乳頭山
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| 乳頭山 | |
|---|---|
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田沢湖高原より秋の乳頭山を望む | |
| 標高 | 1478 m |
| 所在地 | 秋田県仙北市・岩手県岩手郡雫石町 |
| 位置 | 北緯39度48分18.00秒 東経140度50分19.40秒 / 北緯39.8050000度 東経140.8387222度 |
| 山系 | 奥羽山脈 |
| 乳頭山の位置 | |
乳頭山(にゅうとうさん)とは、秋田県仙北市と岩手県岩手郡雫石町にまたがる山である[1][2][3]。十和田八幡平国立公園の中に位置する[4]。
遠くから見たゆったりとした印象とは異なり、山頂の東側は断崖絶壁となっている。山頂は崩壊が進んでいる。以前あった山頂の三角点も行方不明となり、現在の地形図では三角点が抹消されている。
秋田駒ヶ岳とともに古くから知られた山で、秘湯で名高い乳頭温泉郷の北東に乳房のような山容を見せている[1][5]。山頂からは、岩手山や林野庁の森林生態系保護地域に指定されている葛根田川源流部などを一望できる。また、東隣の笊森山と三角山の鞍部に広がる千沼ヶ原は、尾瀬にも匹敵するほどの高層湿原とも言われている。
秋田県側から見ると乳房を伏せた形に見えることから「乳頭山」と呼ばれている[1]。一方、岩手県側からは烏帽子のように見えることから、「烏帽子岳」や「烏帽子山」と呼ばれている[1]。
国土地理院の地図には「烏帽子岳(乳頭山)」と表記されているが、登山関連書籍では「乳頭山」または「乳頭山(烏帽子岳)」と表記されているものが多い[6]。
1723年の田沢湖村山守役の文書や絵図では「にうつぶり嶽」や「によつぶり」と記されていて、公式文書では「乳首嶽」と記されている。「によつぶり」は2つあり、先達によつぶりが乳頭山で、引分によつぶりが畚岳とされている。乳首が一対になった形になっていた。乳首が乳頭となるのは、明治以降の記録からである。「にうつぶり」を乳首と解釈する以外には、さらに古い記録には「におつぶり」とあり、稲作に関係がある「ニオ(穂積)」からの銘々とも考えられる。近くに稲作を連想させる田代平湿原があり、稲作の神山のニオの頭を連想した可能性も指摘されている[7]。
