ホウセンカ
ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草
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ホウセンカ(鳳仙花、染指草; 学名: Impatiens balsamina)は、ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草。東南アジア原産で、世界各地で観賞用に栽培される。日本での開花時期は夏の6月-9月頃。離弁花類に分類されていた。
| ホウセンカ | |||||||||||||||||||||
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ホウセンカ | |||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Impatiens balsamina L. | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| ホウセンカ(鳳仙花) | |||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||
| Rose balsam |
特徴
栽培
日本ではこぼれ種でもよく生えるほどの丈夫な植物で、よほど日当たりや水はけが悪くない限りは問題なく育つ。注意が必要な病虫害はうどんこ病、セスジスズメの幼虫など。発芽温度は15~20℃で、東京付近では4月下旬から5月に播種する。移植を嫌うため、直まきかポットに種を蒔き良い芽を残して育苗するとよい。
果実は蒴果(さくか)で、熟すと果皮の内外の細胞の膨圧の差によって弾性の力を蓄積し、弾けて種を遠くに飛ばす。自然に弾ける寸前となった果実は指で触るなどの些細な刺激でも容易に弾ける。属名 Impatiens(ラテン語で「我慢できない」の意)もこのことによる。
受粉について
ホウセンカやツリフネソウのようなすぼんだ横向きの形の花はマルハナバチなどの小型のハナバチによる受粉に適応した形態であるが、アフリカホウセンカのように上に向けて大きく開いた花はチョウによる受粉に適応している可能性が高い。日本ではよくイチモンジセセリが訪花して距に深く口吻を挿しこみ、雄しべや雌しべに額を押し付けることで受粉に寄与している。
文化と伝承
ギリシャ神話に次のような逸話がある。昔、オリュンポスの宮殿である女神が盗みの疑いをかけられた。実際、女神は盗みを働いておらず、意地の悪い神のいたずらが原因だった。女神の疑いは晴れたが、潔癖な女神にとっては疑われること自体が侮辱であった。女神は自ら求めて鳳仙花の花になったという。鳳仙花は実が熟するとそっと触れただけで種が散る。それは鳳仙花になった女神が、「私は何も盗んではいません。」と無実を訴え、果実を開いて見せるようになったという[2]。
赤いものは昔から女の子が爪を染めるのに使ったため、ツマクレナイ、ツマベニ(爪紅)の名がある。爪にホウセンカの汁を塗り、初雪が降るまで色が残っていたら恋が実ると言う伝承もある。沖縄では「てぃんさぐ」と呼ばれ、「てぃんさぐぬ花」は広く知られた民謡である。その歌詞にもこの花で爪を染める話が扱われている。
触れるとはじける果実は非常に目を引く特徴である。歌謡曲にもあるが、いずれも種を飛ばすことに絡めてある。現代医学的には誤りであるが、ホウセンカの種をそのまま飲めば、のどにつまった魚の骨が取れるという伝承が長野県秋山郷にあった[3]。
主な歌謡曲
小説
- 鳳仙花:中上健次
漫画
- ほうせんか・ぱん:大島弓子