっぱい形の山。
Mola Murada, スペインMoles de Xert英語版の山の一つ。 この山の下には古代イベリア人の遺跡がある。

おっぱい形の山(おっぱいがたのやま、: breast-shaped hill)とは、人間の乳房の形をした山のことである。 このような山のいくつかには、乳房ないしは乳首を表す語である "Pap" が名前に付けられている。このような地形の擬人化は世界の様々な場所で見られ、ある文化ではこのような山は、例えばキリスト教伝来以前のアイルランドにおいて重要な女神であったアヌにちなんだアヌの乳房英語版などの、地母神の属性に帰し崇拝されていた[1]

Mamelon central. 仏領レユニオン島にあるピトン・ドゥ・ラ・フルネーズ英語版火山の二つの火口(Bory と Dolomieu)に形成された中央火口丘。1801年ブリュメール18日、ジャン・バティスト・ボリ・ド・サン=ヴァンサン画。

マンチェスター( Manchester )の名前の元となった Mamucium は、"おっぱい形の山"を意味するケルト語が語源と考えられており、砦があった砂岩の絶壁を指している。これがのちにマンチェスターへと変化した[2][3]

多くのおっぱい形の山は豊穣と健康のシンボルとしての乳房に対する地域的な先祖代々の崇拝に関係している。非常に古い遺跡がこのような山の上、もしくは麓に位置していることは珍しいことではなく、例えば、シリー諸島のサムソン山英語版には北の山と南の山の両方に大きな古代の埋葬地があり[4][5]スペインアラゴン州にあるBurrén and Burrena英語版には、二つの鉄器時代骨壺墓地文化の遺跡が山の下にある[6]

ギリシャミコノス島にある"アプロディーテーの胸"。

また、これらの山の周りでの神話は古く、また受け継がれていて、人々は口承文学や文字に残して記録している。例えば、アジアの不特定の場所で、達磨が長い時間を瞑想に費やした洞窟がある"おっぱい山"として知られている山がある[7]

植民地時代の旅行者と地図作成者は頻繁にこのような山の代々の名前を変えてきた。Didhol もしくは Dithol (女性の胸) として太古よりアボリジニには知られていた山は1970年にオーストラリアの東海岸を探索しに来たジェームズ・クックによってPigeon House Mountain英語版(直訳すると鳩の家の山)と改名された。

"Mamelon"(フランス語で"乳首"の意味)はおっぱい形の小さな丘のフランス名である[8]Fort Mamelon英語版は1850年代のクリミア戦争で起こったセヴァストポリ包囲戦において、ロシア人によって強化され、フランス人に奪取された著名な小さな丘である。"mamelon英語版"という言葉は火山の起源の特定の石の生成を記述するために火山学でも用いられる。この用語は、フランス人の探検家であり博物学者であるジャン・バティスト・ボリ・ド・サン=ヴァンサンによって名付けられた。

アフリカ

ソマリアNaasa Hablood英語版 (1896)。
モーリシャスTrois Mamelles の一つの絵。Jacques-Gérard Milbert英語版著の Atlas の121ページより。
アフリカ大湖沼
アフリカの角
インド洋
アフリカ南部
アフリカ西部

南極

アジア

タイ西部英語版Khao Nom Nang英語版
二岐山(福島県)
笠山(埼玉県)
カンボジア
中国
中東
フィリピン
タイ
日本

ヨーロッパ

デガヌイ城 (Deganwy Castle)。
アヌの乳房英語版アイルランドの東側の Pap からの西側の Pap の眺望。
イギリスとアイルランド
デンマークの Marens Patter (直訳すれば"Marenの胸")。
デンマーク
  • Marens Patter (Marenの胸) - 青銅器時代から船乗りのランドマークとして機能している二つの丘の組。
ギリシャ
スペイン

北中米

コロラド州スパニッシュ・ピークス英語版
カナダ
エルサルバドル
グアドループ
メキシコ
プエルトリコ
アメリカ合衆国

オセアニア

南米

アルゼンチン
ボリビア
チリ
ウルグアイ、タクアレンボーセロ・バトビ英語版
コロンビア
キューバ
仏領ギアナ
ペルー
ウルグアイ
ベネズエラ

フィクション

ギャラリー

脚注

関連項目

外部リンク

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